ささやま冒険教育

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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.64 地域の未来は明るい(6月19日)

篠山市小学校教育研究会の生活・総合的な学習研究部会の研修会を担当した。皆さん意欲的で若手も多く、こんな先生方に育てられる子どもたちの未来は明るいという気持ちを強くした。郷土に元気な人材が育てば地域の未来も明るい。篠山市もご多分に漏れず少子化や高齢化が進み、人口も小中学生の数も減っている。人が少なくなることの悩みや問題点は多いが、考えてみれば、人口急増期にも校舎や教室の不足などやはり課題や問題点はあった。ここはいつものドクター流で、どうしようもないことは受け入れ、その事態(環境)の中でできることを精一杯やるしかないと思い至った。もちろん精一杯と言っても眉間にしわ寄せ苦しい顔でがんばるというのはではない。やる流れ(羽目)になったことを、その中に楽しみを見つけながら、上機嫌でやるのだ。上機嫌は自分も周りも元気にし、良いアイディアや良い流れも呼び込んでくれる。というわけで、地域の小学校の先生方の研修を頼まれ、自分も楽しみながら、これまでの経験から教育(人の成長を支援すること)にとって大切だと思うことを伝えさせてもらった(精一杯といっても無理しない範囲ですけど)。その結果、自分も楽しかったし、参加された先生方も楽しかったといって帰られた、その上地域の未来は明るいという思いも持つことができた。これ以上の幸せはない。

☆篠山市小学校の先生方と接して、この先生方なら地域の未来は明るいと思わされた研修会。若い先生方の中に同級生(同時期同地区の校長仲間)の娘さんもいて、さらに明るさは増した。

 

☆写真にするとドクターの冒険ネタ(活動)はいつも同じように思われるかもしれないが(今回も鉄板ネタのStand up)、他にもやった新規ネタでは自分もいっぱいいっぱいで写真を撮ってる余裕がないだけです。本当にネタが多い指導者ならこんな言い訳はしないかもしれませんが。

 

 

Dr.63 違うアプローチ(6月18日)

毎週土曜日に冒険指導(講座名コミュのケーションラボ)をしている私立中学校の学年団の先生方とミーティングを行った。先生方からは最近の学校での子供たちの様子やこの講座への期待が語られた。ドクターは「単発の講座はよくあるが、このような長期にわたって継続指導する形態ははじめてなので、学校と連携して実りのあるものにしたい」という珍しく真面目な話をさせていただいた。その話し合いの中で、学校と冒険教育とは子供たちへのアプローチは逆だが、目指すところは同じだということが確認できた。例えば、学校では「授業中はきちんと先生の話を聞いて指示に従いなさい。遊んではいけません(ふざけてはいけません)」だが、冒険教育(ドクターの場合)では「さあ遊ぼう。自分たちでルールを決めてみんなで遊べるとはすごいね。私も仲間に入れて。いちいちドクターに聞かず(指示を待たず)、自分たちで解決しよう」となる。でもどちらも最終的な目標は、子ども達の成長(活き活きと未来を切り開く力を持った人間の育成)ということだ。この未来を拓く力に、学校で学ぶ知識や規律、冒険で学ぶ主体性や協調性があるということだ。よい話し合いができた。

☆話し合いが終わって高台にある部屋から外に出ると、きれいな夜景と月星が迎えてくれた。話し合いも良かったが、この景色も良かった。

 

☆日曜日に行ったある女子大のオープンキャンパス。大学も奇麗だったが、学生も素敵だった。ここでも、また別の場所でもだが、教え子に会えた。それがまた良かった。もちろん良くないこともいくつかはあるが、それが人生だからいちいち落ち込まなくていい。

 

 

 

Dr62 島(漁師)気質 (6月15日)

一泊二日で淡路島へ行ってきた。夕食をつぶれ掛けそうな食堂で取って、70後半のお母さん(店を一人で20代からやってこられたそうな)とおしゃべりをしながら飲んだ。やたら会話に「~だぁ」の淡路弁が入るが、「漁師など海の仕事をしている人は思い切った性格で、気前もいい。その点百姓は、コツコツ働き始末家が多い」ということで意見が一致し、大いに盛り上がった。我が家も妻が淡路の海育ちで思い切ったこと(旅行や金遣い等)が出来、百姓家のドクターは「始末 始末 もったいない もったない」でねちねち生きている。この意見通りだ。生まれ育った環境の影響がいかに大きいか。自分にない性格にはあこがれるが、どこに生まれるかということは自分で決められることではないので、他人をうらやんでも仕方がないとこの年齢になると分かる。自分の性格には変えられる部分と変えにくい部分がある。要は自分の性格・気質をよく知り、それとうまく付き合うやり方を見つけるのが良い。違うタイプの人と結婚したり付き合うのも良い。そんなことを思いながら島(漁師)気質でないドクターは酒代を値切った。

☆淡路大橋を渡ると淡路入り口シンボルの大観覧車が迎えてくれる。

 

☆自撮りで失敗した写真もボツにせず使おうとするせこさに気質が出ている。

 

☆淡路島にも百姓はいるがタマネギ御殿の農家は漁師気質に近いか。でも洲本のお城は小さくてせこいような気もする。

 

☆始末家ドクターの思い切った贅沢シラス丼昼食。この辺りが百姓気質の限界だ。

 

Dr.61 講師の学び(6月14日)

生涯学習や青少年野外活動を行っているNPO法人を立ち上げた知人から講師を頼まれ打ち合わせに行った。彼自身いろんな講座を主宰し人気の講師でもある。その彼が言うには「講師はいろんな人と話して、いろいろものを吸収してそれを講演で話す」ものらしい。講師自身が学び続けないと、講演で話す内容に深まりがないということだろう。私など底の浅い人間からも学ぼうという姿勢に感銘を受けた。こういう真摯な生き方をしている誠実な人の話が心を打つのだ。ドクターの講演に再依頼がない理由が分かった。同じような中身を思い付きで話していたのでは、深みも何もなく、もう一度聴きたいとは思わないのは当然だ。これからは自分もいろんな人やいろんな経験から学び続けようと一瞬決意し帰宅すると、巣作りをするツバメと目が合った。まずはこのツバメ達から学ぼうと観察を続けて「夫婦(多分つがいだが、たまには違うとおもしろいなー観察から学んだこと)仲良く巣作りをすることの大切さ(表面的には仲良く見えるが、ツバメの心のうちは違うかもしれない)」「朝よく働き、昼間はそれほどでもない(無理をしないで働く)」「去年の巣をちょっと手直しして、さも自分がはじめから作ったもののように振る舞う(他人のふんどしで相撲を取る)」等を学んだが、学び自体が自分の嫌らしさを表していてとても人様に話せるものではない。講師の学びは難しく、人気講師への道は遠い。

☆ドクター宅2階の軒下のツバメの巣とそれを作ったツバメ達。ここから講師の学びが始まる。

 

☆光のコントラストが美しい近所の風景。ここからも学べるか。

Dr.60 ピークはいつ (6月13日)

冒険指導の最後にその日のピークが来て、達成感で気持ちよく終われるのが理想だが、思い通り行かないのは人生と同じだ。冒険指導だけ思い通り行くはずがない。どの活動(エレメント・アクティビティ)でピークになるのかはグループやこちらの状況によって異なり、いつもうまく終わりにピークの活動を持ってこよう計画するが難しい。今回も雨で午前中は青少年宿泊棟実施という悪条件だったが、「靴の斜塔」(靴or足を重ねて、ある一定の高さまで積み上げるというアクティビティ:今回は見学に来られた校長先生の頭を超すというのが課題だ)では、宿泊棟ならではの階段を使ってうまく解決していた。早い段階で小ピークが来た。そのあとに人から勧められてやっている「だるまさんが転んだ」(鬼が目を閉じて数えている間に、人形を最初の場所から目標の場所へ移動する。途中鬼に誰がその人形を持っているか当てられてはいけない活動)が受けて、自分たちで交代で鬼をして盛り上がり、その後の休憩でも物や帽子やフリースボールなどを使った遊びを自分たちで考えて大盛り上がりだった。この時点で一つのピークが来た。こんなにピークがよく来るグループなら、午後に戸外でエレメントが使えれば指導は楽勝だと思ったのが油断の始まりで、その後なかなかピークが来ずあせったが、最後は強引にウォール(全員で4mの壁を超えるという活動)でピークにもっていった。人生でもピークがいつくるか、そもそも自分の人生のピークなど最後(死ぬ)まで分からない。人生を振り返ってのピークは最後にならないと分からないかもしれないが、毎日・毎時間をピークにするつもりで生きていきたい。それといつでもある程度のピークを引き出せる、冒険教育のウォールのような強力な武器が人生にも欲しい。

☆人生でもグループ指導でも最初から飛ばしてピークが来るのがドクター流。その後停滞するのもいつものことだから気にしない。勝負は最後にもう一度ピークを呼び寄せられるかどうかだ。

 

 

 

☆いつもある程度のピークは引き出させる強力なパワーを持ったエレメント「ウォール」。人生にもこのウォールのような、いつでもピークに持ち込める強力な武器が欲しいと思うが、多分それは自分で見つけるられなければいけないのだろう。

 

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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