ささやま冒険教育

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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.182 ウオンツとニーズ(10月31日)

生涯学習NPO等が運営する三田アウトドアビレッジTEMILのオープン記念セレモニーに参加した。1講座を担当したり、パネルディスカッションのパネラーの一人でもあったが、多くの時間は参加者の一人として講演や出会いや食事を楽しませてもらった。多くの自然活動団体やよくわからない団体や個人、アクの強いおっさん(ドクター含む)らが参加していた。若者も多く、多くの若者と話したが(ドクターはおっさんよりも若者と話すのを好む。若者の男性よりも女性と話すのを好む)、彼らの意欲(大学生たちを組織して小学生の学びをサポートするとか地域課題を解決するとか、淡路の高校生を繋ぎたいとか・・)に感心し応援したいと思った。『自然体験と地域の未来』という講演の中で講師の方が「ウオンツ(自分のやりたいこと)よりも(地域の)ニーズ(地域が必要としていること)を大事にして活動してほしい」というようなことを話され、ほとんどウオンツ(自分がしたいから、やってて面白いから冒険教育をやる)だけで行動していたドクターとしては衝撃を受けた。今後はもっと地域のニーズを意識しなければならないと振り返ったり感想に書いたりした。まんざら嘘ではないが、本音としては「ウオンツでもいいやろ」「ウオンツが大事やろ」と思っている。何度か言うように、人はその人が生き生き(楽しそうに)活動しているのに感化を受けて「自分もそうなりたい」「自分もあんなことがやりたい」とあこがれる。そのあこがれこそが最も人を動かす(成長させる)と思っている。地域の課題解決という崇高な目的のためであっても、義務感に駆られた眉間にしわを寄せての活動では人は付いてこない。意欲溢れる若者たちには、自分も楽しみながら、それが地域のためににもなっているという活動を目指してほしい。ドクターとしては自分も楽しみながら参加者に感化を与えたい。感化者が育って地域を支えてくれるだろうと勝手に楽観しているお気楽なドクターでした。

☆一泊二日を過ごした部屋の快適さや食事の美味しさ、スタッフの心配りに感激するドクターといろいろおこなわれたオープンセミナー。

 

☆いろんなセッションが行われた中ドクターが行ったいつものティッシュ吹き講座。

 

Dr.181 はっけよい(10月30日)

村の神社の秋祭りがあり、子ども奉納相撲の行司役で参加した。小学生男子のちびっこ相撲は祭りのハイライトでもあり、ドクター達もやってきた伝統行事だ。もう何十年も続いているが今年の奉納相撲参加男子は1年生3人、5年生1人、6年生1人の5人だ。来年は6年生が引退するので存続の危機だ。今年も東西に分かれると東二人に西三人で東同士、西同士、6年対1年、5年対1年の取り組みもやって何とか成立した。しかし取り組みはどれも力が入った見ごたえのあるもので中には負けて悔し泣きする子まで出るほど熱いものだった。特に6年生体5年生の千秋楽の一番は大変な熱戦、大一番だった。対戦中ずっと行司役のドクターは「はっけよい のこったっー のこったー」と叫び続けた。この「はっけよい のこったー」の詳しい意味は省くが(知らないだけだが)、これを連呼していると何だか元気が湧いてくる。人生の応援歌にも聞こえた。何事にも人生の生きるヒントをつかみ取りたがるドクターとしては、負けて泣くちびっこ力士にも「人生に勝ち負けは付き物。大事なことは負けを次に生かすことだよ」と呼びかけた。泣いてる1年生には通じなかったようでその子は泣き続けていたが、いつかこの日のことを懐かしく思い出すことがあるだろう。その時にはこの経験を是非生かした人生を送っていてほしい。

☆秋晴れの中行われた村の神社の秋祭り。

 

☆盛り上がるお餅撒きと奉納相撲ちびっこ力士と人生訓好き行司ドクター。

 

Dr.180 ダブル行事(10月29日)

「来る者は拒まず」でいろんな役を引き受けていると、行事が重なることがある。最初から分かっているダブルブッキングはしないように心掛けているが、役を引き受けた後から判明した日程で行事が重なることがある。先日も村の祭り準備とPTA駐車場係、市長選後援会役員会とNHK大河ドラマ推進のための地元学習会が重なった。行事が重なる場合は基本的には先約優先でやっているが、その組織の「長」をやっている場合や代役が効きにくい場合はそちらを優先することになる。「長」が欠席だと格好付かないと考えたり、自分でないと代役が効かないと思ったりしているのはドクターの勝手な思い込みで、実際には「長」がいなくても誰も気にしてなかったり、自分がいなくても何とかなるのかもしれない。「自分がいなければみんなが困る」という思いは自尊感情と結びつくが、それが強すぎると自分がしんどくなるし、そんなしんどい思いを引きずったドクターが大変な顔をして参加しても、周りもしんどくするかもしれない。ここはやはりお気楽に、「この間は参加できずにごめんなさ~い」みたいな感じで適当に出たり出なかったりしながら笑顔を第一にやっていきたい。

☆ある夜の地元学習会にちょこっと顔を出した後、市長選後援会会議に参加した。こんな二股は昔から得意とするところだった。困った奴だ。「すんませ~ん」みたいな感じで行けるかな。

Dr.179 殻を破る(10月28日)

娘の中学校の文化祭に参加した。朝の駐車場誘導係から午後三時過ぎの閉会式まで、途中抜けはあるもの文化祭を堪能させていただいた。合唱コンクールあり演劇あり展示ありの空間にいると、現職時生徒達とふざけあった高校文化祭が思い出されてならなかった。オープニングの練習風景ビデオを見ていると、中学生たちに「殻を破れ」と指導されている先生がおられることが分かった。これもまたドクターが現役時代「リミッター外せ」と生徒たちに呼びかけていたことを思い出させた。その先生もドクターも生徒たちが自分の限界を早くに決めつけてしまっていることを危惧して、これらの言葉が出たのだろう。まだまだ若い子どもたちには何事にも果敢に挑戦してほしい。どんどん挑戦しているうちに、挑戦慣れして思いもしなかった能力が自分に備わっていることが(あるいは備わってきたことが)分かってくる。ただし、若者は殻を破ったりリミッターを外したりして自分の可能性を試していけばいいが、おっさん特に定年後のおっさんはそんなに無理しない方が良い。お気楽な毎日に無理は似合わない。

☆娘の中学校の文化祭。愛用カメラは修繕中のため妻のを借りたが撮り方もアップの仕方もぎこちなく殻を破っていない。でも、中学校でも幕係のような目立たない役をしっかりやっている生徒がいて彼らにはスポットをあてたいと思った。彼らの存在に目が行くとはさすがだ。中学生にこのおっさんのような自画自賛力があれば壁は破れる。

 

 

Dr.178 比べない(10月27日)

死ぬときに後悔しない生き方の本を読んでいると、①比べない、②まじめすぎない、③人生の意味を求めすぎない、・・が書かれていて、普段ドクターが他人には言っているけど自分は出来ていないことと重なる。中でも今回は比べないことをとり上げたい。何か理由があるのだとは思うが、人間という生き物は普通にしてると他人と比べてしまう傾向がある。この間も退職校長が私立学校の校長に就いた場合は1000万円を超える年収もあるという話を聞いて、自分の今の収入の少なさに愕然とした。でも比べなければ何とか生活できているし、自由もあり、それはそれなりに恵まれている点も多いのだ。1000万円越えの私立校長にしても、給料面では恵まれてるかもしれないが苦労も多いはずだ。一部だけをとりあげ、比べて落ち込んだり落ち着かない生活をするのはばかげている。第一比べたからと言って、その人になれるわけではなし、自分は自分の人生を生きるしかできない。比べた方が張り合いが出て元気が出るという人はそれでもいいかもしれないが、多くの場合比べることは害の方が多い。自分が比べべないだけでなく、周りの人を評価する場合もそれを聞いた人が比較されて落ち込むことも考えて言動には注意したい。

☆先日の市人権教育保幼部会研修会の様子。他の講師の方が面白かったとか、ドクターブログよりも他の人のブログの方が面白いなどと比べないでね。

 

 

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