Dr.2116 無事(11月12日)
「無事」という言葉は平穏に問題なくという意味だと思うが、本当に何もないという意味で、人がこの世に生まれてきた状態を指し、だから「もっと何かが欲しい」「もっと何かを守らなければならない」という欲ある考えに警鐘を鳴らす意味で使うと学んだ。
もともと生まれてきた時は何もなく裸一貫の状態と考えれば、何かにしがみつかなくても、何もない状態に戻るだけだから、いろんなものを無くすのに必要以上に畏れなくても良い。
いろんな悩みも、何かを守ろうとする何かを維持しようというところから起こるもので、それにとらわれなければ、も少し楽に生きられるという考えも一定は理解できる。
なかなか、「何もない状態でよし」という域には達せられないが、何も持たずに生まれて来たのも事実なので、過剰にしがみつかなければ、より楽には生きられると思う。
これから起こるいろんなことを受け入れ、維持や持つことに汲々とせず、生きてる間はお気楽に陽気に生きて行きたい。ただこの生き方も出来れば、ということで、こだわり過ぎるのも良くない。結局、日々を流れとご縁に任せ、やる流れになったことを自然体で自分が良いと思うやり方でやっていくといういつもの生き方、考え方に戻って行くのですが。
☆ウチの庭から見えるちょっと色づいた山。ウチの家も元は野原でした。あんまり何事にも拘り過ぎずに、たんたん(丹後)とまいりましょう。
Dr.2115 難あり有難し(11月11日)
日常生活に何の心配もなければ、嬉しいように思われるが、金銭的にも、人間関係的にも、仕事やご近所との付き合いなどでも何の心配もないという人はいない。何の刺激も悩みもないというのは人に深みを与えずボケさせてしまうようにも言われている。
いろんな気がかり、心配事、合わない人間関係等があるのは厄介なことだが、それらをそのままにしていては心身がもたないので、解決に向けて動き(動かざるを得ず)、ストレスがあっても楽天的で陽気な生き方ができるように、考え方を工夫し生き方を探る。
その努力が人をボケささず、しんどいことがある人の気持ちが分かる深みのある人間にし、自分の心性を向上させて、人にも優しい人間が出来て行くのではないでしょうか。
心配事から全く解放されたい気持ちもわかりますが、人生がそうはいかないとしたら、与えられた試練には前を向いて対応していかざるを得ない。しんどいけれど、その努力や配慮が自分を向上させると思い定め、前を向いて歩んで行きましょう。「にもかかわらず笑顔」の精神を忘れず、自分の向上のために与えられた試練を完璧に克服とは言いませんが、出来る範囲でぼつぼつ希望を失わず自分らしくやって行きましょう。
☆5年前の11月。同じような格好で、同じような写真撮ってますね。5年ぐらいではそんなに成長しないようですけど、何とか元気に過ごせています。このことへの感謝を忘れず、自分に出来ること、しなければならないことをボツボツやって行きます。皆様も、ボツボツ前向きに、試練に何とかご対応を。
Dr.2114 快晴(11月9日)
この頃は快晴が続き、青い空が広がって気持ちが良い日が続いている。昨日は篠山城跡三の丸広場で行われている菊花展を見に行ったが、快晴の青空と相まって菊の花が美しかった。
日々の生活には天候と同じく、雨や嵐、曇りの日もあるが、最近の天気と同じく快晴の日もある(はずだ)。直ぐに最近の人生快晴の日がいつだったか思い出せないが、快晴に対する感度を弱めてはいけない。
曇りや不順な天候には敏感でも、人生の晴れ間を見つける目が曇っている場合がある。曇りだと思っていても、雲の間から光が差し込んでいるかもしれない。その光を見失わないようにしたい。
ただ、人生の天候も、自然の天候と同じく自分の願いや力だけでは如何ともしがたい。いろんな天候の日があるのが人生、その天候に合った生き方、過ごし方を身につけるのも大事。それとともに、かつて一度や二度はきっとあったはずの快晴の日を忘れず、それを思い出して元気を貯めながら、今度やってくる快晴の日を楽しみに、今日の天候に合わせた過ごし方をしていきます。
それにしても、昨日の快晴すばらしかったですね。人生の快晴の日が楽しみです。それが今かもしれない、見逃さないようにしましょう。
☆快晴の青空の下、開かれている菊花展。
Dr.2113 プラス思考の声掛け(11月8日)
職場でインフルエンザの予防接種を受けた。自己負担金は1000円だと思っていたら、受付の辺りに並べて置いてあった領収書は2000円ばかりだった。私が行くと、一人分だけ別のところに置いてあった1000円の領収書を渡してくれた。
要するに、65歳以上は割引があって半額になるが、それが適用されるのはドクターだけ、つまりは65歳以上は自分だけと言うことだ。
接種後、事務所にもどって「自分だけが65歳以上だと改めて分かってショックですわ」と話したら、「それはショックではなく、ラッキーです」と返された。ドクターはマイナス面を見ていたことを反省したが、それ以上に温かい思いやりのある声をかけてもらったことが嬉しかった。
何事にも両面あるので、意識的にプラス面を見て行く、分かっているつもりだったけど、つい忘れることも多い。今後とも意識して、プラスの面を見て行き元気を維持していきたい。それと、やはり人に温かい声をかけることは大事なので、それも忘れず心掛けて行きたい。
大事なことを再確認して、しかも料金も安く、インフル予防にもなった、2倍3倍得した予防接種でした。
☆秋空に色づいた葉がきれいな景色に出会えました。マイナス面はさておき、プラスの面、プラスの面を見て行きたいと思います。
Dr.2112 健康感謝(11月7日)
いろんな人の入院や闘病の話が聞こえてくる。中には年齢がまだ若い人もいる。年齢がいっても元気な人もいるけど、一見元気そうに見ても何か抱えているということは多い。
ドクターの場合も、腰の痛みや血圧の高さ、まだかすかに残る股関節の痛みや進行する老眼などいくつもあるが、何とか日常生活は特段の支障なく送れている。この状態を健康と言うのかどうかは微妙だが、ともかく日常生活が特段の支障なく、特段の服薬なく過ごせていることは有難いことだ。
しかし、見聞きする非健康情報ではないが、いつ何時自分も動けなくなるか分からない。だからと言って、用心してと言われても、何を具体的に用心したらいいのか分からない。重いものを持ち上げる際に、腰をかがめて腰痛をさけるというようなことは分かるが、そもそも突発的な支障は用心を超えたところから起こるのことが多いのではないか。
だとすれば、ひやひやして日々を送るよりは、特段の無茶はしないとしても、平常心で動けることに感謝しながら過ごすことが大事ではないだろうか。
健康以外にも、いろいろな心配事はあるものだが、そこばかり意識をしていても日常生活が送れない。心が暗くなる。ここは、今の状態に感謝しながら、心配事ではなく、やるべきことや出来ることに集中して、できるだけ明るく陽気に行きたいものですね。
☆無心で泳ぐウチの池の魚。日々元気で、見習いたいと思います。