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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.1097 不調(10月30日)

 いつも上機嫌はないけど、時々は良いことがあるから、まああきらめずに行きましょうとよく自他に言っているが、このところどうも調子が悪く、気分が上向かない日が続いている。

 原因はよく分からないが、知人から「丹後さんは素直なだけで、ハイハイと返事だけ」という評判が立っているというメールをもらったからだろうか。

 行政に携わっていると批判も褒め言葉もあるが、落ち込み過ぎないでいきましょうと、この間市の幹部会で言わせてもらったばかりだというのに、自分にかえってくるとは。

 ドクター結構批判に弱いタイプ。他の人から褒め言葉をもらうこともあるし、今回のメールでも「素直」は褒め言葉だ。

 でも、このところの不調を思うと、やっぱりマイナス言葉ばかりが効いてこたえている。想定以上に批判に良いと思える。こんなことで大丈夫かしらんと自分でも不安だが、いろいろ困っておられる人の話を聞くことも多いので、そういうしんどい人の気持ちはよく分かる点ではプラスかも。

 よく分かると言っても状況はそれぞれ違うので、完全にはその人の気持ちは分からない。ドクターの場合、自分でもドクターの心がどれほどタフかを測りかねている感じ。これほど弱いとは想定以上だ。

 ことほど左様に人のことや、自分自身のことでさへも分かりかねるところもあるのだから、無責任なことは言えないが、それでもみんないろいろあって、調子の良いことばかりではないという感じは理解できる。

 この共感をもとに、周囲の困りごとに、ご一緒にボチボチ行きましょうと言いたい。

 ☆今朝も水利のため池チェックのお仕事から。動いていると、落ち込む度合いも減るようです。皆様、動きながらボチボチ行きましょう。

Dr.1096 教え子の成長(10月29日)

 遅い時間にスポーツセンターへ行くと、かつての地元高校の教え子二人がトレーニングを終えて帰るところだった。

 暖房のスイッチが入ってなかったので入れながら「暖房なしでやってたの」というと、「(身体を動かすと)直ぐに暖かくなって暖房何て要らなくなりますよ」という。

 こちらが「身体が温まるほど長くやらないから、暖房はつけるわ。年齢が行くとそんなに長くトレーニングできんようになるんや」というと、「あれっ、先生って年齢を言い訳にする人でしたっけ。そんな言い訳しない所が先生のいいところやと思ってたのに」みたいなことを言う。

 「そ そ そやったな。そんな言い返しが出来るとは、おもえら成長したな」とかなんとか言い返しながらも、ホンマにこやつら成長して逞しくなったなと嬉しく思った。

 筋肉の付き方ではとっくに抜かれたが、地元職場の仕事を通して人との対応力もしっかり身に着けてて来ている。こんなことをいいながらも「お先に失礼します」と帰る彼らは礼儀も心得ている。社会人力でももはや抜かれてるかもしれない。

 教え子の成長で自分が抜かれるのは悪いことではない。教師冥利に尽きる。

 もしかしたら自分がしてやったのは、トレーニングの魅力を伝えることだけだったのかもしれない。あっこれも彼らが勝手に身に着けたものか。

 まあともかく、地元若者が元気に育ってくれているのは嬉しいことだ。

 ☆教え子の成長を嬉しく思いながら、一人トレーニングを終える。

Dr.1095 温かい心(10月28日)

 市内高校の授業を見学した。自分達でテーマを決めて、調べて、研究する「探求」の授業だ。

 2~3・4名の班がテーマを発表していた。そのテーマにした理由と、深めるための問いを班員がボードに書いて発表した。

 一つの班が「丹波篠山市の人は何故暖かいのか」みたいな問いを立てて、その理由を探るのだという。そのテーマにしたのは他市から来ている生徒が、丹波篠山市に来ると人が暖かくて安らぎを感じる、それは何故だろうという問いから決めたのだという。

 この日は問いを発表する所だけ見せてもらったが、今後の展開が楽しみだ。

 と同時に、こうしたテーマが浮かぶほど、丹波篠山の人が暖かいと感じてもらえたのは嬉しい。そうそう、その日は市役所で食事に困っている人に職を提供する活動を始めようという人にも出会った。

 周囲の人は暖かい。時には冷たい人にも出会うが、暖かい人が多い。自分も何か暖かさを周りに提供できないか、これはいつも考えて行きたい。そしてそれも他人のためと言うより、そうすることが自分も楽しいからという発想も忘れないようにしたい。

 上のことも、市役所職員の方から学ばせていただいた。学ぶことは多いし、楽しいし、ためになる。

 ☆生徒達が自分達で決めたテーマを探求していく授業。参加も前向きで結構いい感じの後輩たち。

Dr.1094 いい感じの瞬間(10月27日)

 いろいろ悩んでいる子どもや大人も多い。悩んでいても生きてさえいれば、いつか「いいこと」や「生きてて良かった」と思えることに出会える。だから毎日が辛いことが多くても、時々やってくるそういう良い出来事のために生きてるんじゃないかということを書いたことがあるが、今回はそれにプラスして、「いい感じの予感」というのか「瞬間のよい感じ」もあるということを付け加えたい。

 何せ瞬間のことだから、直ぐに通り過ぎてしまうのが残念だが、今朝も「これこれ」「この感じ懐かしいな」「いいな」という感じが瞬間訪れる時間があった。

 この感覚は嬉しいことだ。でも時間にしたら、感覚としては数秒、もしかしたら0.数秒かもしれないほどで、直ぐに過ぎ去って戻ってこない。

 でもこの感覚は、今後又訪れる、そして次回はもう少し長くという期待につながる。この期待が生きる力になる。

 どんな小さなこと、ささやかなことでも、生きるエネルギーにつながることを見つけて、今日を何とか過ごしましょう。できるだけ周囲の人に笑顔や役立ちを届けながら、そう無理しないで出来るだけでいいすけど。

 ☆「選挙へ行こう」というブログを書こうと撮った写真ですけど、バタバタしてていつになることやら。出来るだけ頑張りますけど、できないことも多々あります・・・

Dr.1093 進退(10月26日)

 このところ有名野球選手をはじめスポーツ選手の去就・進退が話題になっている。ドクターの周りにも進退について考えておられ方が何人かおられる(ドクター含む)。

 人間生まれる時や死ぬ時は自分で決められないので自然や流れに任せるしかないが、現役引退や役職引退、反対に何かの役を引き受ける時や何かの仕事に就くときは自分で決められそうに思うので迷いや葛藤が出てくる。

 後者の場合も自然や流れに任せたらどうだろう。自分の意思はどうでもよいのかという意見もあるだろうが、それも含めて流れだと思っている。

 「どうしても辞めたい、やりたい」という意思が強い場合はそうなるだろうし、「どちらかと言えばこうなんだが、なかなか決めかねている」ような場合は現状維持になる場合が多いとは思うが、周囲の状況や評価によっては一概に言えない。

 進退を決めた後の影響も、プラスマイナスがどの程度あるかも事前には測りがたい。事前にはっきりしていると思うならプラスが多い方に決めたら良いと思うが、そんな事前の予測がひっくり返るような経験は間々ある。

 何事においてもプラスマイナスの両面がある。「二つ良いことはないし」「二つ悪いこともない」。ただ渦中にいると冷静さを失い、マイナスの陰に隠れているプラス、プラスの中に混じっているマイナスを見落としがちになる。

 外から他人事として見ると両方が見えてくる。その冷静な視点で見るとやっぱり物事にはプラスマイナス両面がある。これを忘れないように、当事者になっても、進退の結果にこだわり過ぎず、自分の人生をこれまで運んでくれた運や流れを信頼して、端然と時を紡いでいこう。

 これいつものように、こういうことを書くきっかけになった事象はあるけど、自分にも向かって言ってます。皆さん、ボチボチ行きましょう。

 ☆部屋の窓から見た隣の家の屋根にとまる小鳥。彼らのように自然体で・・・。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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