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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.737 低記憶力の弊害(7月31日)

児童数500人を超える小学校や顔見知りの不動産屋さんや顔見知りの保健師さんらを尋ねて、コロナの影響やmy助産師制度の動向やドクター丹後の血圧などについて聞いて回っている。そんな中、大規模小学校の教頭を勤めるNさんにお会いしたが、「お久しぶりです」と挨拶されて「前にお会いしましたか」と答えてしまった。その答えを聞いた時のN教頭先生のがっかりした顔が忘れられない。聞いてみるとNさんとドクターは数年前にお会いし、そのことを絶こうちょうブログにも書いたという。そんな人を思い出せなかった自分にがっかりするとともに、思い出してもらえなかった相手のショックを考えて、記憶力の低下は自分だけでなく関係の人にも害を与えることを痛感した。最近の記憶力の低下は自覚する所だが、記憶力低下を嘆いたり心配してばかりいても「生きる意欲の意低下」という二次被害をもたらすと考え、意識的に記憶力低下の良い面を強調しようとしていた。曰く、①物忘れが多くなったら嫌なことも忘れるので都合が良い、②仕方のないことは仕方がないのだから気にしない、③多くの人が加齢とともに物忘れが多くなるので自分だけでない、④人生何とかなる、⑤最終的に何もかも忘れたら自分自身は困ることも忘れる等どれも説得力を欠くが、記憶力低下続く状況はどうしようもないので前向きに考えようと努めてきた。自分の事ならそれでもいいかもしれないが、周りの人に与える弊害については忘れていた。だからといってどうしようもない。ここは一つ周囲の人のお情けにすがるしかないか。どうか皆様、今後とも何かとご迷惑やショックをお与えするかもしれませんが、誰もが通る道と寛大な心で温かく接してくださいますようお願い申し上げます。厚かましさだけは忘れていないようだ。

 ☆老化物忘れが周囲に与える弊害について考えさせられた大規模小学校訪問。最近の訪問ではコロナや暑さが子どもたちに与える影響調査という目的を忘れ、それ以外の気付きを得ることが多い。これは物忘れの特典か弊害か。

Dr.736 先手を打つ(7月30日)

全校生が28名ほどの小さな小学校を訪問させていただいた。新型コロナウイルス下で授業や子どもたちの学校生活はどのように変わったのか、何か困っておらっれることはないのかを探るための訪問だった。特に本来なら夏休みに入っている期間も授業を続けるこの夏の熱さ対策はどのようにされているのかが見ておきたかった。このところの長雨で湿気はすごいが暑さ自体はまだ本番前の感じだったので、暑さ対策よりもこの地域で先人が打って来られた過疎化対策、地域活性化策が印象に残った。ご多分に漏れずこの地域も過疎化が進むが、早くから市営住宅などの設置を行い積極的に子育て世代を誘致したことで、まだこどもの数が一定数確保できており、複式学級ではあるあが小学校が存続している。地域と学校が一緒になった活動も多く、地域全体で小学校を中心にまちづくりをされている感じだ。昔に地域の人達が訪問者をもてなしたことからはじまるある財団の支援もあって、新しい施設や活動もやられている。将来を見越して今できる手を打っておくことの大切さと、それとは別に人に暖かく接するという平素からの態度が巡って地域に恩恵をもたらすことにもなったという日頃の人間としての在り方の大切さを学ばせていただいた。これから議員として市政に提案する時、その一手が未来の市民にどう響くかを考えた策を提案していきたい。ドクター個人の生き方としては行き当たりばったり流れとご縁任せだが、議員として今回訪問させていただいた地域のような将来に向けた先手を考えなくては。

 ☆草との戦いが続くドクター黒豆畑。先手を打ってまだ小さいうちに抜いているつもりだが、草の方に先手を打たれて手で抜いていたのでは追いつけないような状態に追い詰められている。

Dr.735 いろんな生き方(7月29日)

前から気になっていた「遊び村 冒険広場 ささやま」へ行ってきた。休園日ではあったが、そこを設置運営しておられるIさんにお出会いし中を見せていただいた。原野を開拓するところから手づくりでいろんな遊具をつくられ、手作り感満載の遊び場だ。子ども達だけでなく引きこもりの人達もやってくるという。遊び場の様子は子ども達がいなかったのでよくわからなかったが、入場料もとらずボランティアで運営されているIさんの生き方に衝撃を受けた。もう何年もお金を稼いだことがなく、人のために活動しているといろんな人が助けてくれるとおっしゃる。一般的な生き方としては、何らかの職について稼いで自分や家族が生活していくとともに、趣味や好きなことにお金と時間を使う。そのお金を稼ぐためにまた働く、というような生き方が多い。世の中にはいろんな人がいる。稼がないで人のために役立つことをする、するといろんなご縁で道が開け生活は成り立っていくとおっしゃるIさんの生き方、すごいとは思うがなかなか真似はできない。今の自分の生き方を振り返ってみると、定年後も小遣いをはじめお金はいるので何らかの仕事には就いている。5月からは議員もやらせてもらっているので、人のためや地域のためにも活動しているがこれは給料が出ているのでボランティアではない。しかしそれ以前からまち協の活動や頼まれた冒険指導はボランティア的にやらせていただいていた。自分の意識の中では人のための活動は自分の出来る範囲でやれることをする、それが有料であるかどうかはあまり意識していない。農業もやっていて、これも儲けたいとは思っているが、昔からやっているのと自分の健康のためというのもあって、実際には赤字だ。結局自分の生き方は、Iさんのような完全ボランティアでもないが、自分の稼ぎだけを考えているだけでない中途半端な生き方だが、結局多くの人はこんな感じか。

 ☆自分の生き方を考えさせられた「遊び村 冒険広場ささやま」訪問。ありがとうございました。

Dr.734 今日もぼちぼち(7月28日)

用事の合間を縫って農作業をしたというのか、農作業の合間を縫って用事をした。用事も農作業もその日に絶対しなければならないものではないが、生きてる限り何かしなければならないなら、その日に今の自分ができる良さそうなモノをするのが良い。その「良さそう」の中身が大事だが、これは自分で決められるのでいろいろやりながら充実感や絶こうちょう感のあるものを見つけていけば良い。人生はその取捨選択の修行ともいえるが、あんまり大層に考え過ぎないのがよい。時には良さそうと思ってやってもあまりよくない場合や、最初から選択肢がない場合もある。いろんな体験をしながら、少しはましな一日の過ごし方が見つけられればいいが、これがなかなか簡単ではない。ドクターの場合この齢になってもあまり進歩した気がしないが、そうはいってもやめるわけにはいかないし、やめたくもないので、まあ今日もぼちぼち修行と思うてやっていきましょう。

 ☆用事の合間を縫って小雨の中の農作業(黒豆の線張り)。こんな感じで人生進んでいくのでしょうか。寂しいようなありがたいような。

Dr.733 最近笑ったのいつですか(7月27日)

ラジオで「あなたが最近笑ったのはいつですか」というテーマで投稿を募集していた。コロナ禍で出かけることが少なくなり、大勢で楽しむことがしにくい現在の状況を踏まえてのことだと思われる。これを機にドクター自身も、自分が最近笑ったのはいつだろうと考えて見て愕然とした。そりゃいつも表面上ニコニコはしているし、それなりに楽しいこと(一杯飲む、菓子パンを食べながらコーヒーを飲む等)はあるが、心の底から笑ったのは思い出せないのだ。ここまで考えてさらに愕然とした。「それなりに楽しいこと」が、一杯と菓子パンしか思いつかない。いつから自分の人生はこんなに楽しみや笑い、心弾むことから疎遠になったのだろう。絶こうちょう(校長)時代には確かに子ども達と笑いあえていたように思うし、子ども達や保護者から「先生がいるからこの学校を選びました」と言われるのは嬉しく心弾む生きがいだったのは間違いない。冒険教育指導での参加者の皆さんとの触れ合いも楽しく充実したものだったが、今は指導依頼がない状態が続いている。「最近笑ったのはいつですか」の問いから、最近の自分の心弾むことがない日常や生きがい・生き方の問題へと発展してきた。SNS上ではどこどこへ行っただの、何々をしただのという景気の良い話が横行し、ニュースなどでは景気の良い話しと極端な悲しい話が溢れている。普通の市民の、特にこれといった楽しみや生きがいのない人が、どう毎日を生きて行くかの話はどこにも出てこない。そうだった、ドクターの生きがいは「普通の人、特に定年後にこれといって打ち込むものがない人が日々を上機嫌に生きて行く」道を探し求め、悩める人に提供することだった。これができれば本物の笑顔がでてくるはずだ。最近の高じた物忘れで生きがいまで忘れるところだった。この物忘れで悩みまで忘れられればいいのだが、そうは上手くは行かない。

 ☆田んぼの中に咲くハスの花。珍しい写真を仲間のグループラインへ投稿するのも「それなりに楽しい」ことだった。特に笑うことなくても何とかやっているが、さらに充実した日々を送る方法を探求したい。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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