Dr.55 幸せ太り
一般的に結婚や交際など幸せな状態になった人が太ることを「幸せ太り」と言う。もちろんドクターは最近結婚したわけでも交際を始めたわけでもないが、太り始めた。現役時代よりも2㎏ほど増えている。現役時代は1日3~4個食べていた菓子パンが2~3個に減っているのにもかかわらずこのざまだ。体重が増えてきた理由は菓子パン以外のおかずを食べる量が増えてきたのと運動不足を除けば、ストレスがなくなったことが大きい。SAP(ささやま冒険教育)指導や百姓(ドクタートラクター)などはしているが、どれも好きなことなのでストレスとは無縁で、楽しく上機嫌でやっている。これは結婚とは別種の「幸せ太り」だ。この間指導した小学生も可愛く、初めバラバラだった班が活動の終わりの方には良い感じのグループになった。「ドクター ドクター 偽医者」などと言って話しかけてくる子供も多く、ドクターも子ども達に「君は良いリーダーシップを持っているね」「君はムードメーカーだ」「君はよくこの短い間にそのことに気が付いたね」「君は元気があるし冒険指導者向きだ(なったからと言ってどうということはないが、ご機嫌には暮らせる)」「君たちはすばらしい」などと話しかけ、最初「自分が自分が」と言っていた集団を、「人のために、チームのために」と言えるチームに替えた指導力は流石だなと自画自賛した。やっぱりドクターは「お幸せ者」だ。これでは太るはずか。
☆可愛い小学生たちとお気に入りの冒険活動、しかも思い通りの成果が出て(いつも通り自分に甘い判定ですけど)、大満足のドクター。これでは幸せ太りするはずだ。でも「不幸せ痩せ」よりはずっと良いか。かくしてドクターは太り続ける。
Dr.54 明日 明日 また明日
楽しみにしていること(晩御飯に好きなおかずで一杯やること等)を延期される状態が続いている。延期される理由(妻が忙しい、妻の機嫌が悪い、妻がやる気にならない等)は分かるが、こう延期される(その度に「明日」「明日ね」「また明日」を聞かされる)と、平常心でいるのが難しい。かと言って文句を言ったり、自分でやったり(ドクターの得意料理はカレーとパスタに限定される)するのは主義に反する(ドクターは平和主義である。「根性なし」とも「優柔不断・はっきりしない人」とも言えるが)。そこで、「今日願いが叶わなくて」も「明日願いが叶うかもしれない」という期待感は悪くないと(無理にでも)思うようにしている。願いが叶ってしまえばこの期待感はなくなる。願いが叶うと一時的な満足感は得られるかもしれないがそれで終わりだ。そのつかの間の欲求充足よりも、期待感をもって一日ワクワクしながら過ごす方が生き方としては高尚なのではないか。1日の最後の方に楽しみが待っていると思うと元気が出る。かくして「明日 明日 また明日」の壁を(見方を変えることによって)乗り越えようとしているが、いつまでもつだろうか。
☆ジョージ写真集(冒険のマスコットチキンにいろんなポーズをさせる試み)第2弾 「水飲みジョージ」と「おっさんとジョージ」
☆この女子生徒たちはジョージ写真集を楽しみに(明日のジョージをどうしようという期待感)、わざわ「おっさん柄靴下」を履いてきてくれたという。「おっさんに挟まれたジョージ」も撮ろうよと、寝っ転がったドクターだが、これでは女子中学生を下からのぞき込む変態おっさんにしか見えない。
Dr.53 還暦少年
妻がファンのスターダスト〇ビューが『還暦少年』というアルバムを出したらしい。ドクターの還暦は6月1日に終わってしまったが(現在61歳です)、還暦過ぎても中身の幼稚さは変わらない。見かけは立派なおっさんだが、考えが未熟で落ち着きがないとこは10代の頃と同じだ。未熟なところはあっても可能精一杯の少年という言葉に惹かれる。今日今がホントに10代の息子を英検を受けるというので駅まで送ったが、彼は数日前から今日の受験に向けてナーバスになり、今朝も緊張からかお腹が痛いと言っていた。「Do your best. それしかないし、それで良い(だからベストを尽くし後は結果は気にしなくても良いし、なるようにしかならないからね)」と言って送り出したが、自分もここまで(この年齢で、このように考えるようになれるまで)来るには随分緊張体験を踏んできたなと、側にいるだけで緊張が伝わる息子を見て思い出した。それに比べて還暦少年は図太く生きやすい。見かけや体力の老化はいかんともしがたいが、少年のような純な部分を残しながらも「何とかなる」で生きていけるお気楽さとタフさを併せ持つ「還暦少年」、このネーミング&心の在り方、気に入りました。
☆還暦少年ドクターが指導するK中学校のコミュニケーションラボ講座。
☆思い付きでやった「人間知恵の輪」風アクティビティが思いのほか上手く行ってドヤ顔のドクター。還暦少年は適当にやってうまく行ったことをすぐ自信に変える。他のメンバーから顔が良く似ているのでドクターの息子ではないかと言われた生徒と。彼も実の息子も「還暦少年」の良い部分だけ学んでほしい。
Dr.52 日本遺産・創造都市会議
篠山市は文化庁の日本遺産都市やユネスコの創造都市に指定されている。それを活用して市を元気にしようという委員会が開かれて参加した。遠慮を知らないドクターは市が誇る有識者や各団体の会長がおられる中、ここでも大河ドラマ委員会と同じく委員長になり議長の役割をした。自分は無知だが、参加委員がすごいのでここもまた活発な議論の場となった。曰く「最近はインターネット等で情報が瞬時に発信されるので、漫然とした広報では人は来ない」「日本遺産を活かすと言っても、これを機会に何がしたいのかを考えなければならない」「これを機会に子どもたちに郷土に誇りを持てるようにしていきたい」「観光で単に人が来てくれればいいのか、住民の活動が盛り上がりその結果として観光客が来るのがいいのか間違わないようにしなければならない」「市の所管部署がいろいろあって同じような会議が続いている。連携を上手くできないか」など多彩で深い議論が続いた。議長ドクターはその役割を忘れて自分自身が面白くなり、どんどん自分が質問しているうちに会議は終わった。自分は大したことないのに、周りの人に助けられていい仕事ができる、現役時代や今の冒険教育と同じだ。相変わらずお調子者の幸せ者です。
☆大事な会議の大切な委員のお一人に、ブログのためなんですけどと写真撮影をお願いした。場の重要性を理解せず傍若無人な振る舞い、これも現役時代と一緒です。