Dr.1434 お調子もん(11月16日)
市長の学校訪問に付いて行って又やってしまった。「みなさんの若い力でまちづくりをがんばろう」「おー」というエールはいつものことだが、それだけでは寂しいだろうと場所が畳の武道場だったので、「むかしやった技を見せます」と言って、柔道飛込前転と剣道の打ち込み足、空手突きのグダグダ技をやった。
人に喜んでもらう何かをやりたいという、お調子者(おちょうしもん)気質はこの齢になっても変わらない。身体の方が付いて行かず、切れのある技ではなくなっているし、やったあとの節々の痛みなどはあるが、「大丈夫ですか」という周囲の心配の声も激励に聞こえるというお調子者魂は健在だ。
いつまでこんなことをやるのか、やる場所があるのかは流れに任せるが、これは一つの自分の本質だろう。誰にも迷惑をかけず、喜んでもらえる人もいる本質なので、良いとは思うが、もしかしたら顔を背ける人もいるかもしれない。
でも、そこまで考えると、生きてはいけない。どんな生き方をしても一人でも二人でもそれを善しとしない人がいるとだめという生き方・考え方はしんどすぎる。多くの人に喜んでもらうという気持ちを忘れなければ、少数の合わない人の存在は「まあいいか」と許してもらうしかない。
まあみなさん、完璧癖はやめて、「まあいいか」精神で「柔軟に」「お気楽に」「自分に優しく」まいりましょう。世の中持ちつ持たれつですから。
☆いくつになってもお調子者気質は変わらず、下手な技を披露するドクター。これも流れです。