Dr.1189 置かれた場所で咲きなさい(2月11日)
人事異動の季節が近づいている。春から転職や新しい部署で働くようになる人も多いと思われる。自分の人事は自分の意思だけでは決められない。様々な要因が絡み合って行き先、働き先が決まっていく。
こんな時覚えておいてほしいのが、渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」という言葉だ。ドクターの言う「流れを信頼して生きる」というのも、これと同趣旨だ。
偉大なシスターと比べるのは恐れ多いが、どこに置かれるか、どういう流れになるかは自分の意思だけでは決まらない。だからその置かれた場所が、やって来た流れが自分の思い通りではなかったとしても、腐らず、そこで出来ることを精一杯やって行く、それしかできないし、それでいいし、それで十分だという考え方です。
そもそもがこの世に生まれて来たのも自分の意思ではない。いつ去るかどのように去るかも自分の意思を超えている。自分の計らいを超えたものにあれこれ悩むのではなく、自分をこれまで生かしてきた天の意思、大きな流れを信頼して、置かれた場所で、その流れの中で自分に出来ることを自分らしく精一杯やって行く、それが結局は自分にも周りの人にも幸せにつながるのではないかと。
いつもそんなことを考えながら生きていて、昨日もふとした機会に職場の若者とそんな話をした。
☆いろんな考えに触れることができる図書館。いろんな考えに触れて自分の生きる指針を深めたい。