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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.594 一人一人の力(2月26日)

最近、丹波篠山市の絶こうちょう化(元気化策)について考えることが多い。この間の愛媛県愛南町との交流の際にもそのヒントを得た。丹波篠山市の担当をしてくださった愛南町の町役場職員のOさんや町長や副町長さんのお人柄からも多くの暖かさや相手の立場に立って行動することの大切さを学ばせていただいたが、一緒に行った丹波篠山市のメンバーの皆さんからも多くのことを学ばせてもらった。交流力と言うのか、出会う人誰とでも心を開いて談笑や打ち解けた会話が出来る力を持った人(本人は気付かれていないかもしれないが)や、自動車の運転や荷物の出し入れなど裏方のなくてはならない仕事が出来る人、悠然と静かな立ち振る舞いだがリーダーとして何かあった時には任せておけと言う安心感のある人など普段のあいさつ程度の付き合いからは分からないその人の隠された底力を知ることが出来た。そんな強者の中にいて、ワーワーとおしゃべりはするけど愛嬌以外これといった特技のないドクターは今回の交流メンバーの中に入ったのが申し訳ない思いだったが、帰りの車の中で夫々から「(丹後さんは)今のままで変わらないでいてくださいよ」等と言葉をかけていただいたので、自分にも少し自信が持てて元気が出て来た。結局、愛南町でも丹波篠山市でも地域の絶こうちょう化にはそこに住む一人一人の力が大切と言うことだ。そしてその各自が持つ力は表面的な付き合いだけでは分からない所もあるので、誰とでも心を開いて付き合い、各自の真価をつかんでそれをうまく結集することが大事だ。お気楽者だが、そんな中の一助になりたい。そして周囲の人を励ますことを忘れない人になりたい。

 ☆愛南町の交流イベント参加時のスマホ写真をお届けします。各自がすごい力を持った人たちだということが分かったが、ドクターの力は愛嬌ぐらいか。自分の筏生簀を見せてくださった町長さんのような人間性を磨きたい。

Dr.593 姉妹都市

同じ篠山という地名があるご縁で丹波篠山市と姉妹都市になっている愛媛県愛南町の食のイベントに参加してきた。愛南町は水産業やミカンの栽培が盛んな地域で、こちらからは猪汁や猪肉フランクフルトなどを持って行った。現地の人や町長さんをはじめ市の職員の人との交流をさせていただき、つくづく愛南町の人の人情の熱さに心打たれた。人口は丹波篠山市の半分ほどだが、高齢者も含めて皆さん元気だ。おもてなしの心も半端でない。イベントの前の日や次の日まで私的な時間も含めて接待をいただいた。またそれが如何にも接待接待しておらず、自然な感じで個人的な知り合いをもてなす感じで触れ合っていただいた。お互い共通する課題や、それぞれの課題はあるだろうが、それに対処して行く基本は人々の温かい思いと人生を楽しむ態度ではないかと感じさせられた。人口減少は愛南町も共通する課題だとは思うが、対処はもちろんするが、でも大事なことは日々の生活を笑顔で元気に過ごすことだ。こんなすばらしいまちと姉妹都市にあることを感謝し、今後も多くのことを学んでいきたい。

 ☆多くのことを学ばせていただいた姉妹都市交流だったが、迂闊にも愛用カメラを瀬戸大橋のサービスエリアに忘れてきてしまい。写真が用意できずすみません。人生何でも得るものがあれば無くすものがありますね。また何とかします。

Dr.592 中間をつくる(2月22日)

丹波篠山市を絶こうちょうにするのは一人ではできない。ましてやお気楽なドクター一人では頼りない。今回市内在住の先輩(70代80代の男性)方と市の課題について話し合う機会を頂いた。先輩方がおっしゃるには、丹波篠山市には良いものが一杯あるのに(自然・立地・人情・景観・文化・ゴルフ場7つなど)それを活かしきれていない。例えば、①子ども達と地域の人とのあいさつ、中でも子どもたち同士の挨拶を盛んにし、地域への愛着や学校が楽しいと思う子どもたちが増えれば、「子育てするなら丹波篠山市へ」となる、②地域が誇る民謡『デカンショ』をもっと学校や地域で歌い踊る機会を増やすと、子ども達の地域への愛着が強まりUターン者が増える、③介護学校が開校したのを機にベトナムからの移住者が増えたように、農業学校を開設して海外からの若者を招くと、人口増加・農業の担い手づくり・農村の空き家対策につながる、④高齢者の移動手段を確保するなどして、元気な高齢者が丹波篠山市で山登りやゴルフなどを楽しめる「高齢者が活き活き安心に暮らせるまち」をつくる等だ。他にもいっぱいヒントをいただいた。先輩方の素晴らしい所は言うだけでなく、実際にご自分達も活動されていることだ。行政や自治会へ要望するだけでなく、自分達の住むまちは自分たちで良くするという思いで出来ることをしていく、この姿勢が市の絶こうちょう化には欠かせないし、志を同じくする仲間をつくって協働や意見を交換することも大事だ。というわけで、ドクターは今日から2泊3日で姉妹都市愛南町の交流行事に参加し市外の仲間もつくりに行きます。で、ブログ25日までお休みしますのでよろしく。

 ☆愛南町へ行く前に馴染みの自動車整備会社で冬用タイヤの交換をしてもらいました。絶こうちょう化には公共精神が大事ですが、自分の私事も大事にする共生の心も大切だと言い訳しながら、交流イベントに参加し楽しんできます。

Dr.591 勇気をもって未知の世界へ(2月21日)

春は異動の季節で転機を迎える人も多い。その予兆が早くもうごめきだす時期だ。転機によく言われる言葉が「勇気をもって未知の(新しい)世界へ」だ。冒険教育家のドクターとしても「勇気をもって未知の世界へ踏み出すと自分の可能性が広がる」と参加者に言っているし、本当にそうだと思っている。だがしかしだ、実際に自分がやるとなると簡単ではなく、躊躇・逡巡・ためらい・不安が渦巻き悩んで動けなくなる。天職だと思っている冒険指導家の道へ踏み出すのも、職をなげうってではなく定年退職してからになった。皆さんの中にもドクターのように、「勇気をもって未知の世界へ」踏み出した方が良いとは頭ではわかっていても、いざ踏み出すとなるといろんな心配や周りからの声もあって、なかなかその一歩が踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。そんな時ドクターは天の声に従うというのか、大地の流れに乗っかて行くというのか、ご縁に従うというのか、成り行きに任せるという姑息な手段を使う。勇気の足りない小心者のやり方だとは思うけど、最後の意地は「不安やためらいはあっても、ご縁や流れや神の意志がその方向をしめしているのであれば、それには逆らわない」ということだ。この思い切りをとても勇気とは呼べないけど、「ご縁に従ってやるべきこと(やる羽目になったこと)はやる」というのがドクターの生き方で、もしドクターと同じような悩みを持つ人には一度試してほしい。ドクターはこれまでこれでやってきたし、その結果には結構満足しています。

 ☆梅の季節は転機の時期の到来を表す。さて、この春ドクターが勇気をもって(もとい、流れに任せて)踏み出す絶こうちょうの世界はどこだろう。ドクター家の老梅も芽が膨らんできた。

Dr.590 地域と学校が関わる(2月20日)

S中学校のコミュニティスクール(学校運営協議会)に参加した。地域の自治会長やPTA等の代表に交じって、ドクターは有識者という立場で参加させてもらっている。かつて学校にいたというだけで有識者と言うのは面はゆいが、教育はまだドクターの一番マシな分野なので許していただきたい。これが料理や俳句等の有識者なら即辞退する所だ。ともかくこの中学校の学校運営会議では会議の前に中学生と参加者の大人とがグループになって話し合う時間がある。これがなかなか面白く、生徒たちの本音や実態が分かっていい。ドクターの班の生徒たちは「一人一人が家で予習や復習に取り組む学校を創りたい」という。実際には部活や習い事や趣味で宿題はやっても予習復習まではいかないらしい。ドクター達大人は「なぜ勉強(予習復習)するのかという目的をしっかり持つこと」と分かったようなアドバイスをしたが、本音では自分たちが中学生の頃もそんな勉強してないよなあ、心配せんでもやる目標がみつかったりやる立場に立たされた時には人間できるもんやと思っているので説得力がなかったかもしれない。それでもこんなおっさん達の意見をしっかりまとめ、班ごとの発表をした生徒たちはたいしたものだ。「君たちの力はすごい。きっと自分で想像している以上だ」と、昔生徒達によく言っていた言葉が自然と出て来たが、本当に子どもたちは素直で魅力いっぱいだ。後の大人会議では、「もっと地域と学校が連携し関わっていこう」という声が相次いだが、やはり地域の未来を担う子供たちを地域の力で支援することは、子どもも関わる大人も絶こうちょうになる。

 ☆生徒達と地域の人が一緒に「自分たちが創りたい学校」について意見交換をしたS中学校コミュニティスクール。「子どもたちの教育について地域と学校が密接に関わる」、ここにも市の絶こうちょう化のヒントがあった。子どもたちには話中やのに自分の写真を撮る変なおっさんもいることが分かって良かったかもしれない。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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