Dr.2087 すべては比較の問題(10月10日)
高齢期の生き方に関する本を読んでいると、「すべては比較の問題」という言葉に出会った。高齢になって入る施設の同じような部屋に入った二人の老人がいて、一人はここの部屋は清潔で食事も美味しいと満足し、もう一人は、ここは狭くて居心地が悪く食事もまずいと不平不満だらけだという。
初めの人は貧しい環境で育った人で、後の人は裕福な環境で育った人だが、人生の最後に同じ環境になり、一人は満足、一人は不満な日を送っているという事例が紹介されていた。
最悪の事態、厳しい環境を想定して、今の実情はそれよりもマシと満足する。何か建設的な考え方でないようにも思うが、一つのやり方ではあると思う。要は、今の状態を受け入れ機嫌よく日々を送る、そんな考え方、生き方ができるかが大事で、そのやり方考え方は自分に合うものを選べばいい。
今回出会った「すべては比較の問題」という考え方も一つの考え方としながら、これからも自分にあった日々を機嫌よく方策を探していきたいと思います。
☆少し前の奇麗な秋空。この写真にもいろんなものが写ってますが、何を強調して見るか、これも人生を機嫌よく生きる一つの大事なポイントかもしれません。