Dr.1292 時は進む(6月14日)
中学校での高校説明会に参加した。市内3つの高校ともドクターが説明会に参加していた頃の人達とは違った人が説明している。あの頃からもう何年も暮れているので当然と言えば当然だが、時の流れを感じる。
学校説明担当者だけでなく、各学校で日常の授業や校務を担当する中心メンバーも様変わりしている。これも月日の経過とともに人が入れ替わるのは当然のことだが、その移り変わりを目の当たりにすると感慨深い。
メンバーは変わっても組織は動いていくということ。これは何も学校だけでなく、社会も、自分の家庭もそうだろう。自分が居なくなっても世の中は続いていく。新たなメンバーや子どもたちが後を繋いでいってくれる。
そう考えると寂しくもあるが、心強くもある。何も心配しないで、自分の時代、自分の役割を果たしていけば、後は流れや後輩たちに任せて行けば良いだけのことだ。
年齢とともに変わる自分の役割もだんだん終わりの方に近づいて来ているような気がする。寂しい気もするが、誰もが通って来た道でもあるし、誰もが通っていく道でもある。たんたん丹後と(久しぶりです、この表現)流れに任せて、年齢なりの変化を楽しんで生きたい。
まあ皆さん、焦らずボチボチ行きましょう。焦らずとも時は着実に進んで行ってます。嘆くのも止めて受け入れて進んで行きましょう。
☆生徒達に話をするドクター。時と共に役は違ってきていますが、今の役も結構面白いっす。
Dr.1291 助けてもらう(6月13日)
妹や妹の子ども、それに奥さんに助けてもらって、黒豆の種をセル(穴が開いて、土と種を入れる容器)に撒いた。はじめに土を入れて、水につけて、種を播いて、上から土を被せる。
この黒豆の種は「ヘソ」と言って、芽が出る箇所を下にして(横が良いという説もあるが、上向きは良くない)撒かなくてはいけないので結構時間が掛る。
これまでは亡き母とやっていたが、今回は妹たちや奥さんの助けでスムーズにできた。一人だと一日かかっても無理だっただろう。
この豆の種まきだけでなく、これからはいろんな人に助けてもらうことが多くなる。体力と記憶力の低下はやってきているので、人に助けてもらいながら、自分のできることをやって行くしかない。大したことはできないと思うけど、やれる範囲、やれる程度に精一杯やらせていただくしかない。
人に助けてもらう分、自分が出来る人助けや、できることはしていきたい。バリバリは出来ませんけど、ボツボツ行きます。皆様、年齢や性格に合わせてボツボツ行きましょう。
☆選挙も近づいてきました。齢いっても頑張っておられる人も多いですね。人の生き方、年の取り方、人からの助けられ方、いろいろあると言うことでしょうか。
Dr.1290 ひとり(6月12日)
所用があって奥様がお出かけになり、一人で1日を過ごすことになった。昼間は農作業やら教育委員会の仕事やら、いつもの休日と変わりなく過ごしたが、夕方から寝るまでの時間のひとりが響いた。
独身の人や、相方に死別・離別された方はひとりで過ごすのが基本だろうし、もっと言えば人間は一人で生まれて来て一人で死んでいく、ひとりが大原則とも言われたりする。
しかしまた、人間は社会的動物とも言われる。自然界では一人では生きて行けず、仲間と群れを成して人間関係を築きながら生きて行くのが人間本来の生き方と言うのだ。
現代の日本では、人との関りは持ちながらも、ひとりで生きる覚悟と言うのか、対処も必要だろう。衣食住を維持するといった対処もそうだし、孤独と付き合うといった精神的な耐性もつけておいた方が良い。
特に現役を退いてからというのか、定職を退いてからの生き方に、ひとりとの付き合い方が重要となる。
ドクター的にはなかなかひとりに慣れないが、だんだんと今回のような体験を重ねながら一人でも、集団でも生きていける準備をしていかなければと思ったりしている。なかなか上手く対処できませんけど。
☆農業は基本一人でやること多いです。農作業はともかく、普段の生活でひとりと上手く付き合っていけるかしらん。
Dr.1289 ターニングポイント(6月10日)
これまでの人生を振り返って、大きなターニングポイントは何だろうと考えて見た。一つは法学部に入りながら教員になろうと思ったこと。もう一つは、教員の途中から指導主事になったこと(教育委員会に入ったこと)かな。
法学部に入って裁判官や弁護士が向いてない(その方面に才能がない)のはすぐに分かった。それでも同期の多くの人が商社か企業に入った。ドクターも商社に入っていれば、故郷に帰って来ていなかったかも知れない。
教育委員会に入ってなかったら、冒険教育にも出会わなかっただろし、学校管理職にもなってなかっただろうし、退職後ふらふら(冒険指導をやりながらチョコっと仕事みたいな)もしてなかっただろうし、選挙にも出なかっただろうし、今の職にもつかなっかだろう。ドクターも名乗らなかっただろうし、こんなブログもやらなかっただろう。
そう考えれば教員になって、教育委員会に入ったことが、ドクター人生の大きなポイントのようにも思うが、もっともっと小さなターニングポイントは一杯あるように思うし、毎日の出来事が人生に大きな影響を与える要素を含んでいるようにも思われる。
例えば今日急に誰かに厳しいことを言われて今の職を辞すかもしれない。そんな危うさは日々感じている。今があるのは、いろんなご縁と運(総称して「流れ」)に導かれていると思っている。
そういう意味では「毎日がターニングポイント」、人生どう転ぶか分からないって感じだ。どう転んでも、終わりが来るまで生きて行くしかない。「生きて行くしかない」って嫌々と言う意味ではなく、生かされている間は、流れでやってくる役割を精一杯、しかしどこか楽しみながらやっていくしかないし、それでいいし、それがいいっていうことですけど。
まあ皆さん、ターニングポイントは流れ様に任せて、お気楽にボチボチ参りましょう。
☆「トライやる」でいろんな仕事を体験する中学生。彼らの未来にどんなターニングポイントが待っているでしょう。楽しみですね。
Dr.1288 自立する力(6月9日)
保護者の声を聞くと、学校生活が楽しいのは勿論嬉しいが、学校を出た後の人生を生き抜く力を付けてほしいという願いが多い。
当然の願いだと思う。難しいのは、どんな力があれば自立していけるかだ。人により環境により諸条件がいろいろあるので、一概には言えない。
大きな方向としては、身辺自立、稼いでいく力、人と関わる力だろうか。一般的には、思考力・判断力・表現力・人間性などと言われるが、大まかにはそうだろうが、厳密にどんな力がどこまでないと自立できないかとなると簡単には決められない。
ドクターの場合なども、思考力は適当だし、判断は優柔で人の意見に影響されやすく、人間性は割と自信あるが、こんなことを公然と言える程度では大したことないのかもしれない。人から人間性は大したことないと言われても、自分ではこれで結構満足していますとは言える。
結果として、大した自立に向けた力は無くても、いろんなご縁や流れや関わってくださる人々に助けられて、ここまでは生きてこられた。
自分のことはともかく、子どもたちの自立に向けた力をどう伸ばすのか。特に生きにくい子の自立をどう支援するのか、重要なことだと思う。
まだまだ結論は出ていないが、自分のことを好きでいること、機嫌よく毎日を送れること、周囲の人に感謝して周りの人に暖かさや笑顔を届けることの大切さを理解する力は付けてほしい。そういう力が付くように自分の出来ることを自分も機嫌よく周りに笑顔と一緒に届けたいと思っています。
皆さん、今日もボチボチ行きましょう。
☆市の善行者表彰式。受賞者の皆さんの笑顔を届ける力はすごいと思います。