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Sasayama Adventure Project

Dr.45 ある時 ない時

豚まんのCMに「(お土産豚まんが)ある時」「ない時」というのがあるが、我々冒険指導者にも「(エレメント割当が)ある時」「ない時」で随分嬉しさが違う。エレメントというのはPA(アメリカに本拠を置く冒険教育団体)が特許を持つ冒険活動を安全かつ有効に体験できる設備のことを言うが、これを使えば大概の指導者は楽しくて学びの多い冒険活動を指導することができる。我々指導者仲間では「苦しい時のエレメント頼み」と言っている。エレメントがなくても(グループ数が多い時や雨天の場合など)それなりの指導ができるかどうかが、ファシリテーター(冒険指導者)の腕の見せ所だ。長年冒険指導に関わっているドクターなどは、「エレメントなんか使えなくても全然平気っすよ。経験の浅い方に譲りますから、私のことなど気にせず使いたいエレメントをどんどん使ってください」と言いたいところだが、実際には「えっそのエレメントどうしても使うの。できたらちょっとでもええから使わしてくれへん」ってな調子でおねだりをしてしまう。情けない話だが、「エレメントにはそれほど力がある」ということと「エレメントを使いたいのは自分のためではなく貴重な時間と費用をかけてこの活動に参加してくれている参加者のため」と思いたい。かくして今日も「エレメントある時」「ない時」の悲哀が続く。

☆ローエレメントの中でも効果絶大なウォール(壁)。グループ全員で壁を越えるという活動は、分かりやすく面白く学びが多い。このエレメントが「ある時」は良い顔で指導が出来る。

 

☆ハイエレメントの持つ力は大きく、これがあれば自然と協力関係が生まれる。でも力の強いものはそれなりに配慮がいる。エレメントとの上手な付き合い方を身に着ける、ドクターのこれからの課題だ(残されたこれからがあるとすれば)。ともかくがんばります。

 

 

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