Dr.1590 刹那的(4月14日)
「あなたは将来のことを考えていない(主としては親が建てた家をどうするかという話ですが)」と奥様から言われて、「考えてないことないけど、毎日を乗り越えることで精一杯で余裕がない」と答えた後、「わたしは、刹那的に生きている」と言ってしまった。
何度かここでも書いてるように、未来のことをあれこれ考えると、あれはどうなるのだろう、これはどうしたら良いのだろうとか、あれこれ心配と不安に押しつぶされるので、先ずは今日一日を何とか過ごして、夕飯時の一杯を楽しみに生きるということをやっている。
今日一日だけ何とかと思うと、何とかやっていくエネルギーがやってくる。それと、「刹那的」というのは、その場しのぎみたいなニュアンスがあってマイナスイメージだが、「今を生きる」訳だし、人生は刹那の積み重ねともいえる。未来のことは分からない要素も多い。
だから、先ずは今日一日を精一杯生きる(乗り越える)というのは、悪いことばかりではないようにも思っているし、自分の人生を振り返ると、計画的に生きてきたと言うよりは、人生のその時期時期の出会いや成り行きに乗って、生きてきたように思う。
計画的に生きられる人は勿論そうされたらいいのだが、先ずは今日一日と思って生きている人もいると思う。特に生きるのしんどい人は、先ずは今日一と日々を何とか生き延びる、そんな生き方もありだということを伝えたい。
☆この時の満開の桜も今は葉桜です。満開その刹那が美しい。まあ何やかやとありますが、先ずは今日一日を乗り切るところから始めましょう。ボチボチ行こか。