Dr.1010 無用の用を説く(7月17日)
丹波篠山市がホストタウンになっているパラリンピック柔道選手、プエルトリコのルイス選手を応援する動画を取るため、篠山城址で大書院をバックに空手と舞とヌンチャクを披露した。
空手も舞もヌンチャクも長らくやっていないが、少しでも日本らしいもので応援したいという気持ちでやったが、どれも切れは今一つだが、そこそこは見られる出来だったと自己満足した。自己満足は得意とするところだ。
撮影スタッフやら担当部署やらの人に付き合っていただいたが、その中に今年市役所に入ったF君がいたので、写真係をお願いするとともに「無用の用」について一説ぶった。
「若い時はそれが何かの役に立つからやる役に立たないものはやらないみたいな狭い考えではなく、何の役に立たなくても、ただやりたいからやる、面白そうだからやってみるということがあって良い」
「今回の私の空手も舞もヌンチャクも、こうしたことに使おうと思ってやって来たわけではないが、これまでから折に触れていろんな場面で役に立ってきた。君もやりたいことをどんどんやったらいい」
こんなことを得意げに語ったが、彼の頭には「無用の用」より、「上司の得意げな話には愛想笑いで付き合わなければならない」とか、「年齢がいったら若手に好きなことが言える」とかの教訓が残ったかもしれない。
ともかく人生何が役に立つかどうか、どう転ぶかどうか分からないし、思い通りには行かないけどなるようにはなるみたいなことを学んでいる。また機会があれば若手に話したいが、迷惑かもしれない。
☆城跡での動画撮影。「何事にも精一杯、楽しんでやる」こんなことも感じてもらえればうれしいな。ともかく自分としては面白かったです、機会を与えてくださりありがとうございました。