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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.245 農家の生き方に学ぶ(1月11日)

先にも書いたが農家の生き方には学ぶ点が多い。ドクターも半農家だがなんちゃって農家のドクターに学べと言うことではもちろんない。学ぶとすれば何事も中途半端では学ぶところがないということか。ともかく農家の生き方の何が良いって、自然の流れに従って生活しているところだ。それは農業自体が自然に大きく左右され、人間の力や計らいを超えた天地自然の流れには逆らえないということを身に染みて知っているからだと思う。いくら人間の力でがんばっても、日照りや日照不足、長雨や水不足、台風や病害虫の発生があれば豊作はない。今頃なら晴れて田んぼが乾いていればトラクターで荒鋤きをし、晴れても田んぼがぬかるんでいれば畔直しなど別の仕事をし、雨や雪が降れば室内の仕事か休み。天候や自然に合わせてその日やることを柔軟に決めていく、いくら緻密な計画を立てても計画通りにいかないことを知っている。敢えて言うなら、計画通り行かないことも織り込んだ大まかな方針で行くということか。細部にこだわりすぎない柔軟な生き方、(自然の)流れに任すと言っても自力努力をしないということではなく、やる時には(やれる日には)日没まででもがんばるが、日没過ぎれば仕事はやめる(できない)。身体を使うことも多いので齢とっても元気だし、共同作業も多いので孤独でもない。こんなに学ぶ所が多い農家でありながら、定年後の安らかな生活が得られないドクターの行く末はどうすればいいのか、農家一本でいくのか、冒険指導家との二足のわらじで行くのか。計画にこだわり過ぎてはいけないということに未だ気が付かないのかと言う農業の神様のお叱りが聞こえる。

☆今日も生き方のヒントを求めて町の書店へ行く。長年「町の本屋」でやってこられた店主方のお人柄からも学ぶ所が多い。

 

Dr.244 雪景色(1月10日)

日課の早朝ランニング(出会った人からは「今日も歩いてはりましたね」と言われるが)開始時に降り始めた雪が返ってくる頃には積雪数センチになっていた。あっという間に雪景色が広がり、いつもとは別世界のようになった。雪景色は美しい。なぜ美しいのかを考えて見ると①汚いものやややこしいものが全て雪で覆い隠されるから、②年に何回かで滅多にないから(毎日雪景色だとうんざりするかもしれない)、③仕事に行かなくてもよいから(冬用タイヤがあっても油断できないので出来るだけ外出はしない方が良い。定年後ドクターとしては必ずこの日に行かなければならないところがあるわけではないが、雪で誰も外出していないと安心する)等が考えられる。この雪景色が美しい理由を雪がない時にも応用して、①普段からややこしいものやごちゃごちゃしたものは減らしたり捨てたりする、②滅多にないことを大事にする(よく考えて見ると毎日毎日がいろんなご縁により成り立っており、1日たりとも同じ日はないので毎日を大事にする)、③冒険教育の仕事がないことにおいては自信があるので、これについては心配いらない。後はバリバリ活躍している様子を毎日のようにフェイスブックで発信してくる冒険仲間を気にしないことと、無仕事の状態に慣れるだけだ。その点、冬には特に農業仕事は無いけど穏やかに過ごされているご近所農家の暮らしぶりは参考になる。こんなことを考えながら雪景色を眺めていると、午後には雪が溶けだし地(元の姿)が見えてきた。せっかくつかみかけた清く美しい悟りも溶けだし、またフェイスブックの記事が気になってきた。

☆昨日の雪の降り始めから降り終わりまでの雪景色。冬景色の消滅と共に淡い悟りも消えかけている。

 

 

Dr.243 先生臭(1月9日)

毎日のようにトレーニングセンターへ行っていると、さすがに顔見知りの人も出来、少しづつ話をする人や時間が増えてきた。特に市内の民間ジムが閉鎖されてからこちらのトレセンへ移ってきた人たちには話好きが多い感じだ。以前からのトレセン人間には黙々と自分の運動だけをする人が多く長年顔を合わせているのに会釈もしないという人が多かった。ドクターも以前からトレセン派だが、最近やってきた派の人とも話をするタイプだ。タイプにこだわらないタイプかもしれない。ともかく最近やってきた派のうちの一人、3つ年上の工務店主おっさんと話をしてお互いの素性(住んでるところや仕事・年齢など、特に年齢情報は「その年齢ならあの人しっとてけ」と話が盛り上がるので重要だ)などを交換した後で、おっさんが「そうけ、やっぱり学校の先生やっとったったんけ。最初から先生やないかとおもっとったわ」と方言丸出しで言われた。「えっ先生臭出てましたか。先生臭出ないように気を付けてたんですけどね」とドクター。『先生臭』とは、①偉そう、②固くて融通が利かなそう、③世間知らず(学校と言う独特の価値基準で生きてい)そう、④背広に運動靴で必ずカバンを持ってそうな一般的には悪いイメージだ。「学校にも世間の風を(学校の常識は世間の非常識を無くしたい)」と考えていたドクターとしては、先ず自分から先生臭を消したいと思ってやってきたが、長年の教員生活で知らず知らずのうちに染まってしまったらしい。「先生臭が出ていたとはショックですわ。偉そうにしてましたか」と尋ねると、饒舌な工務店主おっさんは「いいや、そういうわけではないんやけど」と言葉を濁ごされたが、偉そうにしていたに違いない。冒険教育家という訳の分からない仕事で偉くもなんともないのに偉そう臭が出てたとはお笑いだ。ここは一つ消臭剤を持ち運ぼう。

☆地域の公民館に「NHK大河ドラマ決定」垂れ幕を知り合いの工務店主(饒舌おっさんではない)がつけてくれたというので見に行ってトレセン知り合い饒舌おっさんに出会ったのだが、その後公民館長に電話で「ちゃんと(垂れ幕を)つけてくれていたので、ちゃんと支払いしてあげてくださいよ」と連絡したが、やっぱり偉そうな先生臭出てます?

 

Dr.242 弱点(1月8日)

ドクターに弱点はいろいろある。人前で話をするのが苦にならないという長所を除いてほとんどが弱点だらけと言っても良い。人前トークでさへ長所かどうかも怪しいが、数ある弱みの中でも、甘いもの(特に菓子パン)・自制心(休肝日が必要と分かっていても酒類の誘惑に負け続けている)・妻(もはや挑もうとも思わない)・機械(パソコンから農業機械まで弱い。お陰で農作業体力はついた)・整理(苦手が分かってきたので最近では何でも捨てているが、必要な書類まで捨てると妻に叱られている)・頼まれごと(定年後地域の役など何でも引き受け、近くでは正月駅伝の選手まで引き受けてしまった。身の程を知らなければならない)・記憶力(昨日は銀行で「定期預金」を「定規預金」と書いて某銀行美人行員から静かに『すみません、「規」を二重線で消して「期」に書き直し訂正印をお願いします』と言われたほどだ)などは特に弱い分野だ。人生訓が多い最近のドクターブログの傾向から今回ブログのオチを「弱点も考えようで長所になる」みたいな話かと予想した方もあると思うが、今回のメイン主張は、「弱点だらけのドクターにさらに大きな弱点が見つかった」ということだ。それが背筋力の弱さだというと、皆さんの中には「何やそんなことぐらい」」と思われる方もあるかもしれないが、ドクター背筋力の弱さと言ったら半端ない。うつぶせになって体をそらして両足をあげようとしても1㎝を数秒上げるのが出来かねるほどだ。腹筋や胸筋はそこそこあるだけに、背筋の弱さが分かった時はショックだった。将来腰痛で寝たきりになるかもしれないと不安にかられているが、記憶力が弱いだけにいつまで不安を覚えているかは自信ない。あれっ弱点も使い方次第で役に立つってこと言ってます?やっぱり教訓ブログになってしまった。

☆昨日は「とんど」で正月飾りを燃やして、灰を家の周辺に撒くという正月行事をやりました。雑な性格という弱点を持つドクターの鏡餅焼きはもちろん雑な焼け具合でした。

 

Dr.241 2パターン人生訓(1月7日)

新年から特にこれといってすることがない日が続いている。特にすることがなくても食っていけているというのはありがたいことだが、こう無沙汰な日が続くと、これはこれで機嫌よく過ごすには工夫がいる。食べる寝る風呂に入る掃除する等の日常の生活を修業と思って念入りにやるというのも工夫の一つだが、どう生きたらハッピーに生きられるか(人生訓)を考えるというのもよくやる。そしてこれに対する今のところの答えは「あれこれ考えない」ということだが、あれこれ考えない方が良いと分かっていても考えてしまうのが悟りきっていない人間の性だ。性やどうしようもないことには逆らわないというのもこれまでに得た人生訓の一つなのでややこしい。ともかく数ある人生訓は二つのパターンに分類できるらしいということを今回学んだ。一つは「ハウツー型」というのかどのようにして自己を改善していくかと言うやり方を追求する系統、もう一つは「あるがまま型」というのか、人間はみんな今のままで十分幸せなのだから後は変な努力(自己向上策)はせず、今が恵まれていること(今の幸せ)に気付くことを心掛けよというタイプだ。ドクター流の「流れに従ってやる羽目になったことを無理ない範囲でやっていく」というのはどちらかというと後者だと思うが、元旦からの何もない日々を持て余し気味な身としては、まだまだこれで大丈夫と言う人生哲学ではないことは分かった。人生訓完成目指して今日も修業を続けたい。

☆今年の置物鈴を見ながら、人生訓の二つのパターンについて考えるドクター。悟りへの道は遠い。

 

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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