ささやま冒険教育

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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.128 独り言言ってますけど(9月4日)

時々行く市のトレーニングセンターで今は市内で働く篠山東雲高校の卒業生達と一緒になった。おっさんドクターは主にランニングマシンで脂肪燃焼に励み、彼らはベンチプレスで筋肉増強に励む。ランニングマシンの良い所はいくら遅くても誰にも抜かれないところだ。一般道路をちんたら走っていると散歩のおばさんなどに抜かれたりするから油断できない。村で走る時には常に周りの人影を意識しておかなければならないのだ。「丹後のおっさんはもう何年も走ってるのに、散歩の人に抜かれるらしいで」という評判だけは立たないようにしたい。ともかく20~30分のランニングマシンを終えて腹筋台に向かっていると、教え子たちが「先生、独り言が気持ち悪かったわ」「俺らは知ってるからまだいいけど、知らん人は気持ち悪がって誰も近づかんやろな」と言う。「えっ、わし独り言言うとったん」と聞いたが、自分では全く気が付かないままにブツブツ言うてたらしい。二人して言うからまちがいないようだ。これはまずい。前にも書いたが、「しまったしまった島倉千代子」「「まあいいかいいかのイカの塩辛」的な言葉遊びは言うが、これは意識してのことだ。ブツブツの内容は分からなかったようだが、ランニングという現実の行動と、何かブツブツ言うという無意識の行動が同時に起こっていることになる。このまま進めば、今が夢か現実か分からない半覚醒状態に陥ることになる。それはそれでお気楽なようにも思うが、周りは大変だろう。何にしても覚醒状態が続いているうちに現役を引退したのは正解だったようだ。もしかしたら現役時代にも無意識化の変な言動が出ていて迷惑かけていたかもしれないが、今となっては許してもらうしかない。

☆目薬を買いにドラッグストアに寄ったら、ここでも篠山東雲高校の卒業生に出会った。彼女も市内で元気に働いているという。このように市内には卒業生やそのご家族が大勢おられるので、元校長が徘徊していても身柄を確保していただけるだろう、安心だ。

☆このような何が撮りたかったのかはっきりしない写真も多くなってきた、不安だ。

Dr.127 ドクターの影響です(9月3日)

ある会合(飲み会ですけど)で出会った篠山市出身の指導主事の方から、他市の女性指導主事の人が「この世界(この世界が何を指すのかは定かではありませんけど)に入ったのはドクターの影響です」と言ってましたという話を聞いた。この女性指導主事が兵庫教育大学にいた時、嬉野台生涯教育センターにいたドクター(その当時からこの冒険ネームを使ってました)の指導を受けたらしい。彼女がどんな影響を受けたのか確かなところは分からないが、多分「こんな人でも指導主事が勤まるなら私にもできるだろう」とか「指導主事って大変って聞いていたけど、ドクターみたいに自分がやりたいことを楽しそうにやってはる指導主事もいるんや」とか思ったに違いない。ところでこの頃読んでいる『定年後(人生後半)を充実させる本』(仮題)によると、「自分が輝いていた頃を思い出す」「自分の自慢話を自分にいくらしても良い」そうだ。それでわざわざ今日の話題にしてみたのだが、確かに「ドクターの影響です」という話を聞いた瞬間は嬉しかったが、それを皆さんに聞いてもらったからと言って嬉しさが増したわけでもない。むしろ「自慢話ですみません」って感じだ。そう言えば、その本には「(昔のことは忘れて)今日一日を充実させる」みたいなことも書いてあった。今度はこれでいってみよう。定年後の充実した毎日を目指して摸索の日々が続く。

☆生き方摸索は摸索として、今が盛りの田んぼ仕事はできる時に(雨が降らないうちに)やっておかなければならない。「毎日やることがあることがある(今日用がある)ことが幸せ」という話も聞いたこともあるなあ等と考えながら作業をするドクター。「昼間農作業に汗を流し、夜においしい肴でビールを頂く」これが幸せなのだろうか。

 

「ドクタートラクター」の内容を追記しました。

「ドクタートラクター」の内容を追記しました。
→詳しくは「ドクタートラクター」のページをご覧ください

Dr.126 妹力(9月1日)

近くに住む二つ年下の妹と脱穀作業をした。これまでは80歳をゆうに超える母と行っていたが、高齢とこの夏の暑さで体調が今一つの母に代わって作業を手伝ってくれた。近くに住む妹とは(車で10分以内)割とよく出会っているが、一緒に作業をするのは生まれて初めてかもしれない。やってみると妹の作業力に驚かされた。汗かきを得意とする兄は汗だけは妹よりも沢山かくが、頻繁に休憩したり、余計なおしゃべりをしたり、作業している写真を撮ってくれと注文したり、ろくに仕事をせず、どんどん作業を覚えてこなす妹の力に感心すると同時に、どんどんたよっていった。しまいには「妹よ、お前には農作業が向いている。お兄ちゃんが百姓出来なくなったら、この作業場も機械も譲るから、我が家の農作業を継いでくれ」と言い出す始末。この申し出は鼻で軽くあしらわれたが、妹の作業力の凄さにはホントに恐れ入った。通常は二人でやる作業を楽々と一人でこなし、しかも余裕がある。考えてみると、兄弟は子どもの時こそ一緒に過ごすが、通常は大人になると盆と正月と何かの法要の時ぐらいしか出会わないのではないだろうか。特に男女の兄妹の場合、さらに特に問題の多い兄としっかり者の妹の場合などはそうだろう。時々は出会っても、それぞれの大人になってからの真の力を知る共同作業などはあまりやらないものだ。妹の実力を知れて良かったが、逆に妹に兄の実力の無さがばれたのではないかと心配だ。そうでなくても、いろんな役を引き受け、地元でその実力のなさが明らかになりつつあるドクターだ、世間よりも先に身内に言われているほど実力がないドクターの姿を知られるのは痛い。妹には、真の実力はないけど「買いかぶられ力」はぴか一やろうという詭弁が通じるとは思えない。

☆実力のある妹と一緒に脱穀作業(乾燥させた稲穂の殻を飛ばして、中の玄米を袋に詰める)を行うドクター。

 

 

 

Dr.125 余裕のよっちゃん(8月31日)

ドクターの村(12戸ほど)に若手(30代)の新規就農者がいる。先日猪柵の点検の折に彼と話すと、稲刈りが始まる前に伊勢の方面へ旅行する計画だという。「Y君、余裕のよっちゃんやな(おっさん言葉で、余裕があってうらやましいな。おっさんは毎日必死のパッチ:これもおっさん言葉だが煩瑣になるため説明は省略;で農作業やってるけどおっつかんのやけどの意味)」と言ったが、聞いてみるとこれまでは野菜の収穫(彼はハウスでトマトやキュウリ、路地でピーマン等を栽培し毎日出荷している)などで忙しく、夏休みがとれていないので、かねてから行きたかった所へ行き、あれやこれや計画しているらしい。そういえば彼は毎朝早く村にやってきて、遅くまで作業をして、市内のアパートへ帰っていく。貴重な休みなので、ぜひ実り多い旅をしてきてほしい。それにしても、ドクターの百姓仕事はテキトーでちんたらしているが、それでもこの時期は、黒豆の世話や稲刈り、脱穀、出荷、嘆息(何で自分の田の豆や稲は軟弱なのだろうとか、年々体力が落ちてきてこの先やっていけるんやろか等)で忙しい。この時期に休みを取ろうという発想は浮かばない。その点若者はさすがだ、自分から農業をしようと思ってやってきているのだが、それ以外の生活も大事にする。Y君の農繁期に休むという考えから、自分も目の前の作業に追われるだけの生活ではなく、仕事はしながらも自分のやりたいことを忘れないようにすることの大切さに気付かされた。やはり若者が近くにいるのは良い。

☆休みをとる若者とは違って、気の早いおっさんはもう一回目の稲刈りをした。タイマーセットに失敗したり、逆光やったり、いろいろ撮りなおしてるうちに作業時間が無くなり、稲刈りは途中で終了。これも余裕?かな。ちょっと無理がある「余裕のおっさん」。

 

 

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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