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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.119 雨漏り(8月24日)

台風が兵庫県や篠山市を直撃したが、皆様におかれましては大丈夫だったでしょうか。被害にあわれた皆様にはお見舞いと一日も早い復旧をお祈り申し上げます。我が家の被害は今のところ、雨漏りと川から引いている池の水の断水、栽培主と同様軟弱な黒豆と水稲の倒伏ぐらいだ。夫婦不和や親子会話少ないなどの被害もあるが、これらは台風とは直接の関係はない。一番わかりやすい被害は雨漏りだと思うが、今時一般家庭ではあまり見られない雨漏りが、我が家では最近時々起きている。増設部分の屋根に問題があるように思うが、これまでは工務店に連絡せず放置していた。普通の雨では大丈夫だが、激しい降りの時には漏り、今回は最大だった。ところで初めてこのブログを見る人のために説明しておくのだが、このブログは今年3月に学校を定年退職して冒険指導を始めたドクター(冒険の世界で当人が名乗るニックネーム。当人は決して本物の医者でもニックという本名でもない)が、毎日をお気楽に生きる秘訣を、日々の出来事からヒントをつかんで、みなさんに(主には自分のために)発信するというスタイルをとったものだ。ただ日々の出来事からどういうヒントをつかむかと言うところに、ドクター色が出ている(このように自画自賛するのもこのブログの特徴で、自画自賛:自分で自分のことを肯定的にとらえるのはお気楽人生には重要だとも言いたい)。今回の台風雨漏りからは、「小さな雨漏り(欠点)も放っておくと大変なことになる」という教訓ではなく、「雨漏りもその都度対処すれば(受けるバケツを増やす等)何とかなるから、慌てることはない」というもだ。このようブログで良ければこれからもご愛読ください。前からの読者の皆さん、愛想をつかさず、引き続きよろしくお願いします。

☆台風の到来を予告する夕方の空。雲の流れが速い。ここからも教訓は引き出せるが、くどくなるので、今回はやめます。「くどいことはしない」のもお気楽のコツの一つだ。ほらまた、くどくなった。

 

☆我が家の天井の雨漏りと並べられた教訓のバケツ。これまでは一つですんだのだが。

 

☆川増水で止まってしまった谷水を引き込んだ池のホースとそれを見てお手上げのドクター。最近この手のポーズが多い。大変なことにはこうやってやり過ごすのが良い。

 

Dr.118 人工物(8月23日)

前からグラグラしていた前歯を抜いて人工物の歯を入れた。簡単に言えば「入れ歯」だが、その数が半端ない。5本だ。一連の前歯の一つ跳びの2本を抜いたのだが、両端と真ん中の歯で、その抜けた個所を支える連続ブリッジ入れ歯をつくってもらった。手の指で例えると、抜けた人差し指と薬指を親指とたかたか指(真ん中の背の高い指です)と小指に五本指の手袋をはめて、五本指があるようにする感じだ。揺れていた歯を抜くのは簡単だったが(いつ抜かれたのかも分からなかった)、残っている3本の歯に五本入れ歯をかぶせるためには、その残っている歯を削らなくてはならなかった。せっかく残っている数少ない歯(間食のしすぎか前歯以外もたくさん抜けている)を削るのも残念だったが、削る量も半端なかった(せっかくなので削りたての歯を鏡で見せてもらった。写真に撮りたかったほどすごかったが真剣な作業中に言い出せなかった)。でも、実際に入れてもらうと、すこぶる快適だ。あまり硬いものは噛めないが、これまではサンドイッチも噛めなかったのでそれから比べれば雲泥の差だ。何より見た目が良い。人生でこんなきれいな歯並び(正確には入れ歯並び)は初めてだ。「これなら残り半分の前歯も入れ歯にしたいぐらいです」と歯医者さんに言ったら、「心配しなくてももう直です」と言われた。そんなに入れ歯並びが気に入ったのなら、とりあえず隣のもう一本もかぶせましょうかということで、近々前歯入れ歯は6連続になる。このように齢を取ると自分の身体がどんどん人工物に置き換わるが、どこまで置き換わったら自分でなくなるのかしらん。脳さへ自分のものであれば、後は置き換わっても自分だという説も聞いたことはあるが。ともかく人工物は便利できれいだが、不便で不格好でも持って生まれた自分の身体や性格を大事にしたい、それが自分らしいということなのだから。人工物の歯を装着してそう思った。

☆生まれて初めての奇麗な人工物歯並び(左半分)に喜ぶドクターだが、癖のある自分本来の身体や性格も大事にしたいと思う今日この頃だ。

☆最近お見苦しい写真が続いているので、お口直しに我が家の花を見てやってください。

 

Dr.117 サウナが熱すぎる(8月22日)

サウナ好きで、ときどき利用するが、この前入ったサウナは熱すぎた。室内にある温度計を見ると何と110度を指している。普通は90度代後半だろう。サウナ室に入って座席に敷いてあるタオルの上にお尻を下ろして、あまりの暑さに飛び上がった。こんなことは初めてだ。それから座っていられないので、しばらくサウナ室内に立っていたが、110度の熱気に耐えられず、すぐにサウナ室を出て顔見知りの番台のおばさんに更衣室の暖簾越しに声を掛けた。「あのう、サウナ室が熱すぎると思うんですけど」。「そうなんです、担当の人に言っても直らないようなので前のお客さんは浴室の椅子をはさんでドアを開けておられたようです」という返事だ。しかたがないので言われたようにやってみると、なかなか快適だ。割と涼しい空気は入ってくるし、温度も少しは下がるけどまだまだ90度以上あるので汗も出る。また、面白いことも発見した。ドアの開閉と室内温度の上がり下がりには時間差があるということに気付いた。ドアを開けても直ぐには下がらず、ドアを閉めても直ぐには上がらない。しばらくタイムラグがあるのだ。どうでもいいことだが、だれにでも経験のできることではない。熱すぎるサウナと、他のお客さんがあまりいない銭湯と、ヒマで好奇心旺盛なおっさんが揃わないと生じない出来事だ。というわけで、得難い経験をしたが、生きてると時々このような面白いことに出くわす。だから嫌なことも多いけど生き続けよう。

☆誰もいない更衣室であまりの暑さに驚くドクター。

Dr.116 ザッツ(8月21日)

「ザッツ」と言っても、昔一世を風靡した一発屋お笑い芸人ダンディさんの「ゲッツ」の変形でも、英語の「That’s あれは」でもなく、ドクターの性格が「雑(ざつ)」なのをしゃれでいったものだ。言い方はともかく、ホントに自分の考え方から行動・発言までお粗末すぎる位行き届かない「粗雑さ」で、、きっとこれまでもいろんな方にご迷惑や嫌な思いをさせたのではないかと申し訳なく思っている。ただ得意の言い訳をさせてもらうと、わざと意図的に相手に嫌な気持ちを与えてやろうと思ってやったことは一度もない。いつも自然体で暮らしているのだが、元来の雑な性格ゆえ、配慮の行き届いたきちんとした性格の人なら決してやらかさないであろうような言動を、その場の流れでやってしまい、結果として周りの人にご迷惑や不快な思いを与えることになるのだと思う。この年齢になると、性格ですから許してくださいとは大きな顔では言えないが、それでも直せるところは直した上で、本質的な部分はどうしようもないと思うところはある。雑なのは生き方だけでなく、何かをつくる時にも表れる。この間も夢に見るほど気になっていた大雨で壊れた作業場の橋の横をセメント補修したが、それも仕上げは雑だった。緻密な性格の隣の人がつくった溝とは大違いだ。それでもこの頃はこの雑さにも慣れてきたのか、「どうせ雑なものしかようつくらないので長くはもたないだろうが、きちんとしたものをつくろうと長期に悩むより、さっさとやってしまって終わらせよう」と思うようになった。この橋の修理も思いつてから完了(完成とはとても言えない)まで2~3時間位だ。農作業も雑だが、何とかなっている。自然が相手なので、完璧を目指す人にはしんどいかもしれない。思い立った時に、やりたい作業を雑にでもやって終わったことにする方が精神的には良いし、生き物はそんなに厳密でないのか、こんな雑さが合う場合もある。冒険指導も雑だから勢いでやって、うまくいかなくてもへこたれず、またやろうと思えるのかもしれない。厳密緻密な人で計画通りに指導が進まないと我慢できないと思う人は指導には向いていない。このブログも雑な性格ゆえ、思いついたことを書き散らかす感じで続いている。きちんと計画的な人にはしんどいかもしれない。というわけで、何か「雑(ザッツ)」も捨てがたい気がしてきた。このノー天気さを雑と言うのかもしれない。

☆雑なドクターがちゃっちゃっと作った橋の下のコンクリート補修(橋自体は専門業者に何十万もかけて作ってもらいました)。

 

☆よく見ると雑さが出て、ひび割れやら塗りムラなどがいたるところに見られます。でも仕方ないですね、雑(ザッツ)なもので。ここはやはり緻密人間への変身より、ザッツを生かす生き方を考えるようにしたい。

 

Dr.115 何歳までいけますか(8月20日)

娘の中学校PTA草刈りに参加した。大勢のお父さんお母さん方と一緒に校庭の草刈りや植木の剪定作業を行った。休憩時間に顔見知りの陶芸家と初対面の農業者と一緒に話をしていると、共に40代半ばという彼らだが体力的にきつい作業が多く、仕事は55歳くらいまでしか続けられないのではないかと思っているという。そして55歳などとっくの昔に経験した人生の先輩であるドクターに、「自分たちはこれからの体力の落ち方が経験がないので分からないんですけど、何歳ぐらいから体力って落ちるんですか」と聞いてきた。自分たち同士でしゃべってる時とは違う、年長者に対する尊敬の念が感じられる丁寧な言葉遣いに気を良くしたドクターは「それは人によるな」と余裕ぶった態度で、内容の無い返事をした。そして続けて「私は60やけど(ホントは61だが、若い彼らと張り合うために1歳サバを読んだ)、村では若者やで」と、40代で引退を考えるなどまだまだ早いということを暗に言おうとした。「昔の人ってホントに元気ですよね。自分達とは人種が違うような気がします」と、自分たちはか弱い人種だと言わんばかりだ。か弱い人種の後輩と、鍛えた人種の先輩の間に位置する、ドクター世代(昭和30年代世代)は何人種だろう。何人種かは分からないが幸せな世代であることは確かだ。親世代のような戦争も知らないし、財政危機や地球温暖化をはじめ課題山積のこれからの世代でもない。高度経済成長で築いた親の財産のおかげでお気楽に成年時代を過ごさせてもらった(自分だけかもしれませんけど)。年金や医療費の心配はあるけど、まあ何とかなるだろう。苦しんでいる人や世代もある中、こんなお気楽で申し訳ないという気持ちはもちろんある。せめてすべての人・世代の幸せを願うことは一生懸命やろう。願うだけかい、だからお気楽人やねんと言われそうだが。

☆草刈り日和の中、作業をするS中学校のいろんな世代。黄色長靴のおじさんはお気楽世代であることは間違いない。作業中になんで写真撮ってますねん。

 

☆作業後に行われた3年生親子活動。はじめはワーワー張り切って参加したが、最後の方は応援しながら居眠り。これもお気楽世代の特徴だ。

 

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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