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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.19 トレーニング効果

近所のトレーニングセンターに通っている。通算1650回にもなり、毎日通っても5年くらいかかる勘定だ(実際には20年以上通っています)。今回言いたいのは、回数の自慢でも、トレーニングの結果ムキムキの体になったということでもなく(実態は何回通っていてもポチャポチャ体です)、トレセンに通っている結果いろんな人と出会うことができるという効用についてだ。この間は篠山東雲高校(ドクターの最初の絶こうちょう校)の卒業生Tさんに出会った。彼女に「元気?」と声をかけたら、「お陰様で、〇〇介護施設で元気にやってます」という返事が返ってきた。彼女の口から「お陰様」という言葉が出ようとは、在学中からは考えられない成長だ。大体トレーニングセンターで運動しようということ自体が驚きだ。彼女のほかにも多くの教え子たちに出会う。みんな社会人として逞しく成長している。かつての生徒たちの成長した姿が見れるのもトレーニングに通う効果だ。こんな嬉しい効果があるトレーニングは、回を重ねるごとにランニングマシンのスピードが落ちようとも、ベンチプレスの重さが軽くなろうとも当分止めることができない。

☆トレーニングでは教え子のほかにもいろんな人に出会う。市内のT中学校、S高校のALT達と。彼らとの会話はもちろんドクター得意のブロークンイングリッシュだ。この写真を撮っていただいた施設のおじさんとも仲良しになれました。

☆昨日の新聞に載せてもらったが(写真参照。「子育てママ」の方ではない)、これはトレーニング効果というよりは営業効果か。ありがとうございましたT新聞様。

 

Dr.18 表と裏

何事にも表と裏、善と悪、プラスとマイナス、良いことと悪いことの2面がある。私たちは通常物事の一面ばかりを見てしまい、意識しないとその裏面というのか別の見方に気が付かない。意識的に複眼で両面を見るようにして、良いことがあっても浮かれ過ぎず、悪いことがあっても落ち込みすぎないようにしたい。特に一見マイナスなことばかりが続くと落ち込み元気がなくなり、いつまでもその気分を引きずることになるが、それは避けたい。そのためには1日や一連の出来事を振り返って、悪いことばかりでなかったことを思い出し、一見悪いことと思ったことも、人生にはそういうこともあると受け流し引きずらないようにしたい。一見悪いことにも、調子に乗っている自分を戒める機会になったり、しんどい人の気持ちを理解するのに役立ったりするというプラス面もある。要は毎日をお気楽に上機嫌に暮らすためには、マイナス感情をためこまないことだ。裏面ばかりを見ないようにしたいし、裏面もたまに見るのは悪くないぐらいな達観がいい。

☆この間のK明学院中学校研修のクロージング(活動の最後に今回の活動を振り返り一体感を感じる活動)でフィンガーチェーンをやったが、通常は上からしか見えないチェーンを、今回はポチが輪の中に潜り込んで下から撮ってくれた。物事を両面から見る適例だ。

 

☆最後の振り返りである先生が「実は私はこういう活動は苦手だったんですが、今日は良い雰囲気で参加して良かったです」と明かしてくれたが、自己開示させてしまったのが良かったのかどうなのか。

☆営業で回っているとドクターを知ってくださっているところでは校長室に通され校長先生や教頭先生から歓待されることもあれば、ドクターを全く知らない方から冷たい言葉を浴びることもある。その冷たさのお陰で、暖かさのありがたさが分かります(多少無理してますけど)。

Dr.17 冒険ネーム

「ドクター」もそうだが、我々冒険仲間はお互いを冒険ネームで呼び合っている。冒険ネームがニックネームやあだ名と違うのは、あだ名は主に周囲の人から付けられたもので中には当人が嫌な場合もあるのに対して、冒険ネームは名乗る本人が決める言わば「呼ばれたい名前」であるということだ。冒険活動中はお互いを尊重する「フルバリュー」という原則が大事だが、その象徴が活動仲間を(本人の意思を尊重して)その人が読んでほしいという名で呼ぶということだ。普通は「ケンケン」や「恋ちゃん」「がくさん」のように名前や苗字から呼ばれたい名前を決めることが多いが、中には「たこやき」(丸顔な人)や「ポチ」(犬顔な人)、「クジラ」(体の大きい人)や「チャアシュー」(太い人)など、こちらが本当はその呼ばれ方「嫌んとちゃうん」と心配するような名前を名乗る人がいる。でも本人がそう呼んでほしいというのだから、それを尊重する。先日「ポチ」の紹介で「コンチャン」と一緒に神戸市にあるK明学院中学校の職員研修に行ったが、「何故冒険指導者は冒険ネームを使うのか」という話題になって、ドクター(お気楽なおっさん)が「指導者が〇〇先生や講師と呼ばれたのでは対等な学びが出来ないから」と答え、コンチャン(岡山から来たまじめなおっさん)が「非日常の世界へ入りやすくなる」みたいなことを答え、それを今回企画代表のポチと滋賀から見学に来ていたレッド(ともにおっさん)がうなずきながら聞いていた。話はややこしい、いい年齢をしたおっさんがポチやレッド、ドクターやコンチャンと呼び合っているのは紛れもなく非日常だ。皆さんも自分が呼ばれて気持ちの良いネームを名乗って、非日常から冒険を始めませんか。

☆先週土曜日にあったK明学院中学校での職員研修。ドクターとコンチャンが指導し、ポチとレッドが観察した。冒険ネームはおっさんしか使ってはいけないというルールはないので皆さんの名乗りをお待ちしています。

 

 

☆指導依頼はほとんどないので、営業に回るドクター。奥の美人は西陵卒業生ということがわかり、以前の「絶こうちょう」名のお陰で盛り上がりました。手前の紳士はドクターが尊敬する先生。知り合いばかりを回っているようでは非日常ではないですね。

 

Dr.16 しまいかねる

ドクターの毎日は冒険教育指導依頼はそう入っていないので、何やかやで過ごしているが、そのなんやかやの中で最近は百姓作業が忙しい(百姓ドクターの活動は「ドクタートラクター」でお知らせする予定ですが、実際の作業に追われて報告ができていません。すみません)。今の農作業の中心は田植え準備のために田んぼをトラクターで鋤く(「荒ら鋤き」と言うらしい)ことだ。鋤く前には水を入れなくてはいけないし、その前に田んぼの水を落とす口にふたをしなければならない。いずれもベテラン百姓ならなんということはない作業だが、百姓初心者に近いドクターにとっては大作業だ。水の入れ方や田んぼの鋤き方を村の百姓師匠が教えてくださることもある。近くの田んぼの方に「そんな鋤き方では水が漏れる」と注意されたりもしなければならない。そんなこんなで田植え準備がなかなか進まない。この間などは作業が夕暮れまでかかってしまった。遅くまで作業することをこの辺では「しまいかねる」というが、連日しまいかねた状態が続いている。これでは到底「お気楽な毎日」とはいえない。前回の丹吉師とのやりとりも思い出して、(1日の作業・することを)欲張らず、閑(ひま)を楽しむ精神を今日こそは発揮したい。

☆一日の初めの方(農作業の最初の方)は雲や田園風景やトラクターの周りにやってくる鳥たちをカメラで撮る余裕もあって、結構良いスタートのように思ったのだが・・

 

 

☆トラクターに乗る自分の写真を撮ってもらおうと田んぼ近くに住む妹の帰りを待っている間に日が暮れ、この日も慌ただしく「しまいかねた一日」となった。「お気楽な毎日」への挑戦は今日も続く。

 

Dr.15  忙中閑あり

先日の新聞に「時間は十分にあっても閑(ひま 厳密には閑と暇は違うようですが)がない。いくら時間があっても気持ちに余裕がなければ十分に時間(暇・閑)を楽しめない。要は物理的な時間の問題ではなく、その人の心の持ち方である」みたいなことが載っていた。ドクターのこれまで約半月の退職人生の経験からもまさにそこが問われていると思う。何やかやとすることはあるが、決まった時間にこれをしなければならないということ(出勤時間前には学校に着いていなければならないというような)は少ないので、時間は自由に使えていっぱいあるはずなのだが、忙しい。これはやっぱり性格というのか、考え方の癖なのかなと思う。今までの人生もほっとくといつもせかせか、あたふた何かに急き立てられるような感覚があった。それを脱却したいから敢えて「お気楽」「いい加減」人生を強調していたのかもしれない。ふと今使っている部屋(一応SAP事務所)の横の高校・大学時代に使っていた部屋(今は物置)の壁を見ると、写真のように下手な字(今もそう)で「忙中閑あり」と書いた紙が今も貼ってある。昔から「忙中閑あり」を目指していたようだが、ここは一つ退職を機真剣にバタバタ人生からゆったりのんびり、真のお気楽人生へ変えていきたい。未知の自分に出会うことこそ冒険なので、冒険指導者ドクターには相応しいチャレンジだ。真のお気楽道を目指したいという気持ちは本当だが、結局はバタバタな毎日が続きそうだという諦(あきら)めもある。こちらは人生の求道者丹吉(たんきち:初の登場ですが、ドクターの哲学的宗教的側面を表すときに呼ぶ名前です)師匠の言である。

☆ドクターのもう一つの顔、人生求道者丹吉(たんきち)師と人生目標「忙中閑あり」と書いた若い時の書(丹吉名は30年前から使っていたようだ。30年後の今日も同じことを目標としているということは丹吉師も大したことはない)。

 

☆閑を楽しむ人生を目指して、移動中に見つけたホッとするシーンを撮るが、そのゆったりとした景色の中でも慌ただしく走る俗物。

 

 

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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