Dr.360 濃いメンバー(6月5日)
久しぶりにHAPの指導に行った。明石市の小学校5年生の自然学校二日目の冒険教育を9人のメンバーで指導したが、対面式で夫々担当するグループの前に横一列に並んで自己紹介する。その時ドクター(60代おっさん)とガッチャマン(50代おっさん)に挟まれた女性指導者(年齢不詳)が「今日は濃いメンバーですね」と漏らした。おっさんが濃ゆくて若者が薄いのか、自己主張の強い人が濃ゆくてあんまりしゃべらない人が薄いのか定かではないが、ドクターが濃いメンバーに入るのは間違いないようだ。自分では謙虚で周囲に気を遣うタイプだと思っているが、言わなければならない時には言わなければならないと考えているタイプでもある。そして言い出すと普段の自分の不始末も忘れて自分の言いたいことは言うタイプだ。でもそんなことは滅多になく、概しては自然体で生きる「薄いタイプ」だと思っていたが、自己認識を改めなければならない。要は誰でも自分の生き方を貫いていけば濃くなっていくので、ある程度年齢の言った経験のある人(冒険指導者であろうとなかろうと)は濃い人だろう。濃い薄いはともかく、みんな各自の色合い(トーン)を活かして指導し、全体としても濃淡程よい調和が保たれているのが良い。
☆HAPの冒険広場で一人お弁当を食べる(他のメンバーは時間があるからと坂道を登って事務所の方まで食事をしに行ったが、上り下りが面倒だと一人別行動をした)ドクターは自己の考えを貫く濃い人なのか、はたまた単なる面倒くさがりなのか。


Dr.359 こんな時に限って(6月4日)
いつもなら何ともないのにその時に限ってそれが起こってしまう「こんな時に限って・・・」という思いをされたことはないだろうか。昨日も農作業の最後に田んぼにあてていた水の取水口を閉じておこうと水路そばの狭い道路に軽トラを停めて水路まで行っているとその時に限っていつもはほとんど通らない車が通りかかって待たせてしまうことになってしまった。取水口を占めるのは1~2分もあったらできるのに、その1~2分に限ってその日の99%の時間は誰も通らないであろう道路に車がやってきたのだ。もちろん車の運転手は村の人で「すみません」と謝ったら快く1~2分待ってくださったのだが、これまでの人生でこのような「こんな時に限って」という経験は何度かしたので、この頃ではいつもは滅多にないことがこの時に限って起こるかもしれないと予期しながら、それでも起こっても致命的ではないことだけやるようにしている。この時に限って起こってそれが致命的なならその確率は1パーセントなくても起こる時には起こるから気を付けなければならない。この日もこのことをブログに書こうと思いついて待ってくれている車の遠景を撮ろうとしたらこの時に限ってシャッターがタイマーになっていて撮れなかった。これからもこんな時に限って事は起こるということを肝に銘じて気を付けていきたい。
☆この頃一人写真が多いので誰か(特に子ども)と一緒に写真が撮りたいなと思いながら妹の家の近くの畑で作業をしてると、これまでほとんどなかったことだが姪っ子がたまたま外出から帰ってきておっちゃんと一緒に写真撮ったり畑で遊んだりしてくれました。こんな時に限っては時に良い方向もある。

Dr.358 修正力(6月3日)
ドクターの母校である丹波篠山市立Y小学校3年生の親子活動の指導をした。普段は中高生や大人の指導が多いので小学校低学年の指導は未開の領域だ。よくこの年代の指導をしている友人に聞いたり本などで調べて本番に備えたが、いざやってみるとこちらが出来ると思っていたことが難しかったり、こんなことを面白がるのと言うことを面白がったり、この学年では無理と思っていた課題解決的なことができかけたりと想定外のことだらけだった。でもそこはドクターやってみて無理そうだったら「次行きますね」って感じでどんどん修正を加え、後半にはこの学年、この集団の感じもつかめてきて、やる前から予定していたアクティビィティを修正・変更したものもある。結果的には楽しく親子で活動し仲間づくりをするという目標が達成できたのではないかと自己満足している。それに参加者を目の前にして活動を瞬時に修正して満足してもらえる域まで持っていく自分の修正力は大したものだと自己過大評価もした。やはり冒険や楽しい時間を提供するのは天職ではないかとさへ過信した。結局ドクターの得意分野は自己満足・自己過大評価・過信ではないかと思う。それはともかく楽しい時間を共にすることが出来た子ども達・保護者のみなさん・担任の先生(彼女はドクターのいた三田S高校の卒業生であることも分かった)ありがとうございました。
☆修正力を活かして行った母校の小3親子活動は(参加者はともかくドクターは)気持ちよくやれてエネルギーを貯め、午後からの黒豆畑管理機かけ(虫よけの網をかぶってますけど)は順調だった。母校の小3生は元気でやさしく集中力もあり、先輩ドクターのように毎回修正力でその場を何とか切り抜ける必要は全くない。






Dr.357 ハッピーバースデー(6月2日)
昨日はドクターの62回目の誕生日だった。特に誰からも「ハッピーバースデー ツー ユー」を言われたなかったので(妻の用事電話ついでにちょこっとを除く)自分に「ハッピーバースデー ツー ミー」を言った。メール等では何人かの方からお祝いメッセージを頂き、特にドクターイラスト(当時は絶こうちょうイラスト)を描いてくれた数年前の卒業生が「また会いに行きます」メッセージをくれたのは嬉しかったが。昨日会った人が「ハッピーバースデー」を言ってくれなかったのはそもそもドクターの誕生日をご存じないのだからしかたがないし、誰からも直接言ってもらえなかったからひがんで言うわけではないが(少しひがんでますけど)、人からいわれる以上に自分で自分にしみじみ「お誕生日おめでとう。よくぞこの世に生まれてこさせてもらって、これまで様々な体験をさせてもらって、いっぱい失敗や失態もやらかしているにも関わらずまだこうして生きさせてもらって、特に身体に痛いところもなく夜には細々ですけど美味しいお酒も頂くことが出来ている。こんなありがたいことがあるか。自分がこれまで関わった全てのみなさんと神仏・宇宙の意志等の大きな力の皆様に感謝しながら自分が出来る背一杯のことをやっていこう」という意味を込めて「ハッピーバースデー ツー ミー」を言いたい。
☆誕生日の夜は会議もあって一人晩酌だったけど、その前日は気の合う元気な丹波篠山人仲間と美味しい居酒屋で一杯しました。こんな美味しい目を前日にしているんだから、誕生日当日に誰も直接「ハッピーバースデー」を言ってくれなかったからと言ってそれがどうしたというのか(このおっさんまだ言ってますけど)。

Dr.356 マロニー(5月31日)
20年近く冒険教育界でやっていると(途中10年ほど関りが薄い時期がありましたけど)その関りで知っている人は多い。但馬の鉢伏高原に中学生を指導に行った時にかつて嬉野台生涯教育センターに来ていたマロニー(確かこの冒険ネームだったと思うが間違っていたらゴメンナサイ)に出会った。10数年前彼に出会ったときは確か高校生ぐらいだった(ドクターではなく彼が)。今も大阪の子ども会に関わり時々指導をしているという。最近の記憶は不確かだが昔のことは覚えていて、その時彼が思いついたティッシュペーパーを薄く剥がして吹き合うアクティビィティは今も時々使わせてもらっており、それを彼が編み出したのもよく覚えている。久しぶりの再会に当時のことが思い出され、それにつられて以前このブログで取り上げた「リョウチン」の姿も出て来た。そうこうしているとその場にかつて嬉野台生涯教育センターに研修しにやってきていた人にもお会いした。なんとその人は態々その日のドクターの指導に付き合ってくださった。あまり成長のないドクターの指導で参考にならなかったであろうことは申し訳ないけど、こうした昔の知り合いに出会いながら新たに出会う若い指導者とも一緒に活動できるのは幸せだ。指導が終わってからも若者指導者はいろいろと語り合っていたが、おっさん指導者ドクターは早めに切り上げ、その日の疲れを癒すべく近くの温泉へ向かった。温泉へ行くのはただ単にサウナで汗を流して晩酌を美味しく飲むためだろうという声もあるが、ともかく同じ業界に長くいると専門性の向上は別にしてもいろんな引き出しは増えてくる。
☆山深い但馬での冒険指導でかつての知り合いマロニー達に会い、その後ドクターが入った温泉は「合格の湯」だった。今更何の合格を祈願するのか、いやいや成り行きで引き出しが増える60歳、まだまだこれから挑戦しなければならないことも出てくるかもしれない、しっかり浸かろう。あくまでも成り行き自然体ですけど。




