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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.553 どんな教訓を得るか(1月9日)

このブログは日々の体験から得た教訓を自他のために紹介しているが、同じ体験でもそこからはいろんな教訓を得ようと思えば得られるので、どんな教訓を得るかは自分に掛かっている。「体験からどんな教訓を得るかでその人の生き方が分かる」という教訓さへ得ることが出来るほどだ。新年になっていつも行くスポーツセンターの運動器具がリニューアルされて、これまでに使ったことのない筋肉を鍛えるので、その部分が痛い。具体的には傾いた椅子に座ってバーベルを上げる器具を使って大胸筋の上の部分が筋肉痛だったり、ツイスト器具で体側の筋肉を使うので腰の横の筋肉が痛い。いつも使っている部位は痛みもない。ここからどんな教訓を得るかだが、次のようなものが考えられる。①いつもやっていることでもちょっと違うことは全然別物だ、②新しいことをやって最初は抵抗(痛み)があっても、そのうち慣れる(痛みが消える)ので、どんどん新しいことをやろう、③いつもとちょっとでも違うことをすると痛い目に合うので、いつもやっていることから無理に離れない、④スポセンの定期券を買ったので、できるだけ行って元を取る、⑤時間が合ったらスポセンへ行っていろんな器具を使うのは、健康にも閑つぶしにも良い、⑥スポセンで汗を流した後のビールは美味い、等だ。建設的なのは①や②だと思うが、ドクター的には③~⑥を教訓にしてこれまで通りスポセンに通いながら、いつもと同じ運動を基本にはするものの飽きたら時々新しいこと(器具)を試して、ちょっと筋肉痛を味わう程度で健康を維持する、こんな感じでしょうか。結局人は自分に合った教訓を選ぶという教訓を得ることが出来た。

 ☆今回の写真は新装なったスポーツセンターのトレーニング風景にしようと思ったが、新装で人気が出て人が多くて写真が撮れなかった。そこで記事とは全く関係ないけど、市役所に行ったら目についた掲示の写真でごまかすことにした。「何事にもこだわらず、適当にやる」、まさに自分の生き方(教訓あ)そのものだ。

Dr.552 用事を詰め込む(1月8日)

定年後1年目の1月から3月まで過ごし方に苦労した。この時期は冒険指導も農作業も地域の行事も薄くなるので、時間を持て余すからだ。贅沢な悩みだが何もすることがない(「きょういく」「きょうよう」がない)のは定年後生活の敵だ。2年目の今年は去年の反省を活かして、何もすることがない時間を作らないように極力用事を詰め込むことを心掛けている。昨日も正月飾りを焼く「とんど焼き」の他には特に用事がなかったので、急遽いろんな用事を詰め込んだ。詰め込むと言っても何でもいいわけではなく、やっていて自分が楽しいこと、どっちみちいつかはやらなければならないこと、人が喜ぶこと、それにちょっと小銭が入ってくることが加われば申し分ない。それで昨日詰め込んだのは朝から順に、①とんど焼き、②姫路までドライブ、③トレーニング、④散髪、⑤テレビ「こんなところに日本人」などだ。これが結構上手く行って、朝起きてから夜に一杯飲みながらテレビを見た後即寝するまであっという間だった。この調子でこの3ケ月を乗り切りたいものだが、用事を押し込むと「閑を持て余して余計なことを考える」(「小人閑居して不善をなす」系)リスクはなくなるが、あっという間に日や時間が過ぎて気が付いたら70歳、80歳ということになりかねない。時を味わいながら生きるのと暇を持て余さないののバランスが取れれば一番いいが、これも何度か言うように世の中はそううまくは行かないものだから(「2つ良いことさてないものよ」系)、ドクターとしてはバタバタ過ごして「ハイそれまでよ」という方が性に合っている。

 ☆昨日の用事の中に散髪を詰め込んで、バタバタ切ってもらった髪に満足げなドクター。

Dr.551 緊急時の対応(1月7日)

自宅以外で使っているパソコンにウィルスが入ったのか、突如大きな音で緊急音と「直ちに下記の番号に電話してください」「電話する前に消そうとすると大変なことになりますよ」という表示と音声が出てきて動転した。これまでも自宅のパソコンに警告ウィルスが紛れ込んだことは何度かあるが、その時は音声は無かったのでまだもう少しは冷静に対応できた(帰省中の息子にどうしようと相談に行くなど)。今回の大きな音声は人の冷静さを打ち壊す。「どどどうしよう」と狼狽するドクターを尻目に、隣席の女性が「大丈夫ですよ。大したことありませんよ」と言いながら、彼女のパソコンで対処方法を検索してくれた。窮地で神に出会ったような気がしたドクターは支持された三つのボタンを押したが、音は止まらず解決策のようには進まない。またまた「どどどうなってるんやろ。なななんで動かんのやろ」と慌てふためくドクターに対して冷静な彼女も同じようにボタンを押してみたがやはり上手くいかない。もしかしたら彼女も内心は完璧な冷静ではなかったのかもしれないが、表面上は落ち着いて今度はゆっくりもう一度ボタンを押してみたら、何と警告音は止み、その後も解決策通り対応してくれた。緊急時に動転するのは人の常であり、ドクターは特にその傾向が強いことがこの一件ではっきりしたが、今後は彼女のようにまずは言葉から「大丈夫、何とかなりますよ」と言って少しでも冷静な対応が出来るようになりたい。

 ☆今朝は正月飾りなどを燃やす村の「とんど」だ。いつものように慌ただしく玄関の飾りを取り外すドクター。このいつもバタバタが、緊急時の落ち着きを奪ってるのかもしれない。バタバタしながらも「何とかなる。大したことではない」と言ってみた。これで少しは何とかなるかな。

Dr.550 孤独と孤立(1月6日)

正月早々寂しい話題で恐縮だが、今回は孤独と孤立について考えて見た。というのも年末年始は家族以外の付き合いは乏しく一人の時間が多かったからだ。そうでなくても孤独と孤立は定年後の大きなテーマだ。先ずは基本的なおさらいからだが、孤独と孤立は違うらしい。孤独は「寂しい」といった感情で個人の内面の問題だが、孤立は他者との関係性が乏しいことで社会的な対応が求められるということだが、ドクター的にはどちらも一人で生活する時間が多いことで同じような気がする。一番のポイントは一人でいても平気かどうかだと思う。さらに、孤独や孤立は女性よりも男性に多く、中でも単身高齢者の男性が最も高い。また、孤独は健康に悪影響を及ぼし、孤独感が死亡率を26%も高めるらしい。孤独は世界共通の課題らしく、イギリスには孤独担当大臣まであるらしい。これらを踏まえて自分はどうかと考えて見ると、現役の頃から群れるのは得意でなく単独で行動することが多かったように思うが、さりとて気の合う仲間との交流は好きだった。一人の時間が多い定年後も寂しさを感じることが多く、出来れば人と触れ合う機会を持ちたいが、さりとて年がら年中誰かと一緒と言うのも気が重い。結局寂しがりだし、健康のことを考えたら適度に人と関わりたいが、これも流れでそういう機会が減るのなら、それを無理に何とかしようという意気もなく、人生の生き方と同じく流れや成り行きに従い、やってきた環境を受容するよう努める。ってこんな感じでしょうか。こんな感じでいいけど、問題はこれで寂し過ぎずに健康で行けるかどうかだ。でも心配しても仕方のないことはどうしようもないと受け入れるのがドクター流なのでやっぱこれで行くかな。

 ☆正月休みにセメントセットを買って自宅回りの気になるところを補修したが、その晩雨が降って台無し。でも仕方のないことは仕方ない、結構まだがんばっている箇所もあるから良しとしよう。孤独にもこんな感じで対処できればな。

Dr.549 老いては子に従え(1月5日)

帰省している息子と高城山に登った。今年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の市の推進委員長をしている手前、明智光秀の丹波攻めで取り上げられるであろう郷土の高城山を知っておかなければならないと思ったからだ。小学校の時に登ってから長らく登ってはいなかったが、大河ドラマが決定した昨年は結構登る機会が増えた。いつも同じ登山道で登るのだが、今回は別の登山道から登ってみることにした。いつもの道よりは登りやすかったが、それでもおっさんには30分強の登山は楽ではない。ところが息子は楽々と登りこちらが追いつくのを待って又先へ登っていく。最後の階段道などはこちらは休み休み出ないと登れなかったが、あちらは軽快に走りあがる始末だ。体力差を痛感し、これはもう完全に息子の方が上と認めざるを得ない。体力以外にもパソコンが不調の時なども彼の助けなしにはお手上げ状態だ。勿論まだ父(ドクター)の方が上のものはあるにはあるが、老獪さ・妥協心・依存心(神や仏、天や妻などに頼る気持ち)・諦めの心などどれも誇れるほどのものではない。かくなる上は「老いては子に従え」の格言通り、子の意志を優先して生きて行くとするか。流れで生きるのをモットーとするドクターとしては、その流れの中に子どもの意志が入ろうと大したことではない。今回も急に思い立って「高城山に登ろう」という老いた父の意志に嫌な顔をせず付き合うという大人の対応ができる子に従うのは望むところだ。

 ☆急な山道をヒョイヒョイと登る息子と比べて、喘ぎ喘ぎ登る父(ドクター)。子がいろんな場面で父を超えていくのは自然の流れか。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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