Dr.2170 子どものころの体験(1月12日)
新春篠山こども狂言発表会を見た。ドクターも習っていた丹波篠山在住の狂言師の師匠が教えられて、16年目になるという。師匠があいさつで言われた「狂言をみんなの前で披露するという体験をこどもたちにさせてあげたい(だから続けている)」という言葉が印象に残っている。
子どもの頃の体験はいつまでも心に残っている。近所の仲間・先輩と近くの野山で遊びまわった体験、具体的な思い出もさることながら、田園里山で緑に囲まれながら育った体験は、自分の身体と心に沁み込んでいると思う。
篠山こども狂言で狂言を体験した子どもの心には、狂言という伝統文化体験、人前で演じるという緊張体験、みんなに喜んでもらえるという充実感・達成感などは、貴重な体験であることは間違いない。その子どものころの体験が、その子のこれからの進路にどう影響するかしないかは分からないが、根本として豊かな心の土壌が耕されたことは間違いない。
狂言体験や自然体験だけでなく、子どもの頃の豊かな体験は、その人の心の土台となる。子どもたちが(大人も含めてですけど)いろんな体験をする機会を準備したい。実際のどの体験をするかしないかは、本人の意志やいろんなご縁によると思うが、準備がなければ始まらない。自分も体験を大事にしながら、他の人の体験支援に繋がることにも努めて行きたい(出来る範囲でですけど)と改めて思いました。
☆またカメラをどこかに置き忘れたので5~6年前の写真ですみません。撮ってること、やってることはそんなに変わりません。これも子どもの頃の体験が元になっているのでしょうか。