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Dr.403 カチット5(7月23日)

大阪のN小学校職員研修をやらせていただいた。「こんなに楽しそうな打ち解けた先生方を見るのは久しぶりです」と教頭先生に言っていただき、担当のY先生や副校長先生も理解のある方でとてもやりやすかった。これまでの経験から講話よりも実技の方が喜んでいただけると思い実技・ゲーム・アクティビィティを中心に行った。というより正直なところ、最近は実技をやりながら自分も一緒に楽しむ形式を好むようになってきたドクターはこんな形でしか研修指導ができなくなってきている。今回のテーマは集団作り・仲間に入れない子供をどうするのかがテーマだったが、実際にやったのはリレー形式で似顔絵を書いたり、じゃんけんゲームだったり、連想ゲームだったり、外見の変化を当てるゲームだったりで、どうしてこんなことがテーマと関係があるのかと突っ込まれなくて良かった。そんな中で急に「みなさんは子ども達にどんな力をつけたいですか、5つ書いてください」という『カチット5』という真面目な活動をやった。「人を思いやる力」「自他を大切にする心」「世界に羽ばたく力」「腕力」「ユーモア」など、各先生の思いがこもった独自性あふれるコメントが一杯出て来た。それを4~5人のグループで3つにまとめる過程で議論(言い争いを含む)が置き、このように議論は集団を分け、さっきまでのゲームのようにみんなでワイワイやる活動は一体感を生むということを体感してもらおうと入れたアクティビィティだったが、この『カチット5』(子どもたちにつけたい力は)は興味深く、これだけでも1時間位やる価値はあった。議論と活動の違いを体感してもらうための「刺身のツマ」的に使ったのは申し訳なかったと反省した。これからはこの『カチット5(別に6でも10でも良い)』をもっと大切に扱おう、ごめんなさい『カチット5』、そしてこんな形で『カチット5』をやらせてしまったN小学校の先生方。でも体験の学びは授業の学びとは違って、体験者が自由に自分の気付き(学び)を得るところがポイントなので、今回のような形でも何かをつかんでいただけたかもしれない。どうですこの立ち直りの早さ。失敗に落ち込まないで直ぐに立ち直るお気楽さも集団で生きて行く上では大事なことです。これを伝えたかったのが『カチット5』をあんなふうにやった真意です、なんちゃって。
 ☆和気あいあいと時に真剣にドクター思い付きゲームや『カチット5』に取り組む大阪府N小学校の先生方。楽しい機会(特に指導者は)を与えてくださりありがとうございました。

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