Dr.1867 入れ歯に合わす(2月14日)
作家でもあり武道家でもある方の「入れ歯に口を合わせる」という言葉を知った。普通は削ったり調整したりして口(身体)にあった入れ歯をつくるものだが、それでは又歯茎が痩せたりしたら入れ歯を作り直さなければならない。そうではなくて、入れ歯に口を合わせるようにする。最初は違和感あるかもしれないが、その内馴染むことが出来れば、例え口腔内の条件が変わってもこれまでの入れ歯でやっていけるというのだ。
もちろん、入れ歯の話は一つの例えだが、その時々の状況(条件)に自分が合わせていくというのは一つの生き方(考え方)として大事なことだ。人は年齢や諸状況によって仕事や生活環境が違って来るけど、そんな時「自分らしさ」とか「自分の思い」にこだわらず、その時々の状況に合わせてそれに合った生き方をしていくということだ。
ドクターこれまで、「その時々のご縁や流れによってやってきた状況で自分らしく精一杯でも頑張り過ぎずにやっていく」というようなことを言って来たが、ここでいう「自分らしく」も、その時々の状況の中での自分らしさと言うことで、どんな状況でも変えない「自分のやり方」とは違う。
固定的な自分のやり方・考え方に固執していると、状況が変われば合わなくなりしんどくなる。その時々の置かれた状況で、最適の自分の歩み方を柔軟にみつけていくことの大事さを言っているのがこの「入れ歯」の例えで、ここで今一度柔軟にその時々のベストを生きる生き方の大事さに気付かせてもらった。
これからも、その時々でできる最適な生き方で生きる、これができればどんな状況になろうとも心配はいらない。今日も柔らかく、自分を今の環境に合わせて行きましょう。
☆カメラ修理中の為、新しい写真がありません。これ前にも使ったかもしれませんけど、以前にSDカード不調を訴える写真です。その後カードは買い替えたけど、今度はカメラが故障するとは。人生どんな状況になることもありますが、その状況で出来ることをやりましょう。ということで今日の写真はこんなのです。こんなもんかな、その時々に最適の生き方って。