Dr.1741 アンコンシャスバイアス(10月1日)
アンコンシャスバイアスというのは無意識の思い込み、偏見ということで、自分では気づかないうちに勝手に思い込んだり、気が付かなかったりすることがあるということだ。昨日の人権研修会で、改めてこのアンコンシャスバイアスに気付くことの大事さに気付かされた。
講師が例として挙げられたのが、この男性講師は講演依頼などを自分の予定で決めて、後で奥様に伝えることが多かったらしいのだが、ある時「あなたは自分の都合で予定が決められるけど、私は子ども世話や食事の準備などもあって、勝手には決められない。自分の身勝手さに気が付いているの」と言われて初めて自分が恵まれていることに気付いたとおっしゃっていた。
典型的な差別事象だけでなく、このような一見差別と関係なさそうな日常的なことにも、このアンコンシャスバイアスが関わってくる。当然差別事象にも関わってくる。特に多数派にいると、自分の有利さに気付くことが出来にくいということだ。
これからも気を付けてこのアンコンシャスバイアスに陥っていないかどうか、絶えず点検していきたい。
☆池の点検写真です。これは大丈夫だと思うけど、油断は出来ない。