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Dr.1123 神田川(12月2日)

 久しぶりに遠距離を車で走っていて、ラジオから昔懐かしい『神田川』が流れてきた。作詞者の方が亡くなったこともあって取り上げられたようだ。

 「貴方はもう忘れたかしら・・」と懐かしい歌詞を噛みしめながらのドライブが続く。辺りには落葉の進む木々から落ち葉が群れ飛ぶ。

 この郷愁を誘う環境の中でドクターの心は「若かったあの頃」に飛んだ。「若かったあの頃、何も怖くなかった」は自分も「そうだった、そうだった」と共感できるが、その後の「ただ、あなたの優しさが怖かった」はいま一つ理解できない。「三畳ひと間の小さな下宿」で一緒に暮らす人がいなかったからか。四畳半の小さな下宿(男子アパート)には住んでいたが。

 ともかく、若さは怖さも感じる間もなくただひたすらに目の前のこと(空手道生活とバイトが中心)に打ち込んでいた。懐かしく、ちょっと戻りたい気もするけど、長くはいらないかな。

 今の生活もただひたすらだが、怖さや不安はある。考えて見ればどの年齢でも「ただひたすら」だったなと思い返す。これからも「ひたすら」が続くのか、終わるのかは分からないけど、「ひたすら」が終わるのは、楽なような暇すぎるような。

 勝手なものだと思いながら、「ひたすら」か「ひま」かは流れに任すしかないかと思い定めた『神田川』聴きながらのドライブだった。

 ☆こんな景色の中のドライブ(写真は停車時に撮影)でしたが、やはりたまには非日常の生活も悪くないですね。

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