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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.133 ほめ上手(9月9日)

ある私立中学校土曜講座冒険プログラムのコーディネートをしてくれているPochi(犬顔の冒険指導者)に、「あなたにコーディネートしてもらってよかった。私では(毎回5人以上の指導者を10回も集めるようなことは)無理やわ」と言ったら、「ドクターは『ほめ上手』ですね」と言いつつもまんざらでもなさそうな顔つきだった。意識的に褒めようと思って言ったのではなく、本当にそう思うので感謝の気持ちを伝えようと思って言っただけなのに『ほめ上手』と言われ、そう言えば校長になった時には意識的に職員の良い所を褒める声掛けをしようと思ってやってきたのが、いつしか習い性となり無意識のうちに人の良い所を指摘せざるをえないような人間になってしまったのかと嬉しかった。その後行ったトレセンで、ランニングマシンの順番をおばさんに譲った面識のない男性に「さっきは順番を譲りましたね。いいことをされました」と話しかけたが、先ほど『ほめ上手』と言われていなければ言わなかったセリフだ。何かPochiの一言で自分の褒め行為が活性化したように思う。Pochiこそ真のほめ上手かもしれない。トレセンで褒めた男性は「いやあ、あの人の方が先から待っておられましたからね」とか言いながらもなんか嬉しそうに笑顔を返してくれた。『ほめ上手』は褒めた方も褒められた方も気分が良くなる。お気楽ご機嫌な生き方のコツに『ほめ上手』を入れたい。

☆ある通信制高校のスタッフの方と。この方も「私も三田市内であった『絶こうちょう』講演会聞きたかったですわ」とか嬉しいことをおっしゃる『ほめ上手』だ。ドクターの顔がにやけているのがその証拠だ。『ほめ上手』の輪を丹有地域から全国へ。

Dr.132 影響(9月8日)

諸事情で高校等を回っていると、時々ドクターのことを知っている人に出会い、さらにごくまれに褒めてくれる人がある。この間行った高校では、ドクターが現役校長だった時にインタビューに来た生徒が高2に在籍しており、彼はドクターインタビューをきっかけに社会には変わった大人がおり、変わった大人は同じような若者が好きだということを知り、どんどん積極的にいろんな機会にいろんな人に会うようになり、ついには市の地域起こしやイベントに参加するようになり、将来は市の職員として地域創造に関わりたいと思うようになり、そのためには大学進学が必要だと思うようになり、今受験のための勉強を始めたという話をしてくださった。高校入学当初は進学を考えていなかった彼が大学進学を考えるようになったきっかけがすべてではないにしても、その一部にドクターの存在が関わっているという話を聞きとても嬉しかった。また、そのように理解してくださっている先生がおられるということも嬉しかった。このように自分の存在が誰かに影響を与えて、自分の考えなり思いが伝わっていくのだと思えることは、自分がやってきたことや生きてきたことが何かの役に立っていたということであり、それは何よりの生きがいになる。毎日がすべて面白いことばかりでなくても生きてると時々こうした嬉しい知らせに出会え、この世もまんざらでないと思える。ここに生きることの妙味があるが、世の中そう妙味ばかりが続かず、いろんな大変なことも待っているのものであることは、長く生きてると分かる。というわけで今日も良いこと・普通の事・大変なことに出会うだろうけど、ともかく今日一日を精一杯生きよう。

☆ドクターの影響を受けたという生徒がいる学校で。自分が勤務していた学校にも影響を受けた生徒はいるはずだと信じている。信じる者は救われる。お気楽な道へのヒントがまた一つ見つかった。

Dr.131 遺産(9月7日)

良い面でも悪い面でも親から多くの遺産を受け継いでいる。経済的な遺産だけでなく、体質や性格と言った遺産も受け継いでいる。後者の方は遺伝と言った方が良いかもしれないが。特に5年前に亡くなった親父から何を受け継いでいるかを考えてみた。分かりやすい例では、親父と一緒に旅行に行くと、親父は旅館のスタッフや店の店員さんによくどうでもよいような話を話しかけていた。一緒に居るこちらとしてはそれが嫌で仕方なかったが、最近では自分がよく店の人に話しかけて、子ども達から嫌がられている。でもきっと息子もおっさんになれば、同じようなことをしそうな気がする。校長として大いに役立った大勢の人の前で話すのが気にならないという性格は親父もそうだったことを思い出す。なぜ今そんなことを回想しているかと言うと、昨日長年使っていたコンバイン(米を刈り取る機械)の調子が悪くなり、修理に来てもらった農機具屋さんの勧めで新しいのを衝動買いすることにしたからだ。今ドクターが農業が出来ているのは、親父が遺してくれた農地や農機具や倉庫のお陰だ。今の農業は農機具がないと何もできない。その農機具も年々更新していかなければならず、これまではちょこちょこ修理でごまかしてきたが、今回初めて大物を買い替えた。農業も人生も今後どうなるかは分からないが、親から受け継いだものと、自分が独自に手に入れたものを使いながら終いまで行きたい。親父の晩年を見ていると、好き勝手に生きていたように思うが、いつもお気楽とは言えなかった。ドクターとしては日日お気楽な定年生活を完成したいが、結局親父と同じようになるかもしれない。

☆菓子パンを食べながら(ドクターが自分で獲得した生活志向)、親の遺産のコンバインを使って最後の田の稲を刈る。

 

☆その後、遺産(コンバイ)は不調となり、遺産処分を決意して新しいコンバインを買う契約をした農機具やの兄ちゃんと。

 

 

Dr.130 何かお手伝いできることは(9月6日)

健康診断で病院に行き廊下を歩いていると、泣きじゃくり嘔吐した2~3歳児を抱えたお母さんが椅子に座って困っておられた。その時ドクターの口から咄嗟に「何かお手伝いできることはありませんか」という言葉が出ていた。いつもはこのような場合は通り過ぎてから、「声を掛けようかどうしようか」「何か力になりたいけどどうすればいいのだろう」とか考えあぐねている間に時期を逸するというようなことが多いのだが、今回は考えるよりも前にこの言葉が出て、言った後から自分でもびっくり。そしてその後「咄嗟に素敵な言葉が出るとは自分も進歩したもんだな」と、例のごとく自分をほめた。そして皆様にも聞いてもらっている。自分が言ったから言うわけではないが、この「何かお手伝いできることはありませんか」は良い言葉だ。自分ではこうした方がいいと思っても、その人にとってはいらないことかもしれない。尋ねる余裕がある場合は、当人にどうしたいのか、どうしてほしいのか、聞くのが一番だ。この時もお母さんからは「ありがとうございます。でも、もうすぐ看護師さんが来てくれますから」と言われ、実際その後すぐに看護師さんが嘔吐処理グッズを持って駆けつけてこられていた。おっさんも嘔吐して見せ、おっさんでも嘔吐するのだから小さい子供が嘔吐するのは当然だよと言う等、変に動かなくてよかった。ところで診察結果は惨憺たるものだった。コレステロール、血糖値、血圧等が高めで、低い音が聞こえなくなっていた。問診をしてくれた若い医者から「何かおてつだいできるこはありませんか」と聞いてほしかった。

☆病院の視力検査室で。視力も相当落ちていた。視力回復のために「何かお手伝いできることはありませんか」

Dr.129 試練(9月5日)

人生は順風満帆ばかりではない。仕事や経済状況、健康や人間関係など試練が幾度となく襲ってくる。「逆境の時こそ真価が問われる」という言葉もあるから、試練の時こそしっかりしなくてはならない。ドクターなどは、「真価など問わなくてもいいから、逆境は無しにして」と思っているが、世の中そう甘くなく、試練はドクターにも襲い掛かる。いや「襲い掛かる」という表現はちょっとオーバーでした。ドクター程度の試練で「襲い掛かる」を使えば、本当に厳しい試練を受けている人に申し訳ない。昨日読んだ本では「自分よりもよりひどい状況の人と比べることは、精神安定的には良いことだ」と紹介されていた。これまでは、人と比べるからしんどくなるので、「人それぞれ」と他人を気にしない生き方が良いと思っていたし、何か自分よりも苦しんでいる人と比べて自分はまだましだと思って安心するようなことは姑息と言うのか潔いやり方ではないような気がするが、ホントにしんどい時はそんなことは言っておれない。人に公言する必要はないが、自分が試練に耐えれるようなやり方なり考え方なりを身に着けてほしい。話はそれたが、今回のドクターの試練は「台風で稲刈りが出来ない」ということだ。稲刈りには適期があるが、天候との加減でいつ刈るのかが難しい。何とか工夫してもう少し残っている稲刈りの試練を乗り越えたい。皆様もご自分の試練を工夫で乗り越えられますように。

☆これは月曜日に田んぼに入った軽トラが、ぬかるみで前にも後ろにも動けなくなった試練。この時は近所に住む叔父さんに小型ユンボで助けてもらいました。試練でもこれをネタにしようという(写真を撮る)余裕があったのがまだ良かった。

☆自室から降りしきる雨を見ていると、小鳥が瓦の隙間で雨の試練に耐えていた。

 

☆今朝見るとドクター黒豆は結構暴風雨の試練に耐え、さやまでつけていたが、さらに大きくなるには虫の試練とも戦わなければならない。自然界も人間界も試練が多い。

 

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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