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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.230 1年・人生を振り返る(12月26日)

年の瀬は1年を振り返るのに適している。ドクターの1年を振り返ると定年退職を経て「高校絶こうちょう」から「冒険教育家ドクター」へ転身し、これまでの人生で経験したことのない大きな変化があった。仕事的には大変化だが、気持ちと言うのか人間性自体はそれほど変わっていないような気がする。それは『校長先生絶こうちょう』ブログから『ドクターのお気楽な毎日』ブログへと引き続きご愛読頂いている皆様にはすぐにお分かりいただけるのではないでしょうか。「絶好調」も「お気楽」も「上機嫌」共々自分の人生の共通したテーマだ。ともかく「この一年は望んでいた通り面白かった上出来だ」と妻に話すと「忙しそうで(家事を期待したほどやってもらえず)私が大変だった」と返されたので、この話は分が悪いのでひとまず置くことにした。話を転じてこれまでの人生自体を振り返ると、やはり一番思い出されるのは退職の前年に引率したオーストラリアでのホームステイ2週間だ。そこではこれまで経験したことのないゆったりした時間が流れていた。何度思い出してもあの場所で過ごしたあの時間は幸せだった。外国というのが良かったのか、ホームステイというのが良かったのか、出会った人々が良かったのか、あの解放感の理由を探り、できればもう一度体験してみたい。あれ、次の夢と言うのか、ほっておくと面白くもない定年後の人生にちょっと元気が出て来た。過去の時間・人生を振り返るのも悪くない。

☆当時お世話になったホームステイファミリーと姉妹校の校長先生、交流した子ども達。振り返りが美しいのは今が充実していないからなのか、いいえ今の良さ(有難さ)は得てして後から分かるものらしいことは薄々気が付いてきた。

 

 

Dr.229 何もない日(12月25日)

怒涛のような宴会4連発をはじめ、やる事やらなければいけない事が目白押しだった1週間が過ぎ、これからは何もこれと言ってやることがない日々が続く。やる事が一杯の日々は忙しくって大変だが、ある面今日一日をどう過ごそうかと悩まなくてよい分「人生をどう生きようか」等と悩みやすい人にとっては安泰な日々だ。毎日特にやるべきことがないというのは恵まれているのだが、油断すると精神的にきつくなる。そこでドクターは朝の読書&ランニングから始めてお百姓仕事の1年の片付け(トラクターを洗ったり、倉庫を片付けたり)、子どもの送迎、トレーニング(やはり時間を持て余したおっさんばっかし)、昨日は特別クリスマスイヴの食事作りなど、なんやかやと詰め込んで何とか何もない日々一日目を過ごした。こうなってくると何もない日をどう快適に過ごすかが毎日の中心課題のようになって、本末転倒のような気もするが、自分のこれからの人生が掛かっているのでなりふり構わず試行錯誤を続けます。そしてうまく行ったことや上手く行った考え方は後輩(今後何もない日を経験するかもしれないあなた)に伝えたい。今はそれが大きな生きがいだ。やはり少しでも人の役に立つことをする(正確には少しでも人の役に立ってると自分勝手に思うことをする)ことが元気の源かもしれない。

☆何もない日は何も撮るものもないので、とりあえず庭のマンリョウとツーショット。とりあえずでも何かやることが何もない日を悩まずに生きるコツかもしれない。

Dr.228 偶然はない(12月24日)

今回はこれまでのドクター説をくつがえす「世の中に偶然はない。すべて原因があって結果がある」という仏教関係の本を読んだ。自分の良い行い・言葉・思いが良い結果となって表れ、悪い行い・言葉・思いは悪い結果となって自分に返ってくるというのだ。「何か大きな力(サムシンググレイト・運命・流れ・神など呼び方はいろいろ)によって生かされ、それに従って生きていると人智を超えた出来事(偶然・幸運など)に出会え、面白く上機嫌に生きられる」というドクター説とは正反対の考え方だ。でもよく考えて見ると、前者は因果は絶対なので良い結果(幸せな人生)が欲しければ、人のためになるようなことをし、笑顔と暖かい言葉を心掛け、プラス思考で生きなければならないと言い、後者(ドクター)も良い偶然を引き寄せるためには反社会反倫理的な考えや利己的な願いではなく、笑顔でたんたんとやらなければならないことやる羽目になったことを楽しんで精一杯やることが大事と言っているで、具体的な日常の心得としてはよく似ている。こうなってくると後はどちらの考えが自分の腑に落ちるか、好みの問題のような気がする。好みの問題なのでとやかく言うことはないが、因果説ではちょっとでも悪いことが起きるとそれはすべて過去の自分の悪い言動が引き起こしたことになり、やれ反省だ、やれ改善だと落ち着いて生きにくいような気がする。その点、ドクター説は自分の人生は自分の力を超えた大きな力によって決まっているので、誰にも日々起こる良いこと悪いことに一喜一憂せず、大きな存在に任せて、自分は自分のやる羽目(流れ)になったことや自分が良いと思ったことを自分のできる範囲でやるだけで、それで人が喜んでくれたり評価してくれればラッキーって感じだ。ドクター説の方がいいように思うけど、これはちょっと自分に都合よく書きすぎか。

☆クリスマスが近いのでひょんなご縁で手元にあるトナカイの角をつけて黒豆収穫の終わった畑を鋤いていたら鳥たちがやってきた。こんな感じで日々やることを楽しんでやっていると大きな力が面白いことに出会わせてくれる、こんな感じで生きるのどうでしょう。

  

Dr.227 偶然を呼び込む力(12月23日)

前に「念を貯める」で報告して以来、潜在的顕在的に思ったことが実現する事態が続いている。この間はドクター愛読書『定年後』の新書を持って著者に会えればサインしてもらおうと著者がお勤めの大学に行ったら、偶然エレベーターの前でお姿をお見掛けしそのまま研究室まで付いていってサインとお話をする機会を得ることができた。お聞きすればその日は一旦研究室を出て帰路につかれたが忘れ物を思い出し部屋に戻る途中だったという。ドクターもいろんな事情によりその日のその時間にエレベーター前にいたが、数秒でも違っていればお目にかかることはなかっただろう。いろんな偶然が重なり信じられないような出会いが実現したのだ。他にもJRで移動中に居眠りをして目が覚めると隣の席にこの春卒業した教え子が座っていたということもあった。彼はドクターが今春送り出した卒業生の中でも最も気になっていた生徒の一人だった。車中で彼の最近の様子やがんばりを聞くことができ一安心することができた。さらに宿泊宴会の前に時間が合ったので周囲をランニングしていたら(ドクターは余時間があればどこでもランニングができるように体操服とランニングシューズを車に常備している)、これまで20数年間一度も出会ったことのなかった知人や同じ村の人に出会った。特に村から遠く離れた場所でその日の余時間の関係でたまたまその場所を歩くように走っていたドクターに同村の先輩が偶然出会う確率は天文学的な確率で、奇跡と言ってもいいような出来事だと思われる。このように最近のドクターの身辺には気味の悪いぐらい幸運な偶然が立て続けに起こっているが今後どうなっていくのだろうか。この波動を楽しみながらまたご報告したい。

☆滅多にない偶然が重なり著名な著者から幸運にも準備していたご著書にサインして頂けた。

 

☆時間つぶしの思い付きランニングをしていたら、通常考えればあり得ないようなタイミングで知人や同じ村の人に偶然出会った。ドクターの偶然を呼び込む力が神がかってきた。その時の空には後光のような夕陽が輝いていた。

 

Dr.226 偶然の力(12月22日)

10年ほど前に冒険教育施設を作られたK大学堺キャンパスに施設の見学と施設運営の様子を聴きに行った。冒険施設設置から関わってこられた人間健康学部のY田教授にお話をお聞きすることができた。現在では1年生全員を18ほどのグループに分けて年間15回(1回90分)の授業を受けさせたり、ゼミ生が冒険教育を指導したり、地元の子どもや大人の団体が使ったり、教員の研修なども行われているようだ。何より学生たちの心が開かれ(オープンマインド)、仲間の中にコミュニティが作られ、それを土台に学生たちが地域や外に向かっていろんな企画や行動(子ども食堂や避難所運営など)を始めるようになるのが大きな成果だとおっしゃっる。高校跡地を使って大学の新キャンパスを作る時のお話も伺ったが、そこにはY田教授の熱い思いはもちろんだが数々の幸運(偶然の力)が重なった結果のように思われた。敷地内に施設管理上地上に大きな建物が建てられない用地があったり、大学新設の予算が限られていたり(十二分の予算があればトレーニングジムなど別のものが作られていたかもしれなかったという)、関西にこうした施設を持った大学がなかったため宣伝効果が大きかったこと等も幸いしたようだ。ドクターが嬉野台にHAPの施設を作った時にも、たまたまその時の上司に県教委の予算に発言権を持った教育に理解のある方がおられたり、事務方も協力的な人事構成であったことなどが幸いした。このように何か物事が成る時には、当事者の熱い心は必須だがそれ以外にも神の力というのか偶然の大きな力が働く。関係者はこのことをよく理解し感謝の心を持つことと自力への過信を戒める心を持たなければならない。こんなことは人間力あふれるY田先生はとっくにご存知だろうがすぐ調子に乗るドクターには厳重に言っておく必要がある。

☆関西で初の本格的な屋外冒険施設を持つK大学堺キャンパス。

 

☆偶然の力を活かす熱いハートを持ったたこやき&Y田教授&ドクター(ちゃっかり偶然力を活かして人生を歩む勇士に紛れ込んでしまいました)。

 

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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