Dr.1042 気の許せる人(8月26日)
職場でも周囲の人と喋ることは多いが、仕事がらみであったりもして、そこにはやはりある種の緊張感が常にある。そんな時、時折気張らなく話せる気の許せる人と話すのは元気が出る。
一番の友人は昨年亡くなってしまったので、1年に何回か出会う友人と言うのは無くなった。
こちらから連絡をとればあってくれるであろう人はいるが、そのちょっとした手間がおっくうなめんどくさがりなドクター。
この調子では仕事を辞めたら、家族以外はあんまり話もしない生活になるような気がする。
人間、「一人で生まれて来て一人で逝く」と言われるから、話せる人がいないことをそんなに気にしなくても良いかもしれないが、どうなることだろう。
ともかく、何の遠慮もなく話せる時間は楽しかったしありがたかった。
何でも飽き性なドクターとしては、孤独もたまにはいいけどずっとはチョットね、和気あいあいもたまにはいいけどずっととなるとどうだろうかという感じ。
いくら飽き性と言っても、自分との付き合いは飽きるわけにも行かないし、今のところは結構毎日ワクワクしながら過ごせている。
ここまでの人生展開、自分では思いもかけなかったことが多く、大変な場面にも出くわすが、なかなか面白い。
これからの人生、一人になったり、時々心を許せる人と話す時間が合ったりしながら、どう展開していくのだろうか、楽しみながらいつか来る終わりまで過ごしたい。
☆思いがけない人生の一つ。校長経験が始まった篠山S高校。
Dr.1041 後輩への伝言(8月25日)
学校の校長・教頭をめざす方へお話しをする機会があった。
昔の写真を持ち出して、いくつかの伝言というのか、自分の失敗を下にこういうことには気を付けてくださいよ、でも管理職はやりがいがありますよ、というような話をさせてもらった。
下の写真が昔(26年前と言うのが判明)、谷村新司さんのコンサートに生徒会役員と招待され楽屋で撮った写真。この時は谷村さんが生徒達にビデオメッセージをくれたので、その際自分も髪形を真似て一緒に盛り上げようと企画したのだった。
主役は生徒会顧問の自分、生徒や生徒会役員をもっと前面に出すべきだった。「誰が主役かを忘れない」「学校の主役は生徒(子ども)」というメッセージを自分の失敗を踏まえて後輩には伝えた。
次の写真は退職2年前の体育祭『部活動行進』。その時校長だったドクターは台の上に只立つことをせず、写真のようないでたちで運動部の最後を帰宅部の連中と一緒に更新した。自分の教師生活の一番の思い出ともいえる『帰宅部行進』。帰宅部を運動部と一緒に更新させることには賛否両論というより、否定的な意見が多いとは思うが、この時の帰宅部の連中とはいろいろ関りがあった。みんな悩んだ上の帰宅部選択だった。そんな事情を知っている運動部の連中も彼らを参加させることを了承していた。学年団も理解があった。
最後は校長判断だったが、生徒も保護者も地域の人も喜んでいただいた。ただ次の学年団には理解してもらえず翌年は実施できなかった。
このような賛否両論ある決断を思い切ってできる管理職(校長)はやりがいがあるということを伝えたかった。
Dr.1040 詐欺にあいそうに(8月24日)
ついにドクターのところにも詐欺の手口がやってきた。
シーメールに「support」という名前で、「本日中に連絡がない場合は手続きに移行する」みたいなメッセージがあった。普通ならしてはいけないはずなのに、そこにあった03の電話番号に電話してしまった。
すると折り返し「auサポートセンター」を名乗る係員らしい男が、「何かの怪しげな口座が入ったままになっていて、会費が発生している。会費を振り込まないと携帯が使えなくなる。今日中に3万円振り込めば解約できる」みたいなことを、いかにもサポートセンター風に言って来た。
「払い込みはコンビニで出来るが、少しややこしいので、コンビニに行ったら電話をしてくれれば手続きを案内する。いつ頃行けるか。お昼には自分は休みに入るので、他の者では分からないので、12時までにコンビニに行ってくれ」という。
さすがに、この辺まで来るとドクターも怪しいと気付き(もっと早く気づけよ)、電話を切ったが、危ない所だった。用心しないとこの先また狙われそうだ。
用心と言っても、結局、人を疑うことなので、あまり得意ではないし、疑って生きるのは生き方として良くないと思うので困った。
こんなことで生活する人にこういう詐欺はやめてほしい。
全ての人が気持ちよく生活できる世の中を願うが、難しいのだろうか。
ともかく今後は自分も気を付け、皆さんにも同様の手口に引っかからないようにお願いします。
☆家のあちこちに咲くユリの花。この花のように清らかに生きたいが、なかなか難しいのだろうか。
Dr.1039 1日の組み立て(8月23日)
休日の1日をどう過ごすか。先ずは、百姓仕事。しかしまあ、これも天気によってはできない。
次に考えるのは、どこで汗を流すか。1日1回は汗を流しして、美味しく夕食時一杯がこの頃の楽しみなので、一日のどこかに汗を流すメニューは欠かせない。農作業で汗をなすのが一番だが、汗を出す作業が多すぎても体調を壊すし、少なすぎると美味しい一杯につながらないので加減は大事。
ここに家の用事や行事が入ってくる。
昨日は水利組合として水路の調査等を行った。それと散髪と2~3時間の農作業で1日は終わり。
あっという間に一日は終わった。一杯後は即寝なので、一杯でドクター一日は終焉となる(緊急事態は別ですけど)。
平日は農作業が市役所勤務に代わるだけで、基本は同じような感じ。
こうして一日一日があっという間に過ぎていく。気が付けば1日1週間1月が終わっている。こんな感じの過ごし方がどうなのかと思わないでもないが、人生や悩みをあれこれ考える間がないのは良いことかも。
かくしてあっという間に一生が終わるのではと思うと、寂しいような、時間を持て余すよりはいいような、とかく物事には良い面と悪い面があるし、自分の意思と言うよりは大きな流れで生かされていると思うので、時間の過ごし方も流れに任せるしかない。
☆水利組合役員の人達とため池や水路の現地調査。何とか済みました。一日もあっという間に過ぎました。なかなかゆっくりは過ごせませんが、これでいいのかよくないのか。考える間もない。まあいいか。
Dr.1038 さすがプロ(8月22日)
伸び伸びになっていた石川さゆりさんのコンサートに行って来た。
2時間ほどのコンサートだったが、よくあれだけ歌えるものだと思う。何十曲歌われただろう。
歌の間のしゃべりも自分一人でやって、しかもなかなか上手。お客の心をつかんでいる。
聞けば来年50周年だという。よく一つの道を50年もやれるものだと思う。ドクターならとっくに飽いているだろう。それに加えてその分野のことはやりつくして頭打ちって感じだろう。
ホントに久しぶりのコンサートだった。その前がいつだったのか思い出せないほどだ。30年ほど前に生徒会の役員を連れて谷村新司のコンサートに招待されたのは覚えている。もしかしたらそれ以来かもしれない。
大きな声は出せないので、拍手をしたり、手を振ったり、目をつむって歌の世界に入ったり、人生を振り返ったり、あの曲がヒットしていた頃は何をしていただろうみたいな感じで。なかなか豊かな時間だった。
時々ドクターのいた舞台左方にも来られるので、目を見つめて手を振った。そこで手を振ってくれたのは自分に向かってだと思えた。多分多くの人がそう思わされただろう。これぞプロだ。
「麒麟が来る」の委員会にいたのでその関係で買ったチケットだったが、こんなことが無ければ買わなかっただろう。やはりいろんなご縁が人生を面白くする。ありがとうございました。