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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.1732 プラスを見る(9月22日)

 毎日を生きていると、嫌なこととかマイナスな出来事が気にかかる。多分、マイナスなことと同じぐらいプラスなこともあると思うけど、プラスなことや当たり前にできることは見落としがちで、マイナスなことばかりが気になってくる。

 自然界を生きる動物としては、マイナス面が命取りになるので、最悪を想定して行動することが生き延びることに繋がることもあって、マイナスに意識を向けることが本能的になっていると考える。

 文明の進んだ現代では、自然界的・物理的な危険より、精神的な危険の方が要注意だと思う。そういう意味で、本能的なマイナス面への意識を押さえて、意識的にプラス面を見て行くことが大事になってくる。

 そんな理屈も踏まえて、マイナス心配要素は敢えて脇に置き、プラス面を探すと、例えばこんな感じです。昨夜寝る前に腰に張った張り薬が効いて腰の痛みがマシになった。腰が痛くない人には当たり前の、洗面台で前かがみになって顔を洗うなどが腰が痛くて出来にくかったのが、だいぶ楽にできるようになった。

 腰痛の軽減など大したことでないと思う人もあるかもしれないけど、腰痛経験者にとってはこの痛みが和らぐことの嬉しさを理解してもらえるだろう。

 そんな感じで、これ以降も敢えて小さくてもプラス面を見て、心のテンションを上向きに向けて行きたいと思います。良かったらご一緒に小さなプラスを見る生活始めませんか。

 ☆これもよく見る庭から山すその景色ですけど、敢えてプラス視点で見れば、いいもんですよね。

Dr.1731 勢い(9月21日)

 市議会の一般質問で答弁した。特に学校の統廃合に関する議論で白熱した。人口減の現状から、今後を見越して学校園の統廃合計画を作れという議員に対して、地域や保護者からそういう声がない時に行政が一方的に計画を作るのは混乱を招くというのが市長や私の考えだ。

 小規模・少人数な学校が増えているのは全国的な傾向で、国や県も適正配置の手引きをつくっている。そこには、小規模少人数の学校のメリット・デメリット、デメリットを解消する対応策などが整理されている。今更同じような議論をする必要もないし、丹波篠山市においても10数年前に議論して答申が出ている。

 事あるごとに現場を見るドクターの思いとしては、今一クラス平均20人ほどで10名前後のクラスも多いが、一人一人を丁寧に見るという点において少人数は適しているし、多様な意見や人間関係が不足するというデメリットのへの対処は、ICT端末を使ったり、異学年交流や近隣校との交流(スクールブリッジ)、地元の方との交流などで結構カバーできていると思っている。

 将来統合の話が出て来た場合には、近年の統合の実績(10数年で3つ)を生かして、スムーズに進められると思っている。それまでは小規模・少人数を活かして、地元の子どもたち一人一人全員の力を伸ばしたい。

 そんな思いを、理路整然とはとてもいかないが、熱い思いのまま勢いで語らせてもらった。大事なのは論争よりも、実際の子どもたちにとって良い環境を整えることだ。熱い思いは持ちながらも柔らかな頭で、具体策を進めて行きたい。

 あれつ、今回はもう一つの公式ブログのようなものになってしまいました。すみません、明日はも少し柔らかい話題にします。

Dr.1730 大学空手道部(9月20日)

 このほど大学空手道部創部70周年記念誌が送られてきた。懐かしい先輩・後輩たちが多数寄稿している。ドクターも短い文を寄せさせてもらったのだが、読んでいると懐かしいあの頃のことが脳裏に浮かんでくる。

 「人生の宝物」というタイトルで空手道部にかかる思いを綴らせてもらったが、本当に空手道部は人生のあの時期の宝物だと思っている。大学卒業後も思わず高校教員になって空手道部顧問になり、自分自身も国体に出るなどした。その後も校長になってから、いろんな式で演武を披露するなどしている。ごく最近でも恥ずかしげもなく、武道大会あいさつで空手道着を着て、ヌンチャク振ったりしている。このいい加減さは当時とあんまり変わっていない。

 人間の本質はそう変わらないものだということも改めて分かる。大学時代の当時も主将もやったが、新入生相手の勧誘会で、ビン切(水を入れたビール瓶のくびれた部分を空手の技の手刀で切るというのか、ぶっ壊す)をやったが何度かやっれも切れないので、地面にたたきつけて割って笑いを誘った。今とあんまり変わらない自分がいた。

 そこからいろいろあって、といっても自分の意思だけでないように思うけど、仕事も人生も展開して行って今に至る。結局、どうなるかは流れに任せて、自分らしく、自分も周りの人も喜ぶことをやって行きたい。そんな感じです。当時の後輩もたまに、ドクターブログ見てくれているのを記念誌の記事で知りました。ご縁の不思議を感じます。感謝。押忍(オッス 空手道部あいさつです)。

 ☆写真のないドクター寄稿文。

Dr.1729 趣味(9月19日)

 昨日は時間はあったのに、接続不調でブログ更新できずすみませんでした。今日は今のところ順調なようですが、上手く更新できるかどうかは、人生と同じで最後まで分かりません。なるべくは更新したいけど、宿命に任せます。これも人生と同じです。

 さて、今回のテーマは趣味で、昨日も書こうと思っていたやつです。というのもその前の日に、男声合唱団のステージを見て、そこで活き活きと歌われている同年代から、その上の先輩方の姿に感銘を受け、やはり趣味と言うのか、好きな時間を過ごせるものがあるのは生きる上でいいもんだなと思ったからです。

 ドクター人生を翻っていろんなものを趣味としてきたけど、どれも長続きしていません。まず思いつくのは、狂言でこれは20年ほどやりましたけど数年前にやめてしまいました。次には冒険指導、これは趣味と言うとちょっと違うかもしれないけど、10年以上好きで続けていました。今も「ささやま冒険教育(HAP)」の看板を上げたままですが、しばらく指導に行ってないし、もういいかなって感じです。

 他にも、一時は映画観賞や古文書、英会話も好きでやってました。これらは機会あれば、また始めたいとは思いますが、そんなに強い意欲があるという訳ではありません。

 では今何が好きな時間かと言うと、トレーニングや農作業で汗を流した後の一杯です。これも趣味と言えるかどうかわからないけど、今の人生の楽しみです。夕方の一杯が楽しみだなんて、大きな声では言えないし、これとていつまで続けられるか(主に医療的見地から)分からいと言う不安はあるけど、これまた人生と同じで、というのか人生そのもので、生きて見てその時の状況によってなるようになるしかないかなって感じです。

 そうそう、こういうどう生きるかっていう生き方を考えるのも結構好きです。これって趣味と言えるんでしょうか。

 ☆趣味や生き方を考えながら聞かせてもらった、舞台(前)。想像よりも多くの方が来場されていました。

Dr.1728 やりたいこと(9月17日)

 映画字幕翻訳家の戸田奈津子さんが自分のしたかったことは、この仕事だったというようなお話をされていた。

 自分を振り返って、はたして自分はどんな仕事がしたかったのだろうかと考えて見た。高校教員がメインだったが、最初から先生がやりたかったわけではない。大学は法学部に入ったほどだ。

 就職を決めなければいけないタイミングで、家庭教師の経験もあって、教職に就いた。これとて、採用試験受かっていなければ、公文数学塾に就職予定だった。

 その後、いろいろあって大学院や教育委員会、そこで出会った冒険教育と、その時その時は面白いものに出会ったが、ずっと永遠にそれがやりたいというほどではない。講師の経験や人前で話すのは好きだが、それでずっとやっていくほど腕前があるわけではない。農業やトレーニングも長くやっているが、それがメインのやりたいことという訳でもない。

 そう考えて見ると、戸田さんのように自分が特にこれがやりたいというものがあるわけではないと言うことが分かった。多くの方もそんなものではないだろうか。特に苦手な分野は別として、その時々の流れ・要因で自分がやる流れになったことを精一杯やって行く。そして人生が進んで行く、そんな感じではないでしょうか。

 特にやりたいことがある人は、それに向かっていけば良いし、とりわけてそういうものがなくても生きていける。だからといって、人生をなげやり、消極的に生きるのではなく、与えられた場所で自分の個性を発揮して全力で打ち込む。そのことでまた別の場がやってくる。

 そうそう、取り分けて夢ややりたいことがなくても生きていける、毎日を機嫌よく生きることの大切さを子どもたちに伝えたいという思いは今も結構強く持っている。せっかく生まれてきた人生、機嫌よく、自他にやさしく、たんたんと生きて行こう。このメッセージは機会あるごとに伝えて行きたい。それがわたしのやりたいことという訳でもないようには思うのですが、結構強く思っています。

 ☆百姓ドクター。結構おもしろいですが、このために生きているのでもないような。

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