Dr.846 悲しく寂しい人生(12月10日)
普段は「絶こうちょう」とか「上機嫌」「お気楽」と威勢の良いフレーズを使っているが、折に触れて人生の悲しさや寂しさを感じている。特に体調が悪い時(健康診断の結果が悪い時を含む)や親しかった人との別れや孤独を感じる時などだ。人は元々一人で生まれて来て、一人んで死んでいく。人生に「生老病死」は付きもので、元来が人の人生は「悲しく寂しい」のが当たり前なのだと説く人もいる。ともかく、「悲しく寂しい人生」を根底に据えれば、それより少しでも楽しいことがあったり寂しさが慰むことがあれば嬉しく思える。「楽しく絶好調な毎日」を前提や目標とすれば、そうはいかない現実に必要以上に落ち込むことになる。ここは一つ「悲しく寂しい人生」に慣れ、高望みせずたんたんと日々やるべきことをやっていくことにしよう。そうすればちょっとしたことに喜びや感謝を見つけることが出来、小さな幸せを感じることが出来る(こともある)。
☆ちょっとした良いことも気がかりもある一日の終わりに見た夕景色。「絶好調」「お気楽」「上機嫌」は、「悲しく寂しい人生」を生きるドクターの夢かもしれない。