Dr.996 同級生(7月1日)
普段あまり同級生に出会わない。出会っていても顔を忘れていたり、お互いに容貌が変わっていて分からないのかもしれない。
同級生は同じ時代環境で生きて来て、思いでも同じくしている場合が多いので一際懐かしい存在だ。一度ゆっくり昔のことを話したいと思うが、なかなかそういう機会はない。
この間久しぶりに同級生から連絡があり、市に防災用のマットを寄贈したいというので、市の担当者とともにI君が働く倉庫に現物を見に行った。
寄贈式をしようと提案したが、そんなものはいらないという。「昔の話」をしようと思ったが、どちらも用事があるのでちょっとしか話せなかった。
もう少し話したかっという思いは残るが、それでも同じ思い出を共有している同級生に会えたのは良かった。昔と今は分かっても、その間の長い時間は別々の道を歩んでいる。
共通の昔話と、その後の互いの別々の人生の紹介し合い、これはなかなか興味深い時間になるはずだ。I君も含めてこれからまだまだ同級生に再会していろんな話がしたい。
自分としても、それまでいろんな物語を紡いで、ぼちぼち生きたい。みんなそれぞれの人生を歩んでいて、折に触れて出会い、語る。人生の楽しみの一つだと思う。
☆同級生I君が働く倉庫と時間の長さはほぼ同じだが、その間にいろんな人生を歩んできた二人。別々の人生が時折交差する。人生の楽しみの一つです。

