Dr.823 一人葉っぱ取り(11月14日)
出かける予定があったが、車で出かける際に多くの人が畑で黒豆の葉っぱを取っているのを見て、予定を変更して午後から葉っぱ取りを行った。これも流れで生きるということか。ともかく正月の黒豆出荷に間に合うように、豆の葉っぱが自然に散る前に強引に取って、その後根元を切って畑で乾かした後乾燥機に入れて、それから雑粒・選別・出荷となる。一連の作業を正月前に行わなければ値段が下がる。昨日は天気も良く気持ちの良い作業日和だった。周りの人はみんな自分の畑で葉っぱを取っているので、見かける人もいない。時折近くの山から小鳥の鳴き声が聞こえるだけだ。紅葉の進んだ山を背景に一心に葉っぱと向き合い、自分ががんばった後が一目瞭然で達成感もある。時々ならなかなかいい時間の過ごし方だと思うが、なんせ孤独だ。全ての役職を退いたら、こればっかりの毎日が続くのかと思うと不安になる。やはり定年後人生充実の鍵はこの孤独とどう付き合うかだなと思わされた。健康と老後資金があれば、天気のいい日に自分のペースで葉っぱ取り(やその時期の農作業)をすればいい。それはそれで有難いことだが、この孤独とどう付き合っていくのか、今度また時間のある時に考えよう。
☆秋景色の中で一人葉っぱ取りをするドクター。これを何の憂いもなくやれるように修行したい。