Dr.784 それぞれの悩み(9月28日)
著名な女優さんが亡くなった。ドクターはあまり知らないが、多くの作品に出演され容姿端麗、私生活も充実されていた方のようだ。ご冥福をお祈りするとともに、外からは幸せそうに見える人も皆それぞれの悩みを持っているんだなあと改めて教えられた気がする。ドクターの目下の悩みの中心は、定年後に仕事を離れた後の人生の充実と心身の老化とその先の死あたりだが、これらは60代から70代ぐらいの人に多い悩みか。若い時は定年後や老化や死に悩むことは少なく、もっと別の悩みがあったような気がする。「気がする」などとお気楽な言い方をしているが、若い時の悩みを詳細に思い出せないのと今ではそのほとんどに悩んでいないからだ。とすれば今60代で悩んでいることも80歳や90歳になれば悩みではなくなるということか。同様に自分の悩みは他の人にとっては悩みではないこともある。事実、同年齢の友人は定年後の生き方についてあんまり悩んでいないという。悩みは人それぞれ、同じ人にとっても年齢によりそれぞれあるということと、悩みの種類はいろいろあっても、その大きさと種類はリンクしないことは押さえておきたい。他の人にとっては「そんなことぐらい」と思うような類の悩みでも、その人にとっては生死を懸けた大問題であるということはいくらでもある。それで目下のドクターの大問題、定年後人生の過ごし方だが、目下の解決策は「ご縁と流れに任せてたんたんと生きる」だが、これに「人は死んでも無になるわけでないから、老化や死を怖れなくてよい」というのを加えたらさらに完璧になる気がするが、後者はまだ学んで日が浅いので自分のものになっていない。こちらも「流れ重視生き方」のように深化させ、1日も早く発信していきたい。同じ悩みに深く悩む人の力になるためにも。
☆昨日は村の集会場を当番なので掃除した。この公民館集会場ができて20年余、いろんな人がいろんな悩みを抱えながら生きてきた。