Dr.1992 若者と話す(6月30日)
中学校総体の市の予選大会を見に行って、今年から教員になったという若い先生と話した。大学は文学部だったけれど、社会科の先生になったと聞いて、ドクターも法学部だったけれど高校社会科の先生になって、教科の授業には苦労したという話をした。
特に日本史の授業が多く、専門的な勉強をしてこなかったので(後に大学院へ行って近世史を専攻しますが)、毎日教材研究に追われ、時には仏像のマネ授業(先生が仏像の格好をマネをする:例えば、椅子に添わって半分足を組んで、肘をついて首をかしげて考え込むポーズで『半か思惟像』を表す)で教室を盛り上げた話等もして、良かったらこの授業案を差し上げます等も話した。
初任での担任を心配したが、「担任は面白いです」と答えてくれたのでちょっと安心した。教員にとって授業は勿論大事だが、部活動指導でも、学級担任でも、生徒会活動でも、生徒の相談にのるなど、何でもいいので、自分の得意を活かして、子どもたちを伸ばして行ってほしいというような話しもした。
彼と話していると、若い頃の自分を思い出した。いろんなご縁や流れで教員になったが、限界も感じて教育行政の世界に入り、それからもご縁で、冒険教育指導や教頭、副所長、校長等いろんな立場を経験する中で今に至る。立場は変わっても、変わらないのは「周りの人に元気を与えて、成長を支援する」だ。そして、生かされていることへの感謝と、自分にできる貢献をやっていく、これをベースに生きている(生かされている)。
久しぶりに、若い世代と若い頃の授業などの話しをして、自分の来し方生末を再確認できた。総体の子どもたちの様子を見に行ったのが、自分の姿も見ることになった。ありがたいことです。
☆中学総体市予選を見に行って、自分の過去・現在・未来を見ることになったドクター。未来は分かりませんけど、方向は「感謝と貢献」「一日一生」「流れとご縁」かな。