Dr.1196 ボチボチ行きましょう(2月18日)
「ボチボチ行きましょう」はドクターがよくこのブログなどで使う、自他に頑張りすぎて自分らしさを無くしたり、体調を崩したりしないように呼び掛けるフレーズだが、昨日は別の人から自分に呼びかけてもらった。
教育方針を表明して、ある人から「あなたらしさがない」等といろんなことを言われるって話したのを聞いて、頑張るのは大事だけど無理し過ぎないで「ボチボチ行きましょう」と声をかけてくれたのだ。
よほど自分に悲壮感が漂っていたのではないか。そのちょっと前には、ある車いすランナーの講演を聞いて、「いきいき生きるためには夢や目標が必要。夢や目標は何歳からでも持てる」みたいな話を聞いて一瞬その気になっていたが、それはそうだが誰にでもその生き方が出来るわけではないことを思い返した。
要は、「夢や目標持って生きた方が良いと思える人はそうすれば良いし、そんなに気張らずにボチボチ行きましょうで生きる方が生きやすい人はそうすればいい」と言うことではないだろうか。
ドクターはすぐ影響を受けるので、夢目標の頑張る人生も一理あると思ってしまったし、確かにそうだとは思うが、自分としてはやはり「ボチボチ行きましょう」の方が合ってるし、そう思って元気が出る仲間を応援したい。夢目標頑張る派の人は多いので、そちらはそういうタイプの人に任せて、こちらはボチボチ派を力づけたい。大事なのは自分と違う生き方も認める寛容の心と多様な人との共生社会を実現しようというきもちではないだろうか。
☆ある高齢者大学の閉講式であった車いすランナーの方のDVD講演「夢や希望を持っていきいき生きよう」。良い講演だったが、「ボチボチ行きましょう」で生きる人もいてもいいですよね。