Dr.1021 過去への旅(8月4日)
出張の機会を利用して、かつて勤めていた三田市内のS高校とU特別支援学校を訪ね、旧知の人(旧知の人は大概お世話になった人)に会ってきた。
昔の場所に言ったり昔の人に会ったりして過去を辿っても、現在や未来に何のプラスにもならないという意見もあるかとは思うが、人間はそんな目先の損得、合理的な理屈だけで生きていない。
現在・未来の自分の仕事や生活に直接は関係なくても、懐かしい思い出の場に行き、懐かしい人に出会うのは、心が癒され元気をもらう。
懐かしい場所に行き懐かしい人々に出会う過去への旅は、大きく言えば自分の人生の振り返りであり、生きた証の確認でもある。人は現在と未来だけでなく過去も生きているのではないだろうか。
考察はともかく、行けるチャンスを活用して無性にS高校に行きたくなった。ここはドクターの教員人生の集大成ともいえる場で、生徒達との交流、PTAや地域の方との交流も含めて存分に自分流をやらせていただいた。学校は子どもの為にある、日々を上機嫌に生きることの大切さを自分も語ったし、子どもたちからも教えてもらった。
☆改修が進むS高校で、現校長と。大好きな学校で最近の人気も高く嬉しいが、丹波篠山市のこども達には市内の高校へも行ってほしく、複雑な思いではある。
次に行ったのがU特別支援学校。ここで一人一人の子どもの特性に寄り添う教育の原点を学んだ。お隣の学校にはかつてS高校で一緒に勤めていたB先生が校長をされており、ドクター流も参考に学校経営をされていると伺い、こんなに嬉しいことはない。やはり過去への旅は意味がある。