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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.186 早くから始める(11月5日)

早熟と言うのか、何事でも早くから(若いうちから)始める性向がある。20代の頃から新開地の立ち飲み屋やサウナなど、おっさんやお爺さんがよく行く場所に出入りしていた。飲み屋だけでなく仕事や趣味の世界などでも周りを見れば自分が一番若い方という世界が結構多かった。最近は定年後の生活や終活を研究しているが、同じ年代の連中が再雇用などでまだまだフルタイムの仕事をしている中、一足先にフルタイムの仕事が無くなった時の生き方を模索しているのだ。特に「終活」などは普通は70代や80代で始めることだと思うが、61歳の今からぼちぼち始めてしまった。「何事も早くから始める」性格を長年やってきて、早くから始めるのは悪くないという経験則を持っている。本番の時期がやってきたときに、その時すでにそこそこの経験者であるドクターは落ち着いてその場を過ごすことができる。それに年長者の至福の楽しみを長く味わうことができているとも言える。さらに少し先に始めた体験者としてつかんだ知恵を、後から来る人に伝えたいという余計なお世話的な親切心もあって研究に余念がない。そういうわけで、現在は「定職が無くなった後の人生の過ごし方」「終活」「地域活動」(これは定年前から始めており、最近は若手や同年代も少しは入ってきたので、そろそろ卒業時期か)などに取り組んでいるが、「終活」の次に取り組むテーマとしては「再生」「誕生」などが考えられるが、いくら何でも早すぎるか。

☆人より先に来年度のために収穫の終わった田んぼを耕した(この辺では年明けの3~4月に耕す人が多い)。田んぼを耕していると、どこからともなく鳥たちがやってきた。ドクターとしての人生の次は「鳥」人生と言う暗示か(単に地中を掘り返されて出てきた蛙等を狙ってきただけかもしれないが)。「鳥」人生も悪くないが、できれば大空を飛ぶ「鷲」か「鷹」が良い。鷺さん、すみません。

 

 

Dr.185 ヒント(11月3日)

現役時代から今まで何か話を頼まれた時のタイトルは「絶こうちょう教育のヒント」「お気楽な生き方のヒント」「ヒントでピント」など、「・・・のヒント」というのを多用してきた。「ヒント」というと、ドクターの話しから自分の生活にどう活かすかはあなた次第ですよという感じが出て、話す方としては気楽に話せる。なんせドクターが話すのは「ヒント」なのだから、そこから学びを得るかどうかは聞く人にかかってますよと講師の責任転嫁が出来て都合が良い。でも実は「ヒント」というタイトルにはこうした姑息な理由だけでなく、ホントに講師の話を自分の生き方に活かすのはあなたの腕にかかってますよというメッセージが含まれている。講演会の学びだけでなく、冒険教育ワークショップにしても、本や自分の体験にしても、そこから学びを引き出し自分のリアルの生活に活かせるかどうかは本人にかかっていると思うのだ。そこでドクターの最近の一番の関心事「定年後人生の充実」について様々な本から「結果にこだわらずプロセスを楽しむ」「孤独への耐性をつけておく」「夫婦二人の時間をつくる」「1日を無事に過ごせたことに感謝しよう」などの沢山のヒントを得たが、問題はそのヒントをどう実際の生活に活かせるかだ。どなたか「ヒントを現実の生活に活かすヒント」をくれないだろうか。

☆レンズを交換してもらって復調したカメラで撮った近所や自分ちの庭の写真。

 

 

☆さてこのお気楽な人はこれらの自然から充実した生活のヒントを得られたでしょうか?ヒントはこの顔の表情にあります。

 

Dr.184 すぐやる(11月2日)

忘れ頻度が多くなってきたので、できるだけ用事はすぐやるようにしている。手紙を出さなければいけない時は一つ目のポストで必ず出す。また後で出そうと思って持っていると必ず出し忘れる。出し忘れることに関しては絶対的な自信があるぐらいだ。そんなに自信があるなら忘れず出せと言いたいぐらいだ。電話やメールでお礼を言おう、このことを連絡しようと思いついても直ぐやらないと、これも絶対に忘れて、気が付いた時には時を逸しているということが多々ある。こうした痛い経験から学んだことが、用事ややらなければならないことは直ぐにやるということだ。決して勤勉だとかきっちりした性格だからと言うことではない。問題は直ぐやらなければならないことが複数ある場合だ。物理的にどれかから一つずつこなしていかなければならず、一つこなしてホッとしたら2番目のやることを忘れている。困ったことだが、そのうちに困ったということも忘れるかもしれない。そうなると何もストレスがない気持ちの良い世界が待っているような気もするが、初めての世界なので心配な気もする。これもそのうちにあれこれ考えることも忘れるかもしれない。そうなったらどうしようもないけど、仕方がない。

☆このS小学校長先生とのツーショットも随分前に撮っておきながら、この日の別の写真をアップして、この秘蔵の写真は後で使わせていただこうと思っていたら秘蔵のままになってしまっていました。F校長先生、誠にすみませんでした。でもとっても嬉しそうです。ただ何故こんなに嬉しそうなのかが思い出せないのが残念です。

Dr.183 氷が解ける(11月1日)

人生を氷に例える話を知った。生まれたばかりの赤ん坊は氷100%で、それが年齢と共に氷が溶けだし、全部解けたらあの世へ行くという。人間は生まれてから死へ向かっているという現実を、氷と水に例え、氷が生で水が死ということで、生死の境は点ではないということを言っている。今の自分がどれくらいの割合で氷と水があるのかは気になるところだが、この例えの肝はそこを気にするのではなく、今持っている割合で出来ることを精一杯やって行こう、日々の時間を大切に生きようというところにある。ドクターなどは加齢とともにできないことや物忘れなどもひどくなり、結構自分の氷が溶けてきたなとは思うが、水が多くなった分柔軟性が出てきたり、これだけの水があるからこそ気付いたりすることもあると感じている。例えば空や雲や自然の美しさなどは氷が多い時に比べて格段に沁みる。ともかく氷が溶けるのはどうしもない、どうしようもないことに気を病むのは馬鹿げている。どうしようもないことは受け入れ、ここは一つこれまでの人生で味わったことのない割合の氷水カクテルを味わいながらすべてが水になるまでお気楽に楽しみたい。

☆愛用のカメラ(黒)が故障したので、妻のカメラ(白)でしばらくやっていたが、黒が修理されて復活してきた。氷が全部解けたと思っていたら、また氷を注入されて生きだしたという感じだ。人間の氷の復活もあってほしいが、それだと次のカメラ(白)の出番がないし、複雑な心境で二つのカメラをじっと見つめる。

 

Dr.182 ウオンツとニーズ(10月31日)

生涯学習NPO等が運営する三田アウトドアビレッジTEMILのオープン記念セレモニーに参加した。1講座を担当したり、パネルディスカッションのパネラーの一人でもあったが、多くの時間は参加者の一人として講演や出会いや食事を楽しませてもらった。多くの自然活動団体やよくわからない団体や個人、アクの強いおっさん(ドクター含む)らが参加していた。若者も多く、多くの若者と話したが(ドクターはおっさんよりも若者と話すのを好む。若者の男性よりも女性と話すのを好む)、彼らの意欲(大学生たちを組織して小学生の学びをサポートするとか地域課題を解決するとか、淡路の高校生を繋ぎたいとか・・)に感心し応援したいと思った。『自然体験と地域の未来』という講演の中で講師の方が「ウオンツ(自分のやりたいこと)よりも(地域の)ニーズ(地域が必要としていること)を大事にして活動してほしい」というようなことを話され、ほとんどウオンツ(自分がしたいから、やってて面白いから冒険教育をやる)だけで行動していたドクターとしては衝撃を受けた。今後はもっと地域のニーズを意識しなければならないと振り返ったり感想に書いたりした。まんざら嘘ではないが、本音としては「ウオンツでもいいやろ」「ウオンツが大事やろ」と思っている。何度か言うように、人はその人が生き生き(楽しそうに)活動しているのに感化を受けて「自分もそうなりたい」「自分もあんなことがやりたい」とあこがれる。そのあこがれこそが最も人を動かす(成長させる)と思っている。地域の課題解決という崇高な目的のためであっても、義務感に駆られた眉間にしわを寄せての活動では人は付いてこない。意欲溢れる若者たちには、自分も楽しみながら、それが地域のためににもなっているという活動を目指してほしい。ドクターとしては自分も楽しみながら参加者に感化を与えたい。感化者が育って地域を支えてくれるだろうと勝手に楽観しているお気楽なドクターでした。

☆一泊二日を過ごした部屋の快適さや食事の美味しさ、スタッフの心配りに感激するドクターといろいろおこなわれたオープンセミナー。

 

☆いろんなセッションが行われた中ドクターが行ったいつものティッシュ吹き講座。

 

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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