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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.168 苦悩を打ち砕くお気楽(10月17日)

初めてこのブログを見る人と自分自身のために、ここで今一度このブログのテーマを確認しておきたい。そもそもこのブログは今年3月県立学校を定年退職して、本人がライフワークと考える冒険教育指導を勇んで始めたドクター(丹後が自分で決めた冒険ネーム)が、冒険指導の充実と時間にゆとりのあるゆったりした退職後人生の妙味を「お気楽な毎日」としてみなさんにお知らせしようと始めたものだった。ところが実際にこの生活を始めてみると、冒険依頼はそんなにないし、農作業で忙しい時はあるものの、ほとんど決まったやることのない毎日を如何に機嫌よく生きるかの難しさを痛感することとなった。そこでこの頃では誰にもいつかは訪れるであろうフルタイムの仕事を辞めてからの人生をどう機嫌よく生きるかがこのブログの主要なテーマとなってきたのである。そしてこのテーマへの今のところの解答は「とりあえず毎日をやることで一杯にして、あまり考えすぎないで、向こうからやってくることをたんたんとこなしていくのが良い」というあまりぱっとしないものになっている。昨日はいろんな人に出会って、ヒマな時間がなくてうらやましいと思っていた定年退職後フルタイム労働者の苦悩を知ったり、持ち前のお気楽さでその苦悩を打ち破っている元校長定年退職者から「やっぱり人生の苦悩を破るのはお気楽さ」ということを教えてもらったりした。

☆朝〇ック後、外回りの仕事に出かけ、帰ってからは机上仕事をしてから百姓仕事。

☆忙しくて悩む時間を無くす策を実践するドクターと結構採り入れが進んだ黒豆畑。

 

☆丹波黒枝豆を求めて遠い道のりを来宅頂いた根っからのお気楽道達人。

Dr.167 言い訳(10月16日)

丹波篠山黒枝豆の出荷がピークを迎えている。ピークと言っても3~4日前に採り始めたばかりなので、黒枝豆のピークはせいぜい2週間ほどだ。最近は実だけを袋詰めで出荷するのが主流だ。昔は葉っぱだけとって束にして出していた。1㎏づつ束にするのが苦手なドクターとしては助かるのだが、今シーズンはことのほか虫害が多いことが3~4日前に判明した。例年ドクター黒豆は減農薬なので虫害は発生するが、今年はそれが進んでいるような気がした。虫害が発生すると見かけが悪くなる。中身は全く大丈夫なのだが、買う方としてはきれいな豆の方がいいだろう。奇麗ということは消毒を何回もしているというこなのだが。ともかく、このまま届けれるのがはばかられたので、「この豆は減農薬で栽培しています。見かけは少し悪いですが中身は安全で美味です。」と書いた紙を入れることにした。まあいわば消費者の皆さんに対する言い訳だ。言い訳と言えばこれまでの人生でも事あるごとに考えてきた。周りの人に言い訳の中身を言うことは滅多にないが、自分自身に対する納得のために失敗した時のいろんな考慮する点(いわゆる言い訳)を考えて、自分自身の心の安定を得てきたように思う。例えば「今回頼まれた冒険指導のパターンは初めてやることなので、全力ではやるが参加者の方には100%満足してもらえないかもしれない。でも、全力を出した後はそれ以上求められても出来ないことなのだから仕方がない。ともかく今の状態でベストを尽くせばそれでいいじゃないか」みたいな使い方をしている。ところで今回の黒枝豆に入れた「説明文」は、消費者の皆様に見かけを気にしないで旬の減農薬黒枝豆を味わってもらうためにやっていることで、決して苦情を受けるのが嫌だからという自分のためではないということを言っておきたい。あっ、これも立派な言い訳ですね。

☆ドクターが黒枝豆に入れた「説明文(言い訳文)とそれが入った袋詰め枝豆。

 

☆「言い訳は自分を納得させるためで、人に対する言い訳はしない」と言い訳しながら、つけ焼きはで慌てて言い訳説明文をつくるドクター。

Dr.166 指導になっていない(10月15日)

昨日のHAP(ひょうご冒険教育)には、嬉野台生涯教育センターの隣にある大学の3回生ミ〇がドクターのアシスタントとして入ってくれた。ミ〇は将来先生になることを目指して学ぶ、冒険教育に関心のある学生だ。ドクターは一目見るなり、彼女は先生としての適性にあふれる素敵な人だと分かった。冒険教育に関心があるうえ、休日にボランティアで手伝いに来て、しかも自分でドクターとか名乗っている変なおっさんのグループに入らされても嫌な顔をしないだけでも、如何に彼女が優れた人物であるかが分かる。ドクターは3家族(大人4人小学生以下6人)のHAP体験というあまりやったことのない指導をいつものように出たとこ勝負で何とかやり終えた後、ミ〇に「(さも計画通りに)今回はこういう意図でこういうプログラム構成でやった」というようなことを得意げに話した。そしてミ〇が熱心に聞いてくれるのを幸いに、調子に乗ってとうとうと「冒険指導はこうあらなければならない」というようなことや「先生にはこんな人が向いてる」さらには、「自分はなぜ教師になったのか」という聞かれてもいないことまで熱く語った。最近は自分の話を聞いてくれる家族や教頭先生もいないので、たまっていた鬱憤を吐き出すように語ってしまったが、中身は「冒険指導は(安全さへ確保していれば)臨機応変適当でよい」「指導者自身が楽しむのが大事だ」「先生には失敗や挫折が必要だ」「定年退職者、特に管理職退職者に働き甲斐のある職場を用意せよ」など支離滅裂で、まじめなミ〇には何の指導にもならなかったのではないかと危惧している。そうそう「後で危惧しようがしまいが、やってしまったことはどうしようもないのでこだわってはいけない」ということも付け足せばよかった。

☆青空の下で行われたファミリーHAP。ドクターの適当な指導でも一生懸命に取り組むご家族。

 

 

☆真面目なミ〇にはテキトーなドクターを反面教師として、自分の個性を生かした素敵な先生になってほしい。

 

Dr.165 丁度良いがない(10月14日)

丹波黒枝豆の出荷が忙しく、ブログ更新が滞るほどだ。同時に滅多にない冒険指導が二日続けて入っている。ちょっと前までは暇すぎて「有り余る時間をどうつぶすか」が主要なテーマだったが、ここ2~3日は、「こんな忙しくってやってられるかい」がテーマだ。我が家の顔拭きタオルも新品はヌルヌル滑り、使い込んだ奴はゴワゴワだ。丁度よい気持ちの良い拭き心地の時は長くない。このタオルのように人生の時間にも、ほどほどにやることがあって、しかもゆとりをもって毎日を過ごせるような丁度良い時間バランスはないものなのか。ことほど左様に何事にも丁度良いは難しい。「丁度よい状態をどうつかみ取るか」が次のテーマになりそうだが、やってきたことはたんたんとこなす派のドクターとしては、このテーマの解決策も「どうか私のところへほどほどのやることがある状態で仕事が来ますように」という神頼みになりそうだ。神頼みが答えとは他の人の参考にもならなくて恐縮だが、今日も忙しいのでとりあえずこの変でブログは切り上げ、冒険指導に行って、できるだけ早く帰って黒豆の続きをとりたい。と言いながら今日もバタバタ時間が過ぎていく。

☆黒豆の収穫(忙しくて新たな写真を撮る余裕がなく前のやつ)と冒険の指導、忙しい時は重なる。

 

 

☆忙しくても生徒との交流は大事にしたい。というわけでさらに時間に追いかけられる。

 

Dr.164 退職者の典型(10月12日)

用事があって久しぶりに昼間市立図書館へ行ったら、そこでいつもよくトレーニングセンターで見かけるおっさんを見かけた。その人とはよくトレセンに行く時間が重なるのだが、話しかけてもあまり乗ってくるタイプではないのでいつしか会釈だけの関係になっている。ある日、その人を知っている人に聞いてみると数年前に郵便局を退職された方だということが分かった。1週間に何度も見かけるのにその程度の事さへ本人からは聞けなかったということだ。その退職おっさんが日中、図書館で過ごしている。ある本に(やることのない、元気のない)退職男性の典型的な過ごし方は、図書館とジムだというようなことが書いてあった。図書館とジム(この辺ではスポセン)は悪くないと思うが、毎日となると退屈かもしれない。その方の元気のなさ(かと言ってほとんど毎日トレーニングするのだから体力的な問題ではない)も気になるが、よく考えてみると、ドクター自身もその人と同じような行動パターンをしているからその人によく出会うのだ。ドクターも知ってる人とはよく話すが、知らない人にどんどん話しかけるタイプではない。冒険指導中や自撮り写真の前では笑顔だが、普段はそれほどでもない。あれれっ、これではまったくその人と同じではないか。もしかしたらそのおっさんは鏡に映った自分かもしれない。今後はそのおっさんとおっさんの行動パターンを肯定的に見るようにして、笑顔で話しかけるようにしたいが、多分反応は大して期待できないだろう。やはり退職後のおっさんの生活は難しい。

☆百姓仕事がある分、そのおっさんよりはやることがあって良かったが、自撮りタイマー設定時間を間違えて、構えていない時の自分はこんな感じで笑顔無し作業をしていた。もしかしたらそのおっさんも陰で百姓をしているかもしれない。

 

☆これがタイマーの設定時間が合った営業用の笑顔だ。定年後おっさんの苦悩はともかく、丹波黒枝豆いりませんか。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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