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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.189 体を動かすと心も動く(11月8日)

訳あって今年の活動を振り返り、自分で撮ったり撮ってもらったりした写真を整理していると、いくつかやらせていただいた冒険指導では同じようなポーズをしているものが多いことに気付いた。同じネタ(アクティビティ)を多用しているということだが気にしてはいけない。同時にもうすぐ交替する今年の手帳に書き込んだ学びのフレーズ(ドクターは本や新聞や人から聞いた心に残る言葉を手帳に書き込む習慣がある)も振り返ってみていると、「感謝の心を持つ」「執着しない」「我欲を捨てる」「なるようにしかならないし、なるようにはなる」「人生は壮大な暇つぶし」「閑のつぶし方は大事だが、所詮は暇つぶし、こだわり過ぎず軽く考える」等、これも毎年と同じような言葉を書き込んでいる。所詮人は変わらないということか、あれっ「このセリフもどこかに書いた」ような気がしてきた。ともかく、いろんなものを整理している間に、幼稚園の先生方の指導をしたときに書いてもらった感想文を見つけた。曰く「体を動かすことで心も動いたと思います」またまたあれっ、このセリフもドクターが冒険を指導し始めた時に自分や参加者に言っていた言葉だ。この言葉にひっかかるとは、やはり人の本質(生まれ育った気質)は変わらないということだ。この言葉さっき言いましたよね。

☆同じようなポーズが多いこの一年のドクターの冒険指導。同じようなポーズや言葉は多くても、やはり「体が動くと心も動く」はドクター冒険指導の原点です。

 

 

Dr.188 光合成(11月7日)

野暮用があって以前いたS高校に立ち寄った。ドクターの最近のほとんどが野暮用だが、懐かしく思い出いっぱいの前任校(退職者にもこの表現でいいのだろうか)を訪問できるのなら野暮用も悪くない。でも過去の人が度々姿を見せたのでは、現職で働く人はやりにくいだろう。自分としては行きたくてもほどほどにしなければならない。ともかく久しぶりに訪れたS高校で出会った生徒たちは面白かった。玄関前の地面(ここにS高校ではレンガが引き詰められている)にピクニック用シートを広げお弁当を食べていた。「なんでこんなところで食べているのか」聞いてみると、「光合成です」という。ちょっと難しい「光合成」という言葉を、日向ぼっこ弁当会に使うとはさすがドクターが愛するS高校の生徒だ。こういうユーモアと元気さ、毎日を機嫌よく生きる力があふれている生徒たちに久しぶりに出会い、生徒たちが元気で良かったと思うと同時に、現役時代は生徒自身がこうした毎日をご機嫌に生活している自分たちの力(上機嫌力と名付けました)に自信を持つように事あるごとに呼びかけていたことを思い出した。自分たちが持っている葉緑素(ドクターも「光合成」に便乗して使ってしまいました。こうした便乗は昔から得意だ)に自信を持ち、生き生きと生き抜いてほしい。

☆光合成しながら弁当を食べるS高校生徒達。「シートは誰の」と尋ねたら、「担任の先生が貸してくれた」という、こんな先生がいるのもS高校の良い所だ。

 

☆帰ろうとしてると、前絶こうちょうを見つけた生徒たちが手を振ってくれた。窓を開けるタイミングが合わず、何の写真かわからないところがS高校生らしく可愛い。ドクターの気持ちはこんな感じで晴れやかになった。やっぱり生徒といると楽しい。

 

Dr.187 ハイテンション(11月6日)

前に指導したM高校から、ドクターが流れと勢いでやった活動(アクティビティ)をこちらが恐縮するほど丁寧にまとめられた担当先生作の「活動のまとめ」と生徒たちの感想文が送られてきた。当日を思い出しながら感慨に浸った。曰く「ドクターの授業楽しかった」「人に対する接し方や遊びに対する姿勢までたくさん学ぶものがあった」「困ったら笑ってごまかす」(これが一番人気)「一歩踏み出す勇気」「恥ずかしさを捨てる」「感謝の言葉を口にする」・・どれも心に沁みるものだったが、その中に「ドクターのハイテンションをやりすぎない程度に見習う」というのがあった。自分では気づかなかったが、ドクターは冒険指導する時、最初からハイテンションなのだ。そういえば、「ハイ」(高い)なのはテンションだけでなく「血圧」も「血糖値」も「コレステロール値」も軒並み高い。高くないのは退職後の稼ぎ位だ。管理職だった時に知らず知らず身についてしまっていたらどうしようと思う人当たりの高さ(強さ)も目下いやおうなしに是正中だ。一冒険指導家としては気位や鼻っ柱が高くてはやっていけない。これからは高さはテンションぐらいにして、低さを大事に生活することが大切なことに気付かされた。生徒先生の皆さんありがとう。

☆M高校での指導の様子と昨日届いた感想文に喜ぶドクター。やっぱりテンションは高い。

Dr.186 早くから始める(11月5日)

早熟と言うのか、何事でも早くから(若いうちから)始める性向がある。20代の頃から新開地の立ち飲み屋やサウナなど、おっさんやお爺さんがよく行く場所に出入りしていた。飲み屋だけでなく仕事や趣味の世界などでも周りを見れば自分が一番若い方という世界が結構多かった。最近は定年後の生活や終活を研究しているが、同じ年代の連中が再雇用などでまだまだフルタイムの仕事をしている中、一足先にフルタイムの仕事が無くなった時の生き方を模索しているのだ。特に「終活」などは普通は70代や80代で始めることだと思うが、61歳の今からぼちぼち始めてしまった。「何事も早くから始める」性格を長年やってきて、早くから始めるのは悪くないという経験則を持っている。本番の時期がやってきたときに、その時すでにそこそこの経験者であるドクターは落ち着いてその場を過ごすことができる。それに年長者の至福の楽しみを長く味わうことができているとも言える。さらに少し先に始めた体験者としてつかんだ知恵を、後から来る人に伝えたいという余計なお世話的な親切心もあって研究に余念がない。そういうわけで、現在は「定職が無くなった後の人生の過ごし方」「終活」「地域活動」(これは定年前から始めており、最近は若手や同年代も少しは入ってきたので、そろそろ卒業時期か)などに取り組んでいるが、「終活」の次に取り組むテーマとしては「再生」「誕生」などが考えられるが、いくら何でも早すぎるか。

☆人より先に来年度のために収穫の終わった田んぼを耕した(この辺では年明けの3~4月に耕す人が多い)。田んぼを耕していると、どこからともなく鳥たちがやってきた。ドクターとしての人生の次は「鳥」人生と言う暗示か(単に地中を掘り返されて出てきた蛙等を狙ってきただけかもしれないが)。「鳥」人生も悪くないが、できれば大空を飛ぶ「鷲」か「鷹」が良い。鷺さん、すみません。

 

 

Dr.185 ヒント(11月3日)

現役時代から今まで何か話を頼まれた時のタイトルは「絶こうちょう教育のヒント」「お気楽な生き方のヒント」「ヒントでピント」など、「・・・のヒント」というのを多用してきた。「ヒント」というと、ドクターの話しから自分の生活にどう活かすかはあなた次第ですよという感じが出て、話す方としては気楽に話せる。なんせドクターが話すのは「ヒント」なのだから、そこから学びを得るかどうかは聞く人にかかってますよと講師の責任転嫁が出来て都合が良い。でも実は「ヒント」というタイトルにはこうした姑息な理由だけでなく、ホントに講師の話を自分の生き方に活かすのはあなたの腕にかかってますよというメッセージが含まれている。講演会の学びだけでなく、冒険教育ワークショップにしても、本や自分の体験にしても、そこから学びを引き出し自分のリアルの生活に活かせるかどうかは本人にかかっていると思うのだ。そこでドクターの最近の一番の関心事「定年後人生の充実」について様々な本から「結果にこだわらずプロセスを楽しむ」「孤独への耐性をつけておく」「夫婦二人の時間をつくる」「1日を無事に過ごせたことに感謝しよう」などの沢山のヒントを得たが、問題はそのヒントをどう実際の生活に活かせるかだ。どなたか「ヒントを現実の生活に活かすヒント」をくれないだろうか。

☆レンズを交換してもらって復調したカメラで撮った近所や自分ちの庭の写真。

 

 

☆さてこのお気楽な人はこれらの自然から充実した生活のヒントを得られたでしょうか?ヒントはこの顔の表情にあります。

 

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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