Dr.215 定年後研究家(12月8日)
冒険教育研究家ドクターのもう一つの顔(わらじ)である定年後研究家の魂が疼いて書店で『定年後』という本を衝動買いした。「定年後の最大の問題は何か知っていますかー健康?お金?いいえ、孤独です」というキャッチコピーにもひかれた。定年後生活8ケ月ほど経験して本当にそう思うからだ。健康もお金ももちろん大事だが、毎日何かやることがあること、人に必要とされること、人と交わることの大切さを痛感する。しかし、「何かに打ち込んでいる人がいつまでも元気で活き活きしている」ことは分かるが、そのようなものがない人が元気で活き活きするにはどうすれば良いか、そこが知りたい。「自分で生きがいを探せ」と言われればそれまでだが、正論だけを大きな声で言っても親切ではない。また、一つ見つかっても加齢や諸事情でそれを続けられなくなることもあるだろう。ドクターの場合も冒険指導の最中や直後は活き活きしてるしやりがい生きがいを感じるが、1日中屋外で立ち続ける体力や次のアクティビィティを思い出す記憶力に不安も出て来たし、悪い癖の「飽き症」も強敵だ。そこで定年後研究家ドクターの出番となる。こちらの顔は自分自身の現在と未来の幸せがかかっているし、今リアルに試行錯誤できるメリットもある。是非とも何らかの結論を導き出し、これから定年を迎える後輩の皆さんに伝えたい。そうか、これは大きなやりがい(社会貢献)でもあることに今気づいた。でも心配はドクターの認知能力が結論にたどり着くまで持つかどうかだ。この『定年後』も以前にも買っていたことが判明したばかりだ。
☆黒豆の枝を切って逆さまに干しているが、「日当たりが悪いので道路(写真2枚目)に並べよ」という母の命令を受けて並べ直す作業をした。①親の言うことを聞く(親の喜ぶことをする)、②あまり仕事の効果にこだわらず(場所を数メートル移動してもそんなに乾くとは思えない)時間がつぶせたことに感謝して過ごす、なども今のところ有効な定年後生活充実のヒントだ。
☆朝ランニングしていると、近所の人が自分が出品した特産館で売れ残ったお餅詰め合わせをくださった。③地域近所の方と良好な関係を築く、これも大事なヒントだ。かくして自分を実験台に研究は進む。
Dr.214 たまたま上手く行った(12月7日)
3日間にわたる企業研修の指導を終えてファシリテーター仲間と活動を振り返っている時、ドクターが「今回の指導はたまたま上手く行ったわ」と言ったら、「この前も同じようなことを言ってましたよ」と言われた。ドクターは「たまたま上手く行ったわ」とよく言うらしい。この言葉の真意は、天気の急変や活動場所の制限、ネタ詰まり等で途中何回か「この先どうしたらいいんだろう。何をしたらいいのか分からない」という不安に駆られながらも、参加者の暖かさややる気、冒険の神のお陰で苦し紛れに出したネタ(アクティビティ)がヒットして良い結果(チームの課題解決能力の拡大と個人の成長・学び、コミュニケーションの活性化、心の交流等)で終われてホッとしているという気持ちを表している。有能なファシリテーターなら瞬時にメンバーの特徴や能力を見抜き、そのグループにふさわしい活動をグループの出来上がり状況に応じた適切な難易度で提供できるのだろうが、ドクターの場合はいつも不安を抱えながらの出たとこ勝負となることが多い。しかしこの出たとこ勝負がお陰様でいつも大体、たまたま上手く行って終わる。そんなこんなで預かったグループ(参加者)にそこそこ満足してもらって終われることと自分が活動を楽しむことにはある程度自信がある。決して油断してはいけないし、いつも始める前と途中にどのネタ(アクティビティ)で行くかの悩みはしんどいが、もしかしたらこの格闘とうまく行くかどうかは自分の腕ではなく毎回のいろんな偶然の要素によって決まるのだと思う謙虚さが(自分で言うのもなんだが)ファシリテーターには必要ということではないだろうか。
☆誰が指導してもある程度は確実に盛り上がるハイエレメントが雨で続けられなくなり、やむなく室内でフーセンをついたが、これが思いのほか盛り上がり、大きな楽しさ(Fun)と多くの学びにつながった。今回は上手く行ったがいつもフーセンをつけば良いというものでもない。やっぱり今回も「たまたま上手く行った」というのが正解だ。
Dr.213 セオリー破り(12月6日)
冒険指導も二日目になるとかなりチーム内の親密度が上がり、こんな時滅多にやらない「ブラインドペアウォーク」というのをやる。目隠しをした相手を目隠しをしない人が無言で誘導するという活動で、ドクターの場合は30分歩き、目隠しと誘導を交代して又30分やるのを常道としている。無言なので細かな配慮が心の奥深くに伝わり、日常では経験できない心の交流ができる。この時指導者は全体を見渡し、安全管理とプログラムの進行状況をチェックするのがセオリーだ。しかし今回は参加者が奇数ということと、これまでのグループの状況から安全面の心配はなく落ち着いて実施できるだろうと判断して、ドクターもペアの一人として参加するというセオリー破りを行った。自分が目を開けて目隠しをした相手を誘導している時はまだ全体の様子が見えたが、自分が目隠しをして誘導してもらう30分間は自分の安全はペアの相手に、プログラムの進行状況及び参加者の安全は参加者に任せるしかない。普通の指導者ならまずやらないだろう。よくやって、自分が目を開けて相手を誘導するところまでだろう。でもそれではドクターの相手は責任をもって目の見えない相手を誘導するという体験ができない。ドクター自身もこのメンバーの一員としてやってみたいという気持ちと、メンバーと同じ状況を体験して一体感と参加者の気持ちを参加者の目線からも理解するという気持ちで目隠しもした。幸い事故はなかったが、課題はあった。セオリー破りはどんどんやりなさいと勧められるものではないが、躊躇逡巡しながらもその場の判断(勢い)でやってしまった。考えてみるとドクター人生もそんな感じで、ほめられたことではないがそれが私の人生(やり方)のようだ。
☆ブラインドウォーク中のドクターと参加者。セオリー破りに正解はないが、結果は引き受けなければならない。
Dr.212 適材適所(12月5日)
HAPの新入社員企業研修8グループの一つを受け持っている。ドクターの班は18歳から26歳までの男子9名のグループだ。彼らは年齢から学歴、出身地は多様で個性も様々だ。元気者。お調子者。ひょうきんモノ。大人しいけど仲間思い。穏やかだけど発想力に富む人。ムードメーカー。裏方を厭わない人。成り行き任せの出たとこ勝負で指導する人(ドクター)。いろんな個性が集まって面白いチームが出来つつある。そんな彼らが、「このチームで取り組むときに大事にしたいこと」として挙げたのが、「声を掛け合うこと」と「適材適所」だ。特に「適材適所」のキーワードをすごく感じるチャレンジが続いている。このグループも面白いが、他のグループの状況や指導するファシリテーターのやり方もいろいろで垣間見たり聞いたりする状況も面白い。賑やかなグループ。盛り上がるグループ。静かに活動するグループ。グループ内の話し合いを大事にする指導。グループの成長に合わせて課題を組み立てていく指導。一つの同じ活動に3時間も取り組んだグループと指導者。ドクター流は「最初から目一杯飛ばして仕上がる」のを得意としている。この日も初日で冒険のエッセンスを伝え、アクティビィティとしては最もチーム力が試されると言われる「ウォール」をクリアーしてしまった。クリアーするかどうかよりも、その時チームがどうだったのかが大事だが、これもなかなか仕上がっている。問題はいつもこの後どうするかだ。今回も今後二日間が心配だ。
☆もはやこんなシーンが随所に見られる「適材適所」を活かして仕上がりつつあるドクター班。この後がいつも勝負だ。今回はどう進んでいくだろうか。心配だけど楽しみだ。
Dr.211 スピード〇ーニング(12月4日)
長い間密かに続けていた聞き流す英会話教材「スピード〇ーニング」が最終回を迎えた。一月にCD一巻づつ送ってくるのだが今回の48巻で最後になるそうだ。数えてみると4年間続けたことになる。4年間続けてドクターの英会話力がどうなったのかは、商売にも影響するといけないので皆様の創造力にお任せしたい。ただ現状として、外国人だからといって話しかけるのに躊躇することはなく、教材の中身のストーリーもよく覚えているということは言っておきたい。最も外国人に躊躇しないのは英語力があるからなのか元来のいちびり精神からなのかは定かでなく、主人公カコとスコットのストーリーを覚えているのが英語を聴き取ったからなのか英語の後の日本語を聴き取ったからののかは定かでないことも申し添えておきたい。ともかくほとんど毎日続けたことは自分をほめてやりたい。主に食事の時と車に乗っている時に流すのだが、これも食事時の家族の沈黙を和らげるためだったか、車中ラジオで「スピード〇ーニング」のCMが流れ出すとこのCMを聞くよりはお金を払って購入したCDを聞かないと損だというしぶちん精神のせいだったかは定かでない。ともかくこれが終わってしまうのは寂しい。教員人生と同じだ。
☆最終回を迎えガッツポーズをするドクター。このガッツポーズが何を意味するのかは複雑だ。
☆この奇麗な紅葉もいつかは終わる。