ささやま冒険教育

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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.96 自然の偉大さ(7月28日)

篠山市では昨日シャワーのような短時間の雨が降った。久しぶりの雨だ。畑の作物特に黒豆には恵みの雨だ。それにしても自然は偉大だ。それまでは容器で水を運んだり、水戦争をかいくぐって田んぼに水を入れたり、畑に水をやったりしていたのだが、自然の一振り(正確には一降り)でとてつもなく多くの田や畑にあっという間(1時間ほど)に水をまいてしまった。この前ラジコンヘリコプターによる農薬散布を見たが、2mほどのラジコンヘリで申し込みのあった田(標識が立ててある)に防除剤を撒いていくのだが、人が背負い散布機でやるよりずっと早いが、それでも一つの田に数分はかかり、地域の申し込み田すべてを回るのは半日から数日かかる感じだ。さらに自然の偉大な所は、だれの田畑も分け隔てなく恵みをもたらすところだ。ヘリコプター散布のように標識がたててあるところだけ回るようなせこいことはしない。予算をケチったのと申し込みの手続きの邪魔くささでヘリコプター散布をしてもらえなかったドクターは、隣の田んぼまできたヘリコプターが勢いでちょっとだけでも自分の田にも薬剤を撒いてくれないかと期待していたが無理だった。今回の自然の雨はこの時の無念さを晴らしてくれるような、分け隔ての無い降り方だった。やはり自然に学ぶことは多い。ドクターには金と労力を惜しまず適切な時期に適切な作業(農薬散布を含む)をしてきちんと作物を育てる正しい百姓の仕方も学んでほしい。

☆短時間集中降雨で水不足が解消したドクター田と水を喜ぶ黒豆。自然の偉大さに感謝したい。

 

☆巣立った後も時折帰ってくるドクター家の巣で育ったツバメ。我が家の子どもたちにも見習ってもらいたい。

Dr.95 においプンプン(7月27日)

台所に入ると妻が鼻をつまみながら「におい(教師臭らしい)プンプン」と言いがかってきた。配られたばかりの娘の中学校のPTAだよりを見たらしい。表紙の校長あいさつの下に載っているPTA会長(一応ドクターです)あいさつが、「いかにも自分は元教師で、教育のことはよく知ってます」みたいな臭いがプンプンするらしい。いわゆるPTA会長あいさつらしくなく、「これじゃ校長先生がやりにくいでしょう。かわいそう」ということらしい。妻に言いがかられるのはいつものことなのでいいとしても、一般の保護者の方にもそう思われたのでは本意ではない。ドクターが書いたのは「未来を拓(ひら)く力を~Open your future~」(妻に言わせるとタイトルに副題があるのもPTA会長らしくないらしい)と題して、子ども達(ここでは中学生)がこれからの変化の激しい社会で自分の人生を幸せに歩んで行くために必要な力を列挙して、このような力を中学校時代に友達や先生たちとの泣き笑いの中からつかんでほしい。そのためにPTAは協力を惜しみません、みたいな日ごろから思っていることを書いただけだ。もちろんその未来を拓く力の中には、自分の気持ちをコントロールして日々を機嫌よく生きる「上機嫌力」を挙げ、これがあると自分も周囲の人も幸せに生きられるみたいなことは、当然述べている。あっれ、これでは自分が校長だった時に生徒達やPTAの方に言っていたことと同じか。道理で妻が鼻をつまむはずだ。これからは、現役中学校校長先生がやりにくくならないように、気を付けたい。

☆今ドクターがやるべき主な仕事は冒険教育と百姓だ。冒険仕事はあまりないので、百姓頑張ります。顔の覆いは虫よけです。

 

☆娘のPTAだよりでの、生徒や保護者への呼びかけを入れた「会長あいさつ」。自分から載せてくださいと頼んだわけではないが、やはり大勢の方に自分の意見を語り掛けるのは楽しい。性に合ってるのかな。

Dr.94 夏太り

猛暑で大量の汗をかくのに、久しぶりに会う人には必ず「(少し)太りました?」と言われる。(少し)のところは多分社交辞令で、ホントは「かなり」「確実に」「誰が見てもわかるほどに」と言いたいのだと思う。本人もこの頃、「少し腹が出て来たかな(でも、まだまだ鍛えた体をしているな、さすが長年スポセンで鍛えてきただけのことはある、還暦超えたのにたいしたものだ)」とは思っていたが、あんまりみんなが言うので久しぶりに体重計に乗ってみた。1.5~2.0㎏ほど増えている。ショックだ。夏太りの原因を考えてみるが、①菓子パンを毎日2~3個づつ食べている(これは20年以上の習慣)、②「暑読」とか言って熱い時間帯(1日のほとんど)は自分の部屋でクーラーを効かせて、読んだり、寝たり、おやつ(菓子パンとは別のやつ)を食べたりしている、③朝ランニング(歩く人よりも遅いスピードの)で走る距離がまた短くなった、④「ドクタートラクターの更新がないですね」と西陵校務員さんに言われるほど、農作業も大してやっていない、ぐらいしか思いつかない。そうそう最近会った現役特別支援学校長には「やっぱり現役の時と違って責任感や緊張感がないからか、太って来たみたいですわ」と、さりげなく現役校長時代には自分もお気楽なだけの校長ではなかったことをアッピールした。でも、よくよく考えてみると現役の時にも「夏太り」をテーマにブログを書いたことがあるのをを思い出した。責任感や緊張感が夏太りとは関係ないことははっきりした。

☆「ドクタートラクター」に載せようと、最近穂が出てきた稲や、日照りで水を走らせた黒豆畑の写真を撮ったが、それが近距離スローランニング中とあっては、とても百姓仕事で身体を絞っているとは言えない(腹の写真はお見苦しいのでカットしました)。

 

 

 

Dr.93 こくしょうさゆり(7月25日)

小学校とまちづくり協議会合同の実行委員会で議長が「酷暑の中、お集まりいただきありがとうございます」とあいさつされた。それを聞いてドクターは委員席で「酷暑 こくしょ こくしょうさゆり」かといつものダジャレが浮かんでにんまりしていた。会議はなんせ小学校と地域運動会の初の合同開催なので、例年通りと行かないことが多く、いちいち新たに決めていかなければならず、ずっとにんまりしている状況ではなかったが。思いはいろいろあったが、発言すると中心人物のように思われるので、できるだけ「自分の意見とは違うがまあいいか」と黙っていたが、2回だけ発言してしまった。一つは「『二人でホールインワン』(グランドゴルフの的に向かって二人で交互にボールを打って入れば次の組に交代する競技)をやめるということだが、この競技を高齢者と児童がペアでやれば絵になるから残すべきだ」というのと、もう一つは「開会式の選手宣誓は児童だけでやる案だが、ここは注目されるので地域の人も入れたほうが絵になるから、子どもと大人で宣誓をやりましょう」というものだった。どちらもキーワードは「絵になる」で、ドクターがいかに外受けをねらって学校経営をしていたかが分かるのだが、こんな発想をする自分に今更ながらに驚いた。退職後のゆったり生活で、今更絵になるかどうかを気にしなくてもいいだろうと思うが、人間性(習い性)はそう簡単にはかわらないということか。これもまあしかたがないことなのだろう。

☆巣立ったツバメ達が夕方になったら巣に戻ってくるのが嬉しくて、今が夕方だということを表す「絵になる」写真を載せたいといろいろ撮ってみた。やっぱり「絵になる」かどうかを気にしている。

 

 

Dr.92 相談役(7月24日)

いい加減と成り行き任せを信条に生きているドクターに相談する人は通常はいないが、昨日は相談役を二つもやらせていただいた。一つは特別支援学校の先生からであり、もう一つは市の公民館の職員の方からだった。相談内容は控えさせていただくが、どちらもドクターの答えがほとんど役に立たなかったことは確信できる。なぜ確信できるかと言えば、確信とはそういうものだからだ。しかし、前にチョコっとだけかじったカウンセリングにおいても、カウンセラーは相談者の相談に相槌を打つだけで決して答えは言わないが、カウンセラーの受容的な態度に接して相談者は自分で元気になられるという(これはカウンセリングを全く理解していない意見だと怒られるカウンセラーもおられましょうが、ドクターの理解はいつもこのようないい加減なものなので受容的に応答してやってください)。今回も支援学校の先生や公民館職員の方もドクターの受容的というのかお気楽な態度に接してご自分たちで答えらしきものを得られたであろうことを期待している。なぜ勝手にそんなことが期待できるかと言えば、期待とはしばしばそういう身勝手なものだからだ。それはともかく、公民館の相談では今年の秋に若者(高校生から20代)を集めて「荒野行動」というアクションゲームをやるという。「荒野行動」がどういうゲームかもわからず進行役を引き受けたドクターは、やはりいい加減過ぎて相談役には向いてないような気がする。

☆それぞれ真面目なご相談に、ブログ用写真を撮ることしか考えていない頼りない相談役ドクター。大したお役に立てなくてすいません。

 

☆自分の巣だった巣を時々見に来るツバメ達。彼らの成長は早くてこちらは頼もしい。

 

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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