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丹後まさとしの絶こうちょう日記

「ドクタートラクター」の内容を追記しました。

「ドクタートラクター」の内容を追記しました。
→詳しくは「ドクタートラクター」のページをご覧ください

Dr.126 妹力(9月1日)

近くに住む二つ年下の妹と脱穀作業をした。これまでは80歳をゆうに超える母と行っていたが、高齢とこの夏の暑さで体調が今一つの母に代わって作業を手伝ってくれた。近くに住む妹とは(車で10分以内)割とよく出会っているが、一緒に作業をするのは生まれて初めてかもしれない。やってみると妹の作業力に驚かされた。汗かきを得意とする兄は汗だけは妹よりも沢山かくが、頻繁に休憩したり、余計なおしゃべりをしたり、作業している写真を撮ってくれと注文したり、ろくに仕事をせず、どんどん作業を覚えてこなす妹の力に感心すると同時に、どんどんたよっていった。しまいには「妹よ、お前には農作業が向いている。お兄ちゃんが百姓出来なくなったら、この作業場も機械も譲るから、我が家の農作業を継いでくれ」と言い出す始末。この申し出は鼻で軽くあしらわれたが、妹の作業力の凄さにはホントに恐れ入った。通常は二人でやる作業を楽々と一人でこなし、しかも余裕がある。考えてみると、兄弟は子どもの時こそ一緒に過ごすが、通常は大人になると盆と正月と何かの法要の時ぐらいしか出会わないのではないだろうか。特に男女の兄妹の場合、さらに特に問題の多い兄としっかり者の妹の場合などはそうだろう。時々は出会っても、それぞれの大人になってからの真の力を知る共同作業などはあまりやらないものだ。妹の実力を知れて良かったが、逆に妹に兄の実力の無さがばれたのではないかと心配だ。そうでなくても、いろんな役を引き受け、地元でその実力のなさが明らかになりつつあるドクターだ、世間よりも先に身内に言われているほど実力がないドクターの姿を知られるのは痛い。妹には、真の実力はないけど「買いかぶられ力」はぴか一やろうという詭弁が通じるとは思えない。

☆実力のある妹と一緒に脱穀作業(乾燥させた稲穂の殻を飛ばして、中の玄米を袋に詰める)を行うドクター。

 

 

 

Dr.125 余裕のよっちゃん(8月31日)

ドクターの村(12戸ほど)に若手(30代)の新規就農者がいる。先日猪柵の点検の折に彼と話すと、稲刈りが始まる前に伊勢の方面へ旅行する計画だという。「Y君、余裕のよっちゃんやな(おっさん言葉で、余裕があってうらやましいな。おっさんは毎日必死のパッチ:これもおっさん言葉だが煩瑣になるため説明は省略;で農作業やってるけどおっつかんのやけどの意味)」と言ったが、聞いてみるとこれまでは野菜の収穫(彼はハウスでトマトやキュウリ、路地でピーマン等を栽培し毎日出荷している)などで忙しく、夏休みがとれていないので、かねてから行きたかった所へ行き、あれやこれや計画しているらしい。そういえば彼は毎朝早く村にやってきて、遅くまで作業をして、市内のアパートへ帰っていく。貴重な休みなので、ぜひ実り多い旅をしてきてほしい。それにしても、ドクターの百姓仕事はテキトーでちんたらしているが、それでもこの時期は、黒豆の世話や稲刈り、脱穀、出荷、嘆息(何で自分の田の豆や稲は軟弱なのだろうとか、年々体力が落ちてきてこの先やっていけるんやろか等)で忙しい。この時期に休みを取ろうという発想は浮かばない。その点若者はさすがだ、自分から農業をしようと思ってやってきているのだが、それ以外の生活も大事にする。Y君の農繁期に休むという考えから、自分も目の前の作業に追われるだけの生活ではなく、仕事はしながらも自分のやりたいことを忘れないようにすることの大切さに気付かされた。やはり若者が近くにいるのは良い。

☆休みをとる若者とは違って、気の早いおっさんはもう一回目の稲刈りをした。タイマーセットに失敗したり、逆光やったり、いろいろ撮りなおしてるうちに作業時間が無くなり、稲刈りは途中で終了。これも余裕?かな。ちょっと無理がある「余裕のおっさん」。

 

 

Dr.124 こんなに意見が出た委員会は(8月30日)

いろんな機会にいろんなところで、「人から頼まれたことややる羽目になったことは断らない方が良い」と発言している手前、自分自身もやってくる依頼は原則引き受けるようにしている。退職後は閑と思われるのか、いろんな地域の役がどんどんやってくる。一つの役に別の役がセットで付いてくる場合もある。ありがたいことだが、用事のある時期は重なるようで忙しい時は大変だ。今年は定年初年度でもあり、校長をやっていた人ならこれぐらいはできるだろうということで役を回してくれているようなところもあるのだろう。そのうちドクターの実力が知れて、「思ったほど大したことないな」「期待外れや」ということで、バブルははじけるのではないかと期待している。そんな中、この間あった篠山市の「地元就職応援検討委員会」で、副委員長の自治会代表の方から、委員長を引き受けて会の司会を終えたドクターに、「いろんな委員会に出ますけど、こんなに有意義な意見が活発に出た委員会は初めてです。今日は良かった」というお話を頂いた。この委員会は市内に3つある高校の卒業生が市内企業に就職するように知恵を出し合う委員会で、学校関係者や企業関係者、ハローワークや福祉関係者などで構成されている。この日の委員会では、「篠山の良さを小中高生のうちから体験させる」「進学や就職で一度地元を離れた人も地元就職に関する情報が得られる情報発信が必要(実はスマホを使ったこの制度は既にできているが周知が不足しているらしい)」「地元に就職したらメリットが感じられるような戦略が必要(実はこれも地元就職すれば10万円が交付される奨励金制度が既にあるらしいが周知が不足しているようだ)」「一度地元を離れたほうが、ふるさとの良さが分かる」など、いろんな意見が出た。ドクターは司会しながら、「ほう」「それはいいですね」「それはどういうことですか」「私などが議長をしててもいいんでしょうか」などと好き勝手を言いながら好き勝手に話を進めた。予定時間は超過するし、司会がしゃべりすぎるし、意見はまあまあ出たがこんなんで良かったのかなと思っていたところに、副院長のこの発言だったので素直に嬉しかった。「ひょっとしたら自分は司会の才能があるのかもしれない」、いつものようにお気楽に自画自賛に結びつけた。

☆委員長就任あいさつをするドクター。市長も出席された会だったが、どんなに大きな会でもどなたが出席されてもあがることはない、特技はそれぐらいだ。

 

Dr.123 こんなに笑った研修は(8月29日)

久しぶりにSAP(ささやま冒険教育)の活動を行った。三田市内U特別支援学校の職員研修だ。「お気楽な生き方のヒント」というタイトルで、人生をお気楽に、幸せに生きるには、「~ねばならない」とか「絶対に~しなければ」というような硬い考え方、固定観念でなく、柔軟な発想があった方が良いよいうようなことを調子に乗って語った。なんせ教育(学び)には、「あこがれ」や「触発」が一番効くと思っているドクターだから、話の内容よりも講師が気持ちよく調子に乗ってしゃべったり好き勝手な指導をしたりして楽しんでいる姿を見てもらって、「あんなんでよく講師やってるな」「この程度の実力でもやっていけるんや」「聴衆はともかく、講師自身は楽しんではるわ」「いい年齢してようやらはるわ」とか思っていただいて、「でもあんなんでも生きていけるんやったら自分も行けそうな気がする」とか「あんなんでも楽しそうにいきてはるんやから、自分も何とかなるやろ」「退職後は自分もあんなんやろ」とか感じていただけたら最高だ。話の中身がお粗末な言い訳だが、ともかくみんなで楽しい時間が過ごせたことが大事だと思う。先生が笑顔で毎日を元気に過ごせれば、子ども達にも良い影響があるのは間違いない。その点、写真を送っていただいた旧知のF先生から「こんなに笑った研修は初めてでした」というコメントを頂いた。ドクターにとっては何よりうれしい感想だった。校長・教頭先生をはじめ関係者の皆様、ありがとうございました。何より最後まで研修にお付き合いいただいた先生方、ありがとうございました。こんな研修ができる職場、いいですね。

☆久しぶりの講演で調子に乗ってしゃべり指導するドクター。やはり、公園で一人より大勢の前での講演がいい。

 

☆F先生に送っていただいた、本邦初公開縦長の写真。縦長写真は添付できないという固定観念があったためこれまではすべて横長の写真を撮ってました。固定観念を打ち破らなくてはならないのはまず自分でした。「人に向かって語ることは自分に向かって語ること」これいつものことですね。

 

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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