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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.202 ファシリテーター振り返り(11月25日)

決まった勤務日を持たない定年後生活者の充実には、空いた日を作らず毎日を何かしらの用事で埋めて、ぼおーっと来し方行く末を考える時間をできるだけ短くするのが良いと考えるドクターは、最近この方針通りバタバタと慌ただしく過ごしている。悩む時間を作らないという点ではまあまあ効果を発揮しているが、ブログ更新は滞りご迷惑をおかけして申し訳ありません。さて昨日1・2学期通算9回という指導を終えたK中学校の土曜講座に関わったファシリテーター仲間がこの間の指導を振り返った。最終回の指導で班員10数名の生徒全員から一人一人個別に感想を聞きその間他の生徒は自分達で時間を過ごすという大胆な試みをやった人がいて、その間生徒たちは自主的に自分達で遊びを組み立て展開していたという。他にも皆さん工夫を凝らした指導の様子を話された。他にも我々の指導後も生徒たちに関わっていかれる先生方に活動中の生徒たちの様子を知ってもらうためにビデオ撮影をしてはどうかと言う話や全10回の目標を明確にしなければならないか、明確にしすぎると実際の生徒の実態と乖離したときに有効でないので「生徒たちが主体的に学ぶようになる」ぐらいの緩やかな目標の方が良いかという意見や「この煮込みうどんはあらかじめ煮込んでなくて、席に出されてから携帯コンロで煮込むんかい」(ファミレスでの振り返り会で一人煮込みうどんを注文したドクターの意見)、「ビデオで撮られたら自分のいい加減な指導が知られるので困る」(次第に生徒になめられほとんど指示が通らなくなったドクターの意見)など様々な意見が出された。参考にはなったが、よく考えた鋭い意見やどこに出しても恥ずかしくないような自分の実践を語る他のファシリテーター仲間の熱さに比べて、お気楽にその回が終われば良しとするドクターは自信を失いかけていたが、最後に「そうはいっても、生徒と仲良く戯れるドクターの真似はできませんよ」みたいなことを言われて上機嫌が戻ってきた。単純な褒め言葉で一喜一憂するファシリテーターって困ったものだ。

☆K中学校土曜講座の終わりの会で代表ファシリテーターPochiの話を真剣に聞く生徒達。

 

☆ドクターのわちゃわちゃした最終回指導の様子と担当した生徒達との記念撮影。生徒に言われれば何でも受け入れるのではなくもっと主体性を持ったファシリテーションをしてほしい。

 

Dr.201 いろんな顔(11月22日)

いつも土曜講座で指導に行っているK中学校の合唱コンクールを見に行った。いつもは体操服でふざけあっているイメージの強かった連中が、キリっとした制服に身を包み、真剣に課題曲と自由曲を歌っている。顔つきや態度がまるで別人のようだった。そういえば生徒達だけでなく誰しも日常いろんな顔を持っている。ドクターで言えば、陽気な冒険指導者、謎のセールスマン、適当なお百姓、悩み多い定年退職者、恐妻家、陰の薄い家庭生活者、頼まれごとお気楽引受人、稀代の聖人丹吉師等だ。いろんな顔があって、その顔ごとに言うことすることに微妙に違いが出てくる。どんな顔でも「自分らしく」という人がいるが、ドクター的にはあまり「自分らしさ」にこだわらず、その都度の顔ごとに求められるというのか自然とそうなる自分でいいと思っている。能天気だったり、心配性だったり、楽天的だったり悲観的だったりすればいい。できれば自分として気持ちの良い状態が多い方が良いとは思う。今のドクター的には忙しくってバタバタしてあまりものを考えないような元気なおっさん状態が良いようだ。

☆謎のセールスマンを終えて、気持ちの良い公園を走る黒のおっさんランナーを経て、素敵な礼拝堂で行われた中学生合唱コンクール見学部外者という顔の一日だった。いろんな顔にいろんな性格があって良い。

 

 

 

Dr.200 満面の笑み(11月21日)

全国から注目された篠山市長選挙の開票を待って開かれた市長当選祝勝会で当選したS市長の後ろで「万歳」(市名変更は賛否が分かれたので)ではなく「(これからも心を一つに市政に)ガンバロー」と叫んで手を振り上げていたドクターの姿がテレビニュースで流れた。別に狙っていたわけではないが、「後援会の方壇上へ」と言われてみなさんに付いていったらど真ん中へ来ていた。妻からは「あれほど目立つなと言っておいたのに」ときつく注意された。ともかくそれを見たある方から「満面の笑み」でしたねと連絡を頂いた。自分でもたまたまテレビで見たが、「満面の笑みやな」「自分が当選したわけでもないのに一番うれしそうやな」と思うほどだった。「幸運は笑顔に集まる」と何かで読んで(あるいは自分で勝手に考えて)できるだけ笑顔には気を付けているが、その成果がでたのかもしれない。しかしドクターの目はテレビで見た自分が、普通の顔から「満面の笑み」に変わる瞬間を見逃さなかった。ここはテレビもたくさん来ているし笑顔の方が良いだろうという打算からか、急に「満面の笑み」に変わった。今後はテレビがなくても、誰が見ていてもいなくても、自分のために「満面の笑み」を常態とするよう心掛けたい。みなさん、今度ドクターに会われたらドクターの『満面の笑み度』を見てやってください。と同時にご自分の「満面の笑み」のチェックもお忘れなく。

☆時々行く四国の運河沿いのランニングコースにクリスマスツリーが飾られ、近くの結婚式場からは風船が放たれ「満面の笑み」のドクター。このまま最期まで行きたい。

 

 

Dr.199 学びのバケツ(11月20日)

この前の冒険体験会の最後の振り返りで『学びのバケツ』という活動をやった。参加者一人一人が今日一日の学びを象徴するモノ(今回はお手玉)をその説明と同時に活動時(ニトロクロッシング)に使ったバケツに入れる。「初めて会った人たちとこんなに短時間に学べるとは思いませんでした。なぜこのようなことができたのかを考え、これからの自分の指導に活かします」「このような心の交流ができることを知り、今後の大学での人間関係の研究に活かしたいと思います」「楽しい時間をありがとうございます」「仲間がいたから高い所の挑戦が出来ました」「ドクターの指導は素なのか狙いなのかはわからないけど楽しく学びの多いものでした」「そう来るか、と思わされることが多かった」などと言いながら、強制はしていないけど全員の学びがバケツに入った。普通ならこれで終わるところだろうが、ドクター流はここから、「このみんなの学びが入ったバケツを手を使わないで一周回しましょう」となる。不安定な椅子に座っての、足バケツリレーは左右の人などが助け合わなければできないし、第一大事な学びを途中で落としてしまったのでは、最後の活動だけに気まずい思いが残る。やらない方が無難なのかもしれないけど、出たとこ勝負やってしまうのがドクター流だ。第一その方が面白いし、落としたら落としたで何とかなる。でも大体はみんなでワーワー協力して回ってしまう。これも生き方そのもので学びと感謝が含まれている。うまく行く時ばかりではありませんけど。

☆「学びのバケツ」を回し終えた仲間たちと。やってもやらなくても良いことを全力でやる、そこが面白い。それが生き方だ。適当ですけど。

 

 

Dr.198 自分の力を超えて(11月19日)

嬉野台生涯教育センターで冒険教育体験講座を担当した。学生から教員、女性からおっさん、初心者から何度もHAPを指導しているおっさんまで、年齢から経験まで多様な11名が集まった。これだけ冒険教育の経験差があるグループを指導するのは結構難しい。通常のエレメント(冒険を体験できる用具)を普通に使ったのでは経験者には満足してもらえないのではないかと考え、あれやこれやといつもはあまり使わないようなアクティビィティ(活動)を考え、結局出たとこ勝負でやることにした。最初の初対面に近い人々の緊張を解くアイスブレークというのかウォームアップはドクターの得意とするところで、開始から1時間以内に全員が笑顔で仲良くなれる様はドクターマジックと言われる。しかしその後の展開は流れ任せと言うのか運任せというのも、ドクター適当ファシリテーションと言われ(今命名されました)いつものやり方で、そこが不完全なところでもあるけど自分としては好きなところだ。そもそも優秀なファシリテーター(指導者)の力で参加者が何かをつかむというのには違和感がある。あくまでファシリテーターはその場の促進者であり、活動やその場の空気が良くなり多くの学びや楽しさにあふれるかどうかは参加者による。ただドクターとしては参加者はともかく、自分は毎回この場を楽しむぞという気持ちでやっている。今回も参加者の個性や力とそのハーモニーに助けられ素晴らしい体験会となった。改めて参加者の皆さんや目に見えない流れに感謝したい。追加ですけど、篠山市長選挙と市名変更住民投票も市民の皆さんや目に見えない流れのお陰で決着を付けることができました。こちらにも感謝します。

☆多様な経験差のある参加者に普段あまりやらないフォーポインターやトラストフォール、巨人の縄梯子などのアクティビィティで初心者からベテランまで楽しんでもらおうとしたドクターの指導。何より普段あまりやらない活動は新鮮で本人自身が楽しみました。

 

 

 

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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