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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.1231 お気楽の芽(3月29日)

 知り合いの今年で退職する校長に電話した。彼の何とも言えずお気楽と言うのか大らかな応対に心が和む。聞けば退職後の進路も無理なく勤められそうな、お気楽(と言えば怒られそうだが)な印象のあるポストだ。

 こういう人と話をすると何か心が和む。妻に話したら「あんたも一緒(お気楽)や」と言われた。四六時中一緒にいる奥様なので、ドクターが時にナーバスというのか落ち込むときがあるのは承知の上だと思うが、どこかお気楽な面もあるのだろう。

 ともかく、この「お気楽さ」は大事にしたい。接する人に安心感を与える。人生はもちろん、お気楽だけではいかないだろうが、そういうこともああいうことも飲み込んだうえでの醸し出すお気楽さが素敵だと思うし、そこを目指したい。

 人生どうせ最後は亡くなる。「どうせ」というのは捨て鉢でいうのではなく、人間の性というのか事実を言っている。そうであるなら、大概のことは大したことではない。そう腹をくくって、笑って大らかにお気楽に機嫌よく生きたい。そうありたいと思うが時々これに釘を指す弱さがある。そこも含めた自分が好きだ。こんなこと言うのはやっぱりお気楽か。

 ☆机上の鉢植え桜の葉が出て来た。冬の間少しも変化はなかったけど、内部ではやっぱり生きていた。ドクターお気楽の芽も生き続けさせたい。

Dr.1230 準備(3月28日)

 年度替わりに向け、いろんな準備がいる時期になった。準備と言うのは、先を見越して手を打っておくということで、知能の発達した人間だからできることだと思うが、動物は本能的に季節を感じて準備をするのかもしれない。

 いずれにしても、準備は思い通りには行かない。いろんな不確定要素が入る。全部読み切れたら素晴らしいとは思うが、それが完璧にできると人生を生きる意味がないのかもしれない。いろんなハプニングと言うのか予期せぬ事態に対応しながら、予期せぬ事態が起こるのも想定しながら準備をするところに難しさと醍醐味がある。

 農業仕事で言うと、5月の田植えに向かって田んぼの準備をしなければならない。水を入れて鋤くという代掻きの準備をしなければならないが、天候や近所の人との加減もあって予定通りには行かない。ここでは余裕をもって準備を始めるのと、予定通り行かなくてもイライラせず、その時点で出来ることをする。時には息抜きも出来る時にしておくという柔軟さが必要だ。

 そして、この備え・考え方は、他の準備や大きく言えば人生の生き方そのものにも通じる。

 将来に備えながらも、その日の加減で出来ることをしていく。そんな感じでボチボチ行きましょう。

 ☆村の水利委員会。予定通り進みましたが、これからどうなることやら。でも出来ることをやって行くだけです。ここでもボチボチ行きましょう。

Dr.1229 定年後の生き方(3月27日)

 久しぶりに定年後生き方に関する本を読んだ。校長退職前後は随分と読んだものだったが、最近はちょっと遠ざかっていた。

 今回の本では著者は高齢期医療の医者なのだが、定年後の不安は1に健康問題で、2が金銭面、その後に生きがいや人間関係などが続くが、1については機能の低下や認知症などがあってもそれなりに生きていけるし、2についても老後生活費は減るし最悪の意場合は生活保護も堂々と使えばいいのであって老後資金2000万円必要報道を真に受ける必要はないと言っている。

 それより老後は世間体にとらわれることなく、やりたいことをやればいいし、それが出来る恵まれた時期であることを知ってほしいと力説していた。

 どれも一理はあるが、「やりたいことをやればいい」が曲者だ。「やりたいこと」が特にない人はどうすればいいのだろう。無理に見つけるのも違うように思うし、なければ無くても良いといってしまえるかどうかについては自信が持てない。

 ドクターも一時、やりたいことが何もないよりはなんかあった方が良いだろうとそれなりに探したが、上手く進まなかった。やりたいことが特になくても、毎日の生活や日常的にやらなければならないことはそれなりにはあるが、定年前と比べると圧倒的に時間がある。定年延長も進んでるし、非常勤のアルバイトのような仕事は結構長く需要があるようになった。それらをしながら年齢を重ねるのがいいのか、趣味がいいのか、読書がいいのか、このあたりの実践研究を重ねて、少しは同様の悩みを持つ人の助けになるようなことを発見し発信したい。もしかしたら、ドクターの場合はそれが生きがいになるかもしれない、なんちゃって。

 ☆3月25日から配信された「丹波篠山まるいのTV」の『世間遺産』。世の中にはいろんな才能の人がいる。得意なことや好きなことが充実人生の鍵になるのは確かだともうが、特に無くても満足感をもって生きられるようなヒントを探って発信したい。

Dr.1228 決断(3月26日)

 決断と言うと大きな表現だが、実際大きい場合もあるしどんなものでも決定しなければならないことがある。自分のことならどうなっても受け入れていく準備は出来ているが、多くの人に影響のある決断をしなければならないというのは、本当に厳しいことだ。

 関係者から話を聞いたり情報を集めた上での決断が大事だと思うが、立場の違う人の話を聞いてしまうと、そのどちらの思いも分かるだけに決断が鈍る。決断の会議で出席者の意見を聞いても迷いがある場合はさらに難しい、決めかねていると決断力・リーダーシップがないと言われるし、決めたら決めたで又迷いが出て来る。どちらに決めてもプラスマイナス両方ある場合がほとんどだ。グズグズ決められないのが一番よくないと思い切って決断した後もやはり迷いは尽きない。

 なかなか簡単ではないけど、決めた上はよりそのことが効果を発揮するよう出来ることを精一杯やって行くだけだと思うが、こんな悩み屋は決断役にはむいてないのかもしれない。悩みは尽きない。

 ☆うちの庭の枯れかかった老梅。老梅なりに花をつけている。ドクターも見習って自分にできる花をつけたい。

Dr.1227 子どもから教わる(3月24日)

 小学校の卒業式へ行って、子どもたちの卒業の言葉から大事なものを教わった。何かを学んだり挑戦したりする元気な自分もいいけど、上手く行かなかったり恥をかいたりする情けない自分も大事にしたいみたいなことを言っていた。両方とも自分で、自分を大事にするとは弱い自分も含めて自分を愛するということで、自分を大事にできる人は他人も大事にできると言っていた。

 もとになる考えは誰かから教わったモノだったり、先生の指導もあったのかもしれないけど、6年生の12歳が、この意味を理解して堂々と贈る言葉として語っていた。

 やっぱ子供ってすごい。そういえばドクターが先生になったのは、子どもを教えるというより自分が子どもから学ぶためだった。しっかり学んで自分のものにして又発信して誰かの役に立てれば嬉しい。原点を思い出させてくれた小学校卒業式だった。

 ☆卒業式の小学校の廊下に飾られたメッセージ。子どもからでも誰からでも学んで生きやすいコツをつかんでメッセージを発信していきたい。人のために時間を使うのが豊かな時間の使い方、これも子どもたちが言っていた。やっぱすごいですね、子どもって。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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