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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.144 足お悪いですか(9月20日)

自分へのご褒美休みで運河沿いを走っていると、ベンチで休憩されていた地元の方から「足お悪いんですか」と声をかけられた。ドクターの走りがあんまり遅かったのを心配してのことらしい。自分としてはいつも通りのペースで走ってるつもりだが、傍から見ていると足の調子が悪いのでやむを得ずゆっくり歩いているように見えるらしい。「昔はそこそこ速かったんですけどね、今はこのペースが丁度いいんですよ」「私も足が悪いんですよ」とかみ合わないセリフを残したまま、そのおじさんは足を引きずるようにしながら去っていった。このように慣れない土地では慣れない体験をする。この非日常感が旅にはいいのだが、これもしばらくそこにいると慣れてきて、非日常が日常になってくる。こうなってくると目新しさも消えて、いつもの思考が戻ってくる。ドクターの場合は「定年後の毎日をどうお気楽に過ごすか」という命題だが、今回はいつもの生活(ゆっくり走っていても、だれもがいつものことと気に留めないような)の有難さに気づくというヒントを得たが、こうなると一刻も早くいつもの生活(日常)に戻りたくなる。でも、戻ってみると、変化のない毎日に退屈して、また変化を求めたがるのだろう。とかく悩みはつきないが、この程度のことで悩んでいられるということ自体が幸せなのだろう。丹吉師に聞いてみたい。

☆旅先での更新のため写真の添付が心配ですが、うまくいかなければ戻ってから。何とか出来てます?

 

 

Dr.143 初めての注文(9月19日)

先日このブログで紹介する農業生産品に初めて注文が入った。一等賞のドクター米を欲しいというもの好きな方が現れたのだ。本当に嬉しい。注文を出しておきながら、まさか本当に注文があるとは思わなかった。この調子で黒豆も行きたいと、すぐ調子に乗るところがドクターらしい。自分でも頂いてみたが、今年の米は量は少なかったが、それだけに味は格別だ。是非他の皆様にも味わっていただきたいが、注文はあまりないだろうと、大部分は農協に出荷してしまったので、そんなには残ってませんが、それでもまだ少しは行けます。ともかくコメの生産が終わってほっとしています。まだ黒豆が残っているし、来年も準備もあるけでど、一つ行事が終わるごとにホッとしていきたい。というわけで明日のブログは休みますけど、悪しからず。休んだ後はまたがんばります。と思っていたけど旅先から更新できるかもしれません。

☆今年初めての新米の精米が出来ました。ありがとうございました。

 

Dr.142 こんなもんですか(9月18日)

人前であいさつする時のドクターの決め台詞がこの「こんなもんですか」だ。時候の挨拶から始めて、一番の主張に入り、一発ギャグを入れて、この決め台詞で笑いをとって終わるというのがいつもの流れだ。この前の娘中学校体育祭PTA会長あいさつも、①日頃のPTA活動に対する保護者の方やや地域の皆さんへの謝辞から始まって、②中学校時代は青春ど真ん中だ、一生の宝物となる思い出をいっぱい作ろう。それにはこの体育祭をはじめいろんな学校生活に全力で取り組むことだ。思い出が出来ないからと言って人のせいにしてはいけない。自分が改善していくのだ、というメインの主張を軽くして、③「膝トントン 手拍子パンパン 指パッチンパチパチ ゲッツの指でお互いにランチ光線発射」というようなみんなで元気に昼飯を食べようという、やってもやらなくてもいいような儀式を力を入れてやった。知らないおっさんがこんなことをやらせるのだから、当然生徒たちはきょとんとしている。それでもよく付き合ってくれたが、儀式参加者はほどほどだ。そこで最後にこの決め台詞「まあ、こんなもんですか」と自虐的につぶやいて挨拶を終わる。するとここで少し笑いが来る。この「まあ、こんなもんですか」は現役校長時代もよく使った。体育祭やマラソン大会の最初のあいさつで「それじゃみんな、張り切っていくぞー、オー」と右手を天に突き上げ、一緒に手を突き上げる生徒がパラパラの状態の時に、「まあ、こんなもんか」と言って降壇する。そこで来るちょっとした笑いに味を占めたのだが、このセリフにはドクターの生き方も凝縮されている。何事も完璧でなく思い付きと勢いでやってしまい、当然来る不完全な結果に「まあこんなもんか。(少しだけど賛同してくれる人がいた。ありがたいことだ。これで十分じゃないか)」と結果を受け入れる。これがドクターの生き方とあいさつのやり方だ。

☆あいさつの中でもどうでもいいギャグに全力を込めるドクター。この写真を市の教育委員さんに撮っていただくという厚かましさもドクター流だ。

 

☆どうでもいいドクターのあいさつなどに関係なく、すばらしい出来だったS中学校体育祭。すばらしい中学校をつくってくださった後輩の生徒・先生方に感謝したい。

 

Dr.141 来賓席に座っている(9月17日)

娘の中学校運動会がありPTA会長として参加した。PTA会長の当日の主な仕事は、①テントを建てる、②来賓席に座っている、③競技を応援する、④来賓席に座っている、⑤他の来賓と世間話をする、⑥来賓席に座っている、⑦トイレに行ったついでに知人と立ち話をする、⑧来賓席に座っている、⑨校長や生徒会長が演台に上がる前に一礼されるのに答礼する、⑩来賓席に座っている、その他で、そのメインの役割は「来賓席に座っている」ことだ。しかし、この「来賓席に座っている」役割を馬鹿にしてはならない。来賓のほとんど(全員といってもよい)がいくつか演技を見て帰ってしまい、長くても午前の演技終了でいなくなるので、ここでPTA会長までいなくなると、来賓席が来賓席か隣の敬老席か分からなくなってくるからだ。閉会式の時に壇上に上がる人が来賓席に向かって礼をしようにも無人では格好がつかない。ともかく、この日ドクターはこの「来賓席に座っている」という大役と、その他の役割の午前のプログラム終了間際の「PTA会長あいさつ」を全力で行った。「PTA会長あいさつ」は、やっと午前の全プログラムが終わって「やれやれこれで昼飯だ」という慌ただしく、誰も早く終わってくれという状況の中で行われる「あってもなくても良いが、なければない方が良い」ものだ。妻にも「誰も聞いていないから短く早く終わるように」言われていたが、こうした「あってもなくても良いこと」「どうでも良いこと」に全力を注ぐのが人生を面白くするコツだと鈴高校時代に先輩から学んだドクターとしてはこの日も、誰も聞いていない、あってもなくても良い「PTA会長あいさつ」に全力を注いだが、その詳細については次号で。

☆中学校運動会で「来賓席に座っている」という大役を務めるドクター。

 

☆誰も聞いていない、どうでもいい「PTA会長あいさつ」に全力で取り組むドクター。あいさつに中身は次号で。こうご期待(しないでね)。

Dr.140 メール相談(9月16日)

数少ないドクターブログの愛読者の方からメールで相談が届いたので、ブログでお答えしたい。私的な相談を公開することに躊躇はあるが、ブログのネタ不足に悩むドクターを助けると思って勘弁して頂きたい。勿論プライバシーには気を付け、誰からの相談かは分からないようにしたい。回答を公にすることで広くドクターの考え方(お気楽な生き方)を多くのみなさんに知ってもらいたいという思いと、これを名物企画にできればネタ探しも楽になるのではという下心もある(ネタ不足の時に登場する「丹吉師」にもゆっくりしていただける)。今回の相談内容は「海外への生徒引率を頼まれたがどのようなことに気を付けなければならないか」ということだ。相談者はドクターがかつて生徒をオーストラリアへ引率したことと、「頼まれたことややる羽目になったことは引き受けた方が良い」と主張していることを知っている方だ。相談に入る前に後段の主張は最近「頼まれたことは引き受けたほうが自分の可能性を広げるという意味で良いが、気乗りしないことは引き受けなくてよい」という風に変質していることをお断りしたい(変質はずるいって)。ドクター自身が何でもかんでも引き受け過ぎて多忙になっているのと、気乗りしないことを引き受けるのは自分にも相手にも良くないと思うからだ。引き受けたほうが良いのは、迷っている場合(迷いがあるということはまんざらでない要素もある)や思いがけない提案の場合だ。これらは間違いなく引き受けた方が良い。さて、海外引率の相談だが、ドクター自身も行く前は不安いっぱいだったが、行ったあとの今では引率して本当に良かったと思っている。行ったことのない国へ大事な人様の子どもの命を預かって行くことに不安があって当たり前だが、「案ずるより産むがやすし」ということばもある通り、やったことがないことはやってみないと分からないし、やってみると思っていたより大したことないというのが通例だ。まずは引率を引き受けたというあなたの決断に賛辞を送りたいと思うと同時に、今回の体験があなたの人生を豊かにするのは間違いないということを確信をもって申し上げたい。これで回答を終わるが、これでは何のヒントにもならないって。新コーナーの先行きが危ぶまれるが、「まあ何とかなるでしょう」。そうこのお気楽な生き方の極意が引率の極意でもあるのです。

☆朝のランニング中に見た虹を相談者の餞(はなむけ)に送りたい。引率を楽しもう。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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