Dr.2042 自我を離れる(8月24日)
一泊二日の研修に行っていました。講義以外は日常を離れた時間があったので、(高齢期の)生き方の本を読んでいました(日常でも良く読みますけど)。
そこで、今回は「快適な老いを実現するには、一にも二にも現状の受容。即ち足るを知る精神」というのと、「自我の思いが苦しみを生む 動物は本能だけで生きている 自我の思いから離れてみると上手く行く」の二つの考え方を手に入れました。
自分の考えに合致する言葉を選ぶので、普段から思っていることを肯定していもらうために、拾い集めた感じもしますが。要するに、高望みせず、あれやこれやと自分の意思を働かせず、現状の良い面を見て、現状を肯定して、満足して生きるということでしょうか。
何か「よりよく生きる」とは違う感じもしますが、要は「どう考えれば日常を機嫌よく生きられるか」だということだと思っています。そうそう講演では、「人間は社会的動物なので、社会的な評価があれば嬉しくなる」みたいなことも学びました。
このブログも少しでも多くの方に見てもらえたり、「見てますよ」みたいな反応が頂ければ嬉しくなるのに通じるのでしょうか。これからも、日常のやらなければならないことやりながら、どうすれば、どう考えれば日々を快適に生きられるか考えて行きます。
☆研修の様子と研修でお出会いしたかつてドクターが冒険教育指導ででかけていた学校におられた方。自分を評価してもらえると嬉しくなりますね。やっぱ人間は社会的動物だからでしょうか。


Dr.2041 若い力(8月22日)
若い大学生、大学院生と話す機会があった。これから人生が始まる初々しさを感じた。自分もこの頃はこうだったのだろうか。あんまり覚えていないが、何せ彼らの素直さ、純粋さのようなものにつよい印象を感じた。
こんなおっさん達の話を真剣(そうに)に聞いてくれる。これから人生がどう展開していくかは分からないが、自分の個性を大事に進んで行ってほしい。
また、別の観点からは、職場では市内の訃報の情報が回ってくるが、80代90代の人が多いが、中には60代やそれより若い方の場合もある。人生はいつ終わるか分からない。あってほしくないが、若い時に人生が終わってしまう場合もある。
そう考えると、若者たちには、自分の人生の最善を日々歩んでほしい。これは若者だけでなく、自分達60代にも当てはまる。誰もが平均寿命まで生きられるとは限らない、今を精一杯生きる。焦れと言っているわけではないが、人生の有限さも忘れないように、日々ベストを尽くす。そんな感じで行きたいですね。
☆窓から見つけた電線にとまる小鳥。今を全力で、しかもゆとりを持って生きている。こんな感じで行きましょう。明日のブログは諸事情によりお休みします。また明後日お会いしましょう。皆さん、お元気で、自分のペースで、をお祈りしています。

Dr.2040 すべては比較の問題(8月21日)
今が幸せなのかどうなのか、健康なのかどうなのか、経済的仕事的に安定しているのかどうなのか等、すべてのことは比較の問題であるという言葉をある本で学んだ。
幸福かどうかは自分の心決めるということも書いてあった。確かに一理ある。欲を言えばきりがないし、欲の通りそれを達成したとしても、さらに上の人はいる。自分が「今が幸せ」と決めれば、今が幸せなのだ。不都合があったとしても、もっと不都合になるよりはしのぎやすいだけ今が幸せといえる。
そう考えれば、毎日を不安なく生きる、幸せに生きるポイントは、自分が今の幸せに気付くことだと言える。
この間、以前勤めていた訪問学級を訪ねて、現在の教頭先生と話す機会があったが、これから受ける校長試験とか、学校(学級)運営とかいろいろ心配はあるようだ。自分も当時は同じような心配を抱えていた。今はそういう心配はないという幸せな状態にいることに気が付いた。
人は自分の不幸には敏感だが、幸福には鈍感だという言葉も学んだ。自分の幸せに気付き、今の幸福を大事にして行きたい。
☆ドクターが以前に教頭として勤めていた訪問学級で現在の教頭先生と。いろいろ心配はあると思いますが、恵まれたところもいっぱいあります。元気に行きましょう、お互いですけど。


Dr.2039 帯状疱疹(8月20日)
2~3日前から、腹の周りや太ももの辺りに帯状に赤い発疹ができてかゆみがあるので、よく分からないけど「帯状疱疹」ではないかと心配になった。
「帯状疱疹」を検索すると、原因に加齢・疲労・ストレス等で免疫力が落ちると発病するとあったので、この前からの不安な気持ちが、病気に繋がるほど大きなものだったのかと心配になり病院に行ったら、「汗をかくとでるもので、かゆみがなければほっておいてもいいものです」と診断してもらった。
「それって汗もってことですか」と尋ねたものの、ストレスから来た病気ではないことが分かりほっとした。処方してもらった塗り薬を塗ったら、今朝はだいぶよくなった。さらに、待ち時間に仏教関係の本を読み、「心労になるのは自分の思いを持つからだ」「思いにとらわれることなく、縁を大事に生きなさい」みたいなことを学び、心も楽になり、お陰で身体的にも精神的にも快調になった。
今日も、自分の思いにこだわらず、あるもの、やってくるものをたんたんとやっていきたいと思います。皆様、考え過ぎはよくないです。
☆電線にとまったツバメです。「食べて寝る」を中心に余計なことは考えずに生きているように見えます。

Dr.2038 小欲知足(8月19日)
欲を減らし、足るを知ることが不安や苦しみを減らして、満足して生きられる。改めて「小欲知足」という考え方の大事さを噛みしめている。
いろんな心配や不安が出て来るというのは、充実した人生、満ち足りた毎日を送りたいという、いわば高望みから起こるのではないか。「充実した人生」を望むのは悪いことではないが、生きていたり、老化を感じる年ごろになると、いろいろと出来ないことが増えて来る。それを仕方のないコト、まだこれだけのことが出来ているだけ有難いと思えれば、比較的穏やかに生きられるのではないか。
毎日、夜寝られて、ご飯が食べられ、身体が動くだけでも有難いことだ。そりゃ他にも社会的な使命を果たすなど大事なこともあるけれど、あんまりまり日々の目標を高く設定すると、それができていない、出来なくなるかもしれない自分に、不安や心配が高まってくる。
若い時は、それでも目指す人生向かってあがいていくのもアリかもしれないが、人生の後半に差し掛かっては、あんまり高望みすることなく、「小欲知足」で穏やかに生きるのも大事なように思う。
☆家の庭に咲くユリの花。誰かに見てもらうためではなく、ひっそりと咲いていました。ただ咲く、それだけで満ち足りているそんな風情を感じました。
