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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.581 地域の問題は全国の問題(2月11日)

最近、丹波篠山市の絶こうちょう(活性)化について考えることが多いが、何も自分の市さへ良ければ良いとは思っていない。1市1地域の問題は全国全体に共通するものがあると思うからだ。勿論、それぞれの市や地域で特色は違うので、それぞれ独自の問題はあるが共通する問題も多い。例えば少子高齢化や地方都市の活性化などは多くの地域で共通する課題だ。教育問題にしても、変化の激しい次世代を生きる子ども達に主体的で前向きに生きる力をつけることは共通して大切だ。もしかしたらドクターの唱える「お気楽な生き方」「大きな力流れに従って生きる」「柔軟な思考で上機嫌に絶こうちょうに生きる」というのも多くの人に支持してもらえるかもしれない。でもこれは「お気楽ではいけない」「流される生き方ではなく夢に向かって力強く」の方がいい人もいるだろうから強制はできないし、生き方は各自違っていいのだが、地域を元気にの解決策では共通するエッセンスを磨き、後は各地域のオリジナリティを付け足せばいい。今日の新聞にもK市の読者が「地域に必要なのは若者の住むところと働くところを確保することだ。その妨げになっている土地(農地)制限を見直さなければならない」と投稿されていたが、これは丹波篠山市にも多くの地方都市にも共通する問題だ。そんなわけで先ずは自分の住む市の処方箋を考え、良いのが見つかったら全国にも発信したい。自分の住む市も他市も大事にする「も」の精神が大事だ。この前の講演会でしゃべったことが早速自分に返ってきた。

 ☆丹波篠山市の絶こうちょう化をヒントに地方の共通する問題を考えるドクター

Dr.580 農業を考える(2月10日)

この頃、丹波篠山市を絶こうちょうにするにはどうしたら良いかについていろいろ考えている。今回は農業について考える。今でこそ農業についている人の人口は少ないが、かつて農業は市の主要な産業であり、今でも基本的にはほとんどの地域も農村・農業ををもとに営まれている面もある。農業は食料や特産品を作る以外にも伝統文化や地域のまとまりの中心の役を果たしていると思う。それだけに農業人口の減少は地域を元気にするうえで深刻な問題だ。昔のタイプの専業・兼業農家が減った後、地域の農業を支えているのは、大規模農家であり集落営農であり新規就農者だと思うし、それらの農業経営に頼る部分は大きいが、ドクターとしては兼業農家や小さな農業を営む人が今後も持続可能な仕組みづくりや援助をすることも大事だと考えている。自分がそうだからよく分かるのだが、兼業農家の小規模な農業で儲けるのは難しい。そりゃ一部の意欲と才覚のある人はできるだろうが、大多数の先祖からやってきた農業だから自分の代で絶やすことはできない派の人にとっては、農業機械の維持を中心に続けていくことが難しい状況が年々厳しくなっている。個人の努力はもちろんだが、経営相談や農業機械の共同所有や同じ悩みを持つ人の交流機会の創設など、多くの小さな兼業農家が持続可能な環境を研究提案していきたい。こうした多くの小さな農家が農村に留まり、新規や大型や集落営農の人と一緒に魅力いっぱいの農業が続けられることが丹波篠山市を絶こうちょうにするのは間違いない。創造的な解決策を考えたい。

 ☆今春の田植え準備が進む田んぼを見ながら、農業で市を絶こうちょう化する策について思いを巡らすドクター。

Dr.579 高校生パワー(2月9日)

この頃、地域を「絶こうちょう」(活性化)するにはどうしたらよいかを考えている。昨日参加した丹波地域の若者塾合同フォーラムで発表した丹波篠山市・丹波市内の6高校の発表を聞いていて、教育面や若者定住についてのヒントを得ることができた。各高校は大学などの支援を受けながら様々な地域での活動をしている。放課後カフェ・古民家再生・農作業・車いすマップ・獣害対策・外国人との交流・タウンミーティング・地域の祭りなどのイベント参加などそれぞれの高校や参加高校生の特色や意志をもとに自分たちのやりたいことややるべきことに積極的に取り組んでいた。それぞれのイベントの成果や課題とは別に、参加高校生は地域でいろんな人と関わり合いながら活動することで多くの学びや気付きを得て確実に成長しているように見えた。中には活動中に気付いた地域課題をさらに研究するために、それが学べる大学への進学を決めたという生徒もいた。地域での活動を通して、地域や市がもっと好きになったとも言っていた。きっと彼らのうちの何人かは地元に戻ってきて地域で活躍する人になるだろう。このフォーラムに参加して、ドクターの持論である「子どもたちは地域で地域の人と関わる活動をする中で郷土愛を育み主体的な生き方を自ら身に着ける」(「ふるさと教育」「体験学習」の充実)ことを改めて確信することができた。今回は高校生だったが、中学生でも小学生でも同じだろう。地域を絶こうちょう化する一つの策は子ども達が地域のことを学び地域の人と一緒に活動する機会を増やすことだ。それには地域の人が積極的に子どもや学校に関わらなくてはならない。関わるとその人にも必ず得るものがある。これを目指したい。

 ☆地域「絶こうちょう化」のヒントがいっぱいの丹波地域の高校生の活動発表。ドクターがいたS高校生も堂々と発表していた。ドクターが校長だったら一緒に自分も出ようとして生徒達を困らせていただろう。

Dr.578 地域で子育てを(2月8日)

最近、丹波篠山市を「絶こうちょう」にするにはどうすれば良いか考えている。 昨日は教育について考える機会が多かった。朝には統合10周年になるJ小学校の10周年記念パンフレットを見せていただいた。人口減少、子どもの数が減る丹波篠山市では小学校・中学校の統合が続いている。学校は教育だけでなく地域コミュニティの中核でもあるので、それが無くなるのは地域にとっては大きな痛手だ。だからといっていくら子どもの数が減っても学校を残すというのは無理がる。第一子どもの教育にとって一定数の仲間がいることは決定的に重要だ。人口減少地域で学校の統合はやむを得ないが、大事なことは廃校になった跡地をどう活用するかと、新しい統合校をどう運営するかだ。跡地活用については丹波篠山市東部の先進事例もあり、市内はもちろん全国の参考になっている。学校の運営については、午後に参加したコミュニティスクール研修会でも主要なテーマだった。子ども達の教育は学校の先生や保護者だけでなく、地域の人達も関わるというのが大事だ。地域の人が自分の特技や出来ることを通して子どもたちの教育に関わるのは学校や先生を助けるという意味だけでなく、自分自身の生きがいや自己有用感を高めることにもなり、自分のためにも学校のためにもなる。子どもにとっては普段教えてもらっている先生とは違う個性の地域の人と関わることは大きな学びとなる。地域や地域の人と関わって育った子供は地域に愛着が生まれ、卒業後も地域で暮らすかもしれない。そうなると活力のある持続可能な地域が作られていくわけで、地域の人が子育てに関わるのは二重にも三重にもウィンウィンの関係が拡がっていく。

 ☆午前中に見せていただいた統合小学校の10周年記念冊子。いろんな形で地域の人が教育に関わってこられたことが分かる。午後に参加したコミュニティスクール研修会。自分の特技を活かして地域の人づくりに関わりたい。

Dr.577 課題は絡み合っている(2月7日)

最近、丹波篠山市を絶こうちょうにするにはどうすれば良いか考えている。丹波篠山市には魅力が一杯ある(立地:都会に近い田舎、伝統文化、特産物、人情等)が人口は減少、高齢化が進んでいる。例えばこれを解決するために、結婚相談所などのイベントで若者を結び付け結婚する人を増やせばよいという考えがある。これも一定の効果はあるだろうが、でも若者の非正規雇用や低賃金・長時間労働がそのままだと結婚しても即子どもの増加には結びつかない。子どもを育てる環境が整っていないと、子どもを産みたくても産めず余計にストレスを抱えることになる。子育て環境の充実には親の経済状況を改善するだけでなく、出産育児環境の整備、男性の育児休業取得や待機児童の解消なども関係する。その後の教育環境の整備も含めて子育て関係に予算を積み込むことには、子育てに関係しない人の理解もいる。長い目で見て子育て環境の充実で人口が増えれば、人口減による地域活力の低下(公共交通機関の削減、商業施設の撤退、医療機関の削減、工場等働く場の減少など)が防げて、その地域全ての人にとって恩恵はあるはずだが、短期的な視点からはわかりにくい。このように課題は絡み合い、解決策は簡単ではないが、ここはあきらめずコツコツと施策の充実を図り、理解を広めていくしかない。これには無理をしてでも明るい未来を描く上機嫌力と絶こうちょう力が要る。

 ☆この冬一番の冷え込みの中、市の絶こうちょう化を考えた。寒さの後には春が来る。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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