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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.468 でも・しか先生(10月5日)

ドクターが高校生の時には「でも・しか先生」と言われる先生方が多数おられた。今では信じられないかもしれないが当時は教職の人気がなく、「先生にでもなろうか」「先生にしかなれない」と言われた人たちが先生をやっておられたのだ。中にはもちろん学識豊かな方や人格高潔な方もおられたが、中には今では考えられないほどユニークな方々も多数おられた。ズボンのベルトの代わりに縄を巻いている先生。数学の問題を解いていて行き詰ると「おい、答えどうなってる」と生徒に問題集の解答を見させる先生。半年間、各グループで図書館などで調べさせ、後の半年で各グループごとに発表さる倫理の先生など個性的で人間臭い方々が一杯だった。こういう先生方に学んだお陰で「先生と言っても自分達と変わらない普通の人だ。失敗もすれば可笑しなことも言う」と先生を特別視・別格視しなくてすんだ。だから特別優れたところのない自分でも先生が出来るかもしれないと先生の道へ進むことができたのかもしれない。世の中には変な人も含めていろんな人がいるし、別にそれで良いんだと思うこともできた。少し前のように先生人気が高く、特別優秀な(試験に強い)人で無難な(特別目立つようなキャラでない)同じようなタイプの人ばかりが先生では、生徒もやりにくいだろう。カムバック「でもしか先生」。幸い最近では教職の倍率が下がって、いろんな人が先生になるチャンスは増えてきた。個性的で多様な人が先生になって、それぞれの味を活かして子どもに接してほしい。子どもに対する愛情だけはかつての「でもしか先生」のようにあってほしいが。
 ☆「でもしか先生」であろうと、ドクターのように「自分が楽しむ先生」「流れで先生」であろうと子どもや参加者のことを大事にする気持ちは持っていてほしい。

Dr.467 モチベーション表裏(10月4日)

何かやる時にはモチベーション(動機・動機付け)が必要だが、モチベーションには表(建前)と裏(本音)がある。ファシリテーター仲間で話していて、太りすぎ防止のためにどう運動するかという話題になった時、運動した方が良いのは分かっているけどモチベーションが見つからないという話になった。ドクターが得意げに「自分は40年以上朝ランニング(周囲の人はウォーキングと言う)と一日にもう一回ジムか農作業で汗を流すようにしている」と言ったところ感嘆の声が沸き起こったが、そのモチベーションは健康維持とか体形維持とかという表のものよりも、汗を流して美味しいお酒を飲みたいという裏のモチベーションの方が大きい。以前ヒット曲「スバル」や「遠くで汽笛を聞きながら」等でお馴染みのT村新司さんに音楽の道に入った動機を直接お伺いする機会があったが、「女の子にもてたいため」とおっしゃった。勿論「歌で人を幸せにする」というような表の動機もあったとは思うが、人の動機は複雑で結構人には言わなくても裏の動機の存在は大きいと思う。モチベーションは表でないといけないということはない。表であろうと裏であろうと行動を起こすことが大切で、その行動によって自他が幸せになればいい。さあ皆さん、何かのモチベーションを探して自分のそして人のためになる行動を始めましょう。
 ☆ドクターの冒険指導のモチベーションも子どもの喜ぶ顔が見たい、子どもと一緒に楽しい時間を共有したいからやってて自分が楽しい、自分の居場所・生きがい探し、講師料が欲しいまで表から裏まであってどれか一つには決められない。

Dr.466 濃いメンバー(10月3日)

久しぶりで嬉野台生涯教育センターのHAP指導に入った。自然学校の小学5年生約60人を6人の指導者で担当した。6人のうち5人は嬉野常連組のおっさん指導者達(49~62歳まで)だ。6人目は滅多に嬉野台の指導には来ない女性だが、会うなり「今日は濃いメンバーで緊張してます。よろしくお願いします」とあいさつした。ドクターとしては自分以外のおっさん達は指導経験も人生経験も濃い人たちだが、自分は歳はいってても軽くさわやかに生きている人なので「濃いメンバー」には入っていないと思っていたので「濃いのは私以外やろ」と聞いたら、彼女に「いえ、ドクターも入ってます」と言われてちょっと心外だった。が、そんな気持ちを吹っ飛ばすような素晴らしい子どもたちだった。濃いおっさん指導者達も各自自分のこだわりの味を出して子ども達と嬉しそうに関わっていた。ドクター班で最も感動的なシーンは二日目のハイエレメントで起きた。10m位の高さに横たわる柱を渡ろうとして上に上がったけれども恐怖で膠着して動けなくなった女子児童に、班の子ども達が彼女を励ます歌を歌いだしたのだ。そしてその歌声は段々大きくなって周りで活動していた別の班の児童も加わって歌いだした。するとその歌声に励まされるように、上の児童が柱を渡り出し遂に渡り切ったのだった。そして彼女が下りてくると大きな拍手が沸き起こり、その後は何事もなかったように各班の活動が再開された。絵にかいたような感動シーンにドクターをはじめ濃い指導者仲間はみんな心を打たれた(あっどさくさに紛れて、自分も濃いメンバーであることを認めてしまった)。濃いメンバーは生き方は濃いが、みんな子どもと関わるのが好きなピュアな仲間たちだ。大切にしたい。
 ☆柱の上で固まってしまった仲間を励ます歌を下で支えている子ども達が歌いだした。こんな感動的なシーンは初めて見た。こんなことがあるから冒険指導はやめられない。

Dr.465 平凡な毎日(10月1日)

4月から始まる今年度も半分終わろうとしているが平凡な毎日が続いている。特別な日を「ハレ」、いつもの日を「ケ」という言い方があったと思うが、ドクターはケ・ケ・ケが続いている訳で(ケケケのドクターと読んでください)、一番最近の「ハレ」がいつだったのか思い出せないほどだ。最も何をハレと考えるかによって違うと思うが、時々ある冒険指導の日も「ハレ」と考えられないわけではないかな。ともかく昨日は「ケ」の日で、朝起きて、菓子パン食べて、走って、朝食食べて、仕事して、ジム行って、一杯飲んでエッセイ読んで寝るといういつもの日をいつもの通り送った。いつも通りなので新鮮味はないが、これも考えようによってはありがたいことだ。家族の誰かが体調不良になっても、自分が体調不良でも、自然災害でも、自損事故でも何か一つ起これば、このいつもの生活はできないわけで、一日を終えて一杯飲んですぐ寝付くという平凡な日に感謝しなければならない。というわけで今日も特に面白い所もない平凡なブログになったが、これとて書いている方も読んでくださってるみなさんもこの平凡に感謝して、決して平凡な日常を嘆かないようにしましょう。平凡な結論ですけど。
 ☆とか何とか書いて今日撮った写真をアップしようと思ったら、パソコンをアップデートしたのでうまくアップできない。しかたないので以前撮った写真を載せます。いつも何気なくできてることのありがたさを実感しています。それから、明日は諸事情によりブログ更新はできません。ここでもいつも通り行かない切なさを感じます。

Dr.464 営業に来たんですか(9月30日)

県の人権教育研究大会の分科会で発表をした。分科会のテーマは「人権文化の創造」でドクターの発表要旨は、冒険教育でもなんでも自分の特技や地域の課題に前向きに取り組みそれで地域を元気にし交流を盛んにすることが、地域の人に元気と自信を与え、引いては差別の解消につながるというもので、各地域で実践されているホタルの再生や祭りの継続、地域カフェや寺子屋学習塾などと同じく、自分は冒険教育で地域づくりに貢献したいというものだった。パワーポイントで冒険指導風景を見てもらった後、いくつかの実践(ジャンケン叩き・イースター島モアイ等)をやってもらって、いつもの研修会と同じ感じで報告した。後の質問では人権に関するというよりは、「写真のあの人たちは何故あんな格好をしているのか」「人権研修会などの最初にアイスブレークをしたいが良いネタはないか」「あのフライングチキンはどう使うのか」「あなたは本当に定年したてか」等の冒険ネタに関するものが多く、ドクターとしては得意分野なので勇んで回答し、「自分の指導範囲は0歳から高齢者までなので、ここにいる人は全て対象者です、いつでもどこでも指導に行きますよ」と調子に乗ってしゃべった。会の終了後にその会に出ていた知人が「今日は営業で来られたんですか」と言うので、「役員の方から頼まれたから来たんですよ」と否定したが、こんなことならもっと名刺を持ってくればよかった。
 ☆豊岡市で行われた県人権研究大会の様子と去年の村祭りの様子。どこでもなんでも自分らしく行きたい。

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