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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.579 高校生パワー(2月9日)

この頃、地域を「絶こうちょう」(活性化)するにはどうしたらよいかを考えている。昨日参加した丹波地域の若者塾合同フォーラムで発表した丹波篠山市・丹波市内の6高校の発表を聞いていて、教育面や若者定住についてのヒントを得ることができた。各高校は大学などの支援を受けながら様々な地域での活動をしている。放課後カフェ・古民家再生・農作業・車いすマップ・獣害対策・外国人との交流・タウンミーティング・地域の祭りなどのイベント参加などそれぞれの高校や参加高校生の特色や意志をもとに自分たちのやりたいことややるべきことに積極的に取り組んでいた。それぞれのイベントの成果や課題とは別に、参加高校生は地域でいろんな人と関わり合いながら活動することで多くの学びや気付きを得て確実に成長しているように見えた。中には活動中に気付いた地域課題をさらに研究するために、それが学べる大学への進学を決めたという生徒もいた。地域での活動を通して、地域や市がもっと好きになったとも言っていた。きっと彼らのうちの何人かは地元に戻ってきて地域で活躍する人になるだろう。このフォーラムに参加して、ドクターの持論である「子どもたちは地域で地域の人と関わる活動をする中で郷土愛を育み主体的な生き方を自ら身に着ける」(「ふるさと教育」「体験学習」の充実)ことを改めて確信することができた。今回は高校生だったが、中学生でも小学生でも同じだろう。地域を絶こうちょう化する一つの策は子ども達が地域のことを学び地域の人と一緒に活動する機会を増やすことだ。それには地域の人が積極的に子どもや学校に関わらなくてはならない。関わるとその人にも必ず得るものがある。これを目指したい。

 ☆地域「絶こうちょう化」のヒントがいっぱいの丹波地域の高校生の活動発表。ドクターがいたS高校生も堂々と発表していた。ドクターが校長だったら一緒に自分も出ようとして生徒達を困らせていただろう。

Dr.578 地域で子育てを(2月8日)

最近、丹波篠山市を「絶こうちょう」にするにはどうすれば良いか考えている。 昨日は教育について考える機会が多かった。朝には統合10周年になるJ小学校の10周年記念パンフレットを見せていただいた。人口減少、子どもの数が減る丹波篠山市では小学校・中学校の統合が続いている。学校は教育だけでなく地域コミュニティの中核でもあるので、それが無くなるのは地域にとっては大きな痛手だ。だからといっていくら子どもの数が減っても学校を残すというのは無理がる。第一子どもの教育にとって一定数の仲間がいることは決定的に重要だ。人口減少地域で学校の統合はやむを得ないが、大事なことは廃校になった跡地をどう活用するかと、新しい統合校をどう運営するかだ。跡地活用については丹波篠山市東部の先進事例もあり、市内はもちろん全国の参考になっている。学校の運営については、午後に参加したコミュニティスクール研修会でも主要なテーマだった。子ども達の教育は学校の先生や保護者だけでなく、地域の人達も関わるというのが大事だ。地域の人が自分の特技や出来ることを通して子どもたちの教育に関わるのは学校や先生を助けるという意味だけでなく、自分自身の生きがいや自己有用感を高めることにもなり、自分のためにも学校のためにもなる。子どもにとっては普段教えてもらっている先生とは違う個性の地域の人と関わることは大きな学びとなる。地域や地域の人と関わって育った子供は地域に愛着が生まれ、卒業後も地域で暮らすかもしれない。そうなると活力のある持続可能な地域が作られていくわけで、地域の人が子育てに関わるのは二重にも三重にもウィンウィンの関係が拡がっていく。

 ☆午前中に見せていただいた統合小学校の10周年記念冊子。いろんな形で地域の人が教育に関わってこられたことが分かる。午後に参加したコミュニティスクール研修会。自分の特技を活かして地域の人づくりに関わりたい。

Dr.577 課題は絡み合っている(2月7日)

最近、丹波篠山市を絶こうちょうにするにはどうすれば良いか考えている。丹波篠山市には魅力が一杯ある(立地:都会に近い田舎、伝統文化、特産物、人情等)が人口は減少、高齢化が進んでいる。例えばこれを解決するために、結婚相談所などのイベントで若者を結び付け結婚する人を増やせばよいという考えがある。これも一定の効果はあるだろうが、でも若者の非正規雇用や低賃金・長時間労働がそのままだと結婚しても即子どもの増加には結びつかない。子どもを育てる環境が整っていないと、子どもを産みたくても産めず余計にストレスを抱えることになる。子育て環境の充実には親の経済状況を改善するだけでなく、出産育児環境の整備、男性の育児休業取得や待機児童の解消なども関係する。その後の教育環境の整備も含めて子育て関係に予算を積み込むことには、子育てに関係しない人の理解もいる。長い目で見て子育て環境の充実で人口が増えれば、人口減による地域活力の低下(公共交通機関の削減、商業施設の撤退、医療機関の削減、工場等働く場の減少など)が防げて、その地域全ての人にとって恩恵はあるはずだが、短期的な視点からはわかりにくい。このように課題は絡み合い、解決策は簡単ではないが、ここはあきらめずコツコツと施策の充実を図り、理解を広めていくしかない。これには無理をしてでも明るい未来を描く上機嫌力と絶こうちょう力が要る。

 ☆この冬一番の冷え込みの中、市の絶こうちょう化を考えた。寒さの後には春が来る。

Dr.576 リミッターを外せ(2月6日)

「リミッターを外せ」というのは昔ドクターがS高校の生徒達に向かって呼びかけていたフレーズだ。バイクや車のモーターには過熱を防ぐためそれ以上回転数が上がらないようにするリミッターという装置がついている。高校生の君たちも知らず知らずのうちに自分の限界を決める思考のリミッターを身に着けてしまっているのではないか。頭の中のリミッターを取り外し何事にも挑戦して自分の力を伸ばしていってほしいと呼びかけたものだ。この懐かしい言葉を思い出すきっかけは、昨日ロータリークラブでお話させていただいた時に、その会員のお一人に娘さんがS高校で学ばれたという方がおられ、卓話後に「昔、絶こうちょうはリミッターを外せの話をされていたのを思い出す」と話しかけていただいたからだ。しばらく忘れていた言葉だが、自分で言うのも何だがなかなかいい言葉だ。これからまた講演などで使わせていただこう。ドクターが講演で話す内容はどこかで誰かが言った言葉の借用が多いが、この「リミッターを外せ」は自分で思いついたものだ。それを忘れていたというのは情けないが、情けなくても自画自賛でも泥縄ドタバタで生きて行くのがドクター流だ。でもこの言葉もまた、人に話すということは自分に返ってくる。これがまたこたえるけど、まあしゃあないか。

 ☆伝統と栄光のロータリークラブ。社会でご活躍の皆さんに今更「リミッターを外せ」は言わなくても良かったが、今のドクターには必要な言葉かもしれない。思い出させてくださってありがとうございました。

Dr.575 絶こうちょうに生きる(2月5日)

ドクターの講演では「絶こうちょうに生きるヒント」「絶こうちょう教育のヒント」「自分の得意分野で絶こうちょうの地域づくりヒント」等『絶こうちょう』や『ヒント』という言葉を使うことが多い。『ヒント』はドクターが言うことが唯一の正解ではなくヒントの一つですよということで、気楽に何でもしゃべれるという利点があり、『絶こうちょう』は元校長が人生や定年後に悩みながらも意識的に絶好調・上機嫌を装い自らを鼓舞する生き方を示し、皆さんもちょっと無理してでも元気に生きましょうというメッセージが込められている。特に『絶こうちょう』は現役時代の学校HP校長ブログ名「校長先生絶こうちょう」に由来し、ドクターの代名詞にもなっている。何度か言うように「人生は苦」なので、生きてると辛いことや苦しいことに遭うのが当たり前だが、その時苦しい顔や落ち込んだ気分になっても事態は解決しない。それなら無理とにでも笑顔を作り、今は調子が悪いとしても生きているだけでありがたい。最悪ではないと自分に言い聞かし調子が良いと思い込む。かなり強引かもしれないが、作り笑顔でも笑顔が病に効くという研究結果もあるほどだから、絶こうちょうと思い込む作戦もやってみる価値はある。少なくとも周囲の人には暗い顔や愚痴より好影響を与える。理屈はこうだが、実際に重い課題がある時に絶こうちょう振るのは大変だがこれも習慣だ。「習慣は人を変える」という教えを信じてやってみようではありませんか。問題はこの教えを唱えているのがドクターということだが、大丈夫「受け売り」を得意とするドクターのことだから誰か他の人も唱えているはずです。

 ☆この前の人権講演会の写真を係の人から頂いた。「絶こうちょう」を説く本人が絶好調なのは分かる。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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