Dr.1626 教え子(5月29日)
地区の運動会に行ったら教え子に出会った。校長になってから初めて送り出した生徒だから、もう30歳になったと言っていた。
転職もあり、いろいろしんどいこともあったけど、今も地元で働いているという。いろいろあるのが人生だけど、出来れば教え子や関係者にはあんまり激しい苦難は勘弁してやってほしい。その分、自分がかぶると言うほど精神的余裕はないが、お互いに苦しいことやしんどいこととも上手く付き合いながら、人生を歩んで行こう。
そしてまた何かの機会に出会えたら嬉しい。世の中、教師も生徒も一杯いる中、たまたま出会ったご縁なのだから、それを大事にしていきたい。
その時点での出会いでは、先生と教え子だったかもしれないけど、それからの長い人生経験でどちらがどれだけ成長しているかは分からない。再会では上下関係ではなく、ご縁でつながった者として、近況や学びを交換し、エールを送り合いたい。
エールを送った方も、自分もその分しっかりしなければという気持ちで元気が出る。中には、純粋に貴重な学びを与えてくれる子もいる。お互いに学び続け、また何かの接点で交感出来たら嬉しい。
その時に、ドクターもかつての教え子に恥ずかしくないように、成長をしておかなければ。そんなに大きくは無理だと思いますけど。ぼちぼちがんばります。
☆かつての教え子と再会。こんなに嬉しいことはありません。

Dr.1625 続ける(5月28日)
丹波篠山のユネスコ協会の総会に参加した。ユネスコは世界的な機関で、日本にも全国、近畿、県、各市に支部があり活動している。篠山のユネスコ協会は2001年設立だが、それでも20年以上活動が続いている。
会長のあいさつで、世の中から戦争・紛争はなくならず、人間は進歩していないようにも思われるが、小さな活動でも平和や幸福に向けて「続ける つながる あきらめない」ことが大切と言うお話があった。
ドクターの続けていることと言えば、毎朝のランニング(実態はウォーキング)とほぼ毎日のトレーニングぐらいだ。そうそうブログ書きもほぼ毎日やっている。どれも自分の生活のためで、世界平和やみんなの幸せにつながっていないようにも思うが、先ずは自分も元気で周りの人にも元気を与えられるようにいきたい。
自分の幸せとみんなの幸せはつながっている。小さな存在、小さなことを続けながら、あきらめないでより良い生き方、より良い幸せにつなげたい。
いろんなところで、いろんな人がつながっている。
☆小さなことを続ける、つながることの大事さを学んだ丹波篠山ユネスコ協会総会。先ずは生き続けよう。

Dr.1624 主観的幸せ(5月27日)
最近ウェルビーイングという言葉が注目されている。心と体や社会的な繋がり等多面的な幸せが持続する状態のことらしいけど、幸せかどうかは主観的な判断による。
所得や財産などのような客観的な指標で決めるのではなく、自然との触れ合い、ゆとりある生活など個人的な価値観で幸せを決める。他人がどう言おうと、他人と比べず、自分が幸せと感じるかどうかを大事にする。
幸せについては正にその通りだと思う。他人があなたは幸せそうですねと何度言おうと、当人が幸せと感じなければ意味がない。逆も又しかり。主観的な幸せを高めるためにはどうすればいいのだろうか。
まだまだ答えには辿り着いていないが、自分の恵まれているところに着目し感謝すること、これは一つとても大事なことだと思う。
体も動くし、ご飯も美味しく食べられ、飲んだらすぐに寝られる。これらはとてもありがたいことだ。マイナス面も見ればいくつもあるが、これに焦点を当てるのはウェルビーイングには反する。
気を付けたいのは、自分だけのウェルビーイングを高めるのではなく、周囲全体のウェルビーイングを高めることに努めること。みんなが幸せに暮らせてこそ、自分も幸せに暮らせる。このことを忘れないようにボチボチ頑張りましょう。無理は禁物ですけど。
☆先日みんなで踊ったデカンショ踊り。一人じゃ面白くありませんもんね。

Dr.1623 教え子との再会(5月26日)
かつての教え子に再開する機会を得た。高校校長だった時に、就職先の下見に連れて行った生徒だった。あんまりないことなのでよく覚えている。
町役場に就職して8年ほどになるという。3つ目の部署で、結婚もしたという。今度新たな職務に挑戦するかもしれないという話をしてくれた。
「リミッターを外せ」とかってドクターが言っていたことを覚えていて、偶然の再開を機に背中を押してほしそうだった。「リミッターを外せ」のセリフはうろ覚えになりそうだったが、この頃よく使う「置かれた場所で、自分らしく」の言葉を贈って励ました。
自分の意思も含めて、自分が置かれることになった場所(呼ばれた場所)で自分らしく(自分の良さを発揮して)精一杯やればいいんだということを、かつての教え子にも自分にも言い聞かせた。自分の意思は大事だが、意思だけで世の中が動いている訳ではない、一見自分の意思のように思えてもそれには、いろいろなご縁や大きな意思の力が働いている。
そこに身を置いて、精一杯やっても花が咲くかどうか(結果が出るかどうか)は諸条件による。花が咲くかどうかを気にせず、置かれた場所で自分らしく動けばそれでいい。置かれた場所に行くのに躊躇は要らない。自分をこの世に生かさしめている大きな流れを信頼して、飛び込んで行け、そんな声掛けをしたかな(それらしきことは伝えたと思うが、上手く伝わったかしらん)。
ドクターの思いが伝わったかどうか、そして彼女がどう動くかも大きな意思の思し召しによる。後は元気に応援するだけだ。
☆かつての教え子に会う機会を与えてくれた会合。この総会が、教え子の勤める町役場の隣のホールであって再開することが出来た。そこで「呼ばれた場所で自分らしく」の声掛けが出来た。これも大きな力のご縁です。ボチボチ精一杯流れに身を任せよう。

Dr.1622 活躍の場(5月25日)
全国伝統的建造物群地区協議会の丹波篠山市大会で、全国の伝建地区を持つ市の関係者が丹波篠山市にやって来られているが、現地視察で地元の方が案内をしてくれている。
班のリーダーとして、ルートを案内したり、持ち場で説明をしたり、何日も前から練習を重ね、緊張しながらも一生懸命本番を迎えられた。
緊張感や一生懸命さは案内されている方にも伝わってくるし、皆さんのやりとげた感も伝わってくる。こうした各自の力を発揮する場(活躍の場)ができたことは有意義だと思う。全体の準備は相当大変だが、こうしたまちが一体となっておもてなしの気持ちを発揮できたのはとても良かった。
達成感や生きがい、活躍の場には、緊張感やエネルギーも必要だが、それが充実感に通じる。日々の生活、その積み重ねである人生の充実にも、大変だけれどもエネルギーを使ったり緊張感を伴う体験(活躍の場)が必要ということだろう。
そうだといっても、毎日が緊張の場では身がもたない。普段はぼちぼち、でも流れで緊張の場がやって来た時には流れに任せて全力でことに当たって充実感や達成感を、こんな感じでいけたらいいですね。





