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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.947 折れ合い点(4月21日)

教育委員会の仕事は何をするにあたってもいろんな立場の関係者がからんで、予算を伴う事案も多く、誰もが百パーセント満足する解決策はなかなか難しいことが分かってきた。あちらを立てればこちらが立たずって感じだ。それでも決定を先延ばしにできない案件もあるので、どこかで落としどころというのか折れ合う点を見つけていかなければならない。これを妥協や中途半端というと印象が悪いが、考えて見ると誰の人生においてもあるコトではないだろうか。ドクター流れ人生論では、その流れて行く先を妥協とか折れ合い点とか思わず、天の意思として受け入れて行くということなので、そんなに葛藤はないが、公の行政の仕事となるとそんな風には進められない。そこで深い悩みや葛藤が出てくる。ただ折れ合い点を探る中で工夫や飛躍につながることもあると思うので、消極的な態度ではなく、プラス面も意識して誰もがそこそこ納得できる折れ合い点を探る日々が続く。

 ☆行政折れ合い点の一例、途中で切られた東馬出の松の木。倒壊して民家に被害が及んではいけないと伐採が検討されたが、景観や自然保護の観点(だったと思うが当時の真実は少し不確かです)からは樹木があった方が良いと根元からの完全伐採はせず今の途中での切断となった(らしい)。折れ合い点を探るのはかくも難しい。

Dr.946 素人の発想(4月20日)

市役所の廊下で議員時代に産業建設委員会でよく顔を合わせた市役所職員の方と立ち話をした。彼は「あの委員会では鋭い質問をしていましたね」と言われるので、お世辞とは分かっていても調子に乗ったドクターは「水道とか商工観光とかこれまで経験のない分野が多かったので、素人に近い発想で基本的初歩的な疑問から質問したのが良かったのですかね」と答えると、その方は「そういう素人的な観点からの質問も大事ですが、しっかり勉強してこそ分かる専門的な知見に基づく質問も大事ですね」と返された。やっぱり専門的研究・勉強が大事ということだ。只今教育長という初めての職務に就く中で初めて経験することも多いけれど、初心者ならではの素朴な疑問と教育という専門的な知見を踏まえた専門家ならではの探求心の両方を磨かなければならないと感じている。初心者・素人的な気付きは比較的得意だが、期待されている専門分野の知見をもう一度しっかりと学ばなければならない。

 ☆市内あちこちを訪ねて現場の声を聞き、現実を見ての議論をしたい。ウロウロするので多くの皆様に支えられて本市の教育が成り立っているのは分かるが、自分の専門知識を深める時間も取らなければならない。

Dr.945 バタバタしています(4月18日)

なかなかこのブログが書けていません。教育長という立場上いろんな相談や会合が多く、正直一つのテーマについてゆっくり考える余裕がとれないほどです。現場を見て、子どもたちや現場の方のご意見が聞きたいと動き回るのも却ってバタバタやご迷惑を増やしているようで心苦しく思っています。じっと落ち着いて、ようく考えて最終的な結論を責任を持って出していくのが良いともアドバイスされて、その通りとは思うものの、なかなか落ち着けていません。もう少し慣れたら、この職で働くパターンも見えてくるように思いますが、不安だらけです。でも「不安やリスクがあっても勇気を持って一歩踏み出すことが大切」とこれまで冒険指導で人に言っていたのが自分にも帰って来ています。「流れに従い、出来ることを自分らしく精一杯やって行けばそれでいい。人生なるようになるし、なるようにしかならない」というのも、今の自分にかえって来ています。これはもう言行一致で進むしかない感じ。またどちらかのブログでバタバタの様子を見てやってください。

 ☆県公館での市町教育長会議の後、県庁にある教育委員会へ寄ったら「今日は『教育長 けんちょうへいくじょう』ですか」と本市出身の指導主事の方に言われた。『きょういくじょう』も少しはみてもらっているようだ。 

Dr.944 二つブログは無理か(4月13日)

しばらくやっていた二つブログ書きが難しくなってきた。当然と言えば当然だが、教育長の大役はいろんな課題、難題がやってくる。それぞれの担当が頑張ってくれているが、自分も当然全力でサポートする。ブログで発信も大切と思っているし、ここでのブログで自分の思いを比較的自由に言わせてもらうのも大事にしたい。中には二つのブログを両方読んでくださっている方もあるという嬉しい知らせも聞こえてきた。両方続けたいとは思うが、どちらかと一つとなると、当然市HPの方ということになる。今後の流れで自然な役割の流れが出来てくるとは思うが、当面はバタバタ試行錯誤で行きます。考えて見れば人生いつもバタバタ流れでやる事になった新しいことを試行錯誤でやらせて頂いてます。さて今後の展開はどうなりますことやら。

 ☆バタバタと休みの日には水利組合の会合もやらせて頂いてます。落ち着かない人生です。

Dr.943 今さら(4月10日)

昨年度は冒険教育の依頼があまりなく(1昨年とてたいしたことはないが)、もっと依頼が欲しいと思っていたが、本年度に丹波篠山市の教育長という大役をやらせていただくようになって、冒険教育指導はしばらくできない状況になった途端に、今更のように方々からご依頼の連絡を頂いた。県内の県立学校やら遠くは滋賀県、埼玉県などだ。かつてならば直ぐにでも飛んでいきたいような面白そうなお話しばかりだ。流れ生き方を標榜するドクターとしては、流れやご縁に従って今自分が居る位置を大事にし、自分が行かなかった道を後悔するようなことがあってはならない。それにどの道を選んだとしても、良いこともあれば悪いこともある。後悔してもはじまらない。過去と他人は変えられないのだ。今の自分を大事に行くしかない。それにしても教育長という大役はいろんな重大な案件がどんどんやってくる。こんな軽い自分で大丈夫だろうかと不安になることも多いが、やれるところまで精一杯やるしかない。このことは人生全体にも当てはまり、人生の終わりまで軽くても重くても精一杯自分らしくやるしかないですよね。

 ☆市内中学校の入学式に行った際にお出会いした明るい交通整理員さん。自分のやるようになったことを精一杯明るくなされていた。ドクターも見習いたい。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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